見出し画像

Managing Director 山中健太郎

はじめに

2020年10月にdotDに参画した山中健太郎です。dotDでは自社事業と共創事業の双方に従事しています。

詳細は後段に譲りますが、
「キャリアを通じて『イノベーションの創出』『イノベーションを生み出し続ける組織作り』に直接的に貢献したい」という想い、そして
「それらの仕事を通じて、身近な人たちをもっと幸せにしたい」という想い
を実現するための環境として、dotDを選びました。

今後このnoteでdotDでの新たなチャレンジやそこからの学びについて色々と情報発信していきたいと思っています。
はじめの一歩として、今日は自己紹介とdotDという興味深い組織を私視点での紹介をさせてもらおうと思います。

画像3

dotDに入るまで

2011年に早稲田大学先進理工学研究科の修士課程を修了し、IBMに入社しました。IBMでは縁あって事業戦略コンサルティング部門に配属になり、新規事業戦略・組織改革等の案件を中心に、業界横断で大小様々なお客様の経営課題の解決を支援してきました。社長・役員から中間管理職、現場のみなさんまで、一つの組織の幅広い方々から信頼して頂き、その信頼に応えるためにたくさん学び・考え・提言し、行動してもらう仕事は、時にタフでありながらも、いつも知的好奇心に満ち溢れとてもやりがいのある仕事でした。順調に昇進させてもらい、それに合わせてどんどんものの考え方も変わっていきました。IBMというグローバルで先端的な経営をする会社の仕組みから学ぶことも多かったです。同僚との切磋琢磨も含め、ここでの経験は間違いなくプロフェッショナルとしての私の土台になっています。
結局IBMには丸8年間在籍しましたが、企画構想はすれど中々最後までやり遂げることができない点や、人にアドバイスすることを自分が実際にはやったこともない点に次第にもどかしさを感じるようになり、娘の誕生をきっかけに一念発起して、スタートアップの世界に飛び込んでみようと2019年3月にIBMを退職しました。

2019年4月からは50~60人規模のいわゆるミドルステージのスタートアップに入社しました。その企業の掲げるミッション・ビジョンに心底共感し、担当するプロダクト・技術に世界を変える可能性を感じたこと、キラッキラの経歴を持ちそれに見合う以上に優秀で(そんな人種には珍しく)ナイスガイな同僚たちとなら、どんな困難も乗り越えて、ユニコーンにだってなれちゃうかも!と思ったのが理由です。
自分の入社が、イケイケフェーズがひと段落するタイミングとちょうど重なってしまったこともあって、上手くいかないことの方が多いくらいだったけど、新規事業のリアル・スタートアップ経営のリアルを実地で学ぶ極めて貴重な機会でした。
個人的には入社9ヶ月間くらいは独特の組織文化や新しい業務に馴染むことに苦労し低調なパフォーマンスが続きましたが、2020年に入ってからようやく調子を取り戻し、コロナに邪魔されながらも、ある程度活躍を自負できるような状態にはなりました。
ただ、パフォーマンスが上がるにつれてモノの見え方が変わる中で、自分の信じる方向に・自分が正しいと思う方法でプロダクトを育てられないことにもどかしさを感じるようになり、結局1年半で退職することになりました。
※正確には業務委託を受け今も一部の業務を実施中なのでまだ前職の一員だという気持ちです

dotDに入りたいと思った理由

上記のようなもどかしさを抱える中で、たくさんの方に相談に乗ってもらいました。これまでの経緯に加え教育領域への想い(後述)や組織作りへの想いを伝えたところ、何人かの方からは「もう自分で起業するしかなくない?」と言われました。確かにその通りとも思いましたが、宝くじの購入に躊躇するほどリスク選考度の低い私にとっては当時、起業はあまり良い選択には思えませんでした。
そんな中で縁あってdotD、そして社長の小野田と出会い、『事業創造ファーム』という方向性、これから経営システムや組織文化を作り込まなければならないアーリーステージというタイミング、そして社員を信頼して任せる放牧型のマネジメントスタイルに引かれ、dotDに入社することを決意しました。(ちなみに、以下のリンク先を見てもらえるとdotDのことが少しわかるんじゃないかと思います。)

放牧

教育領域への想いについては、IBM時代から
『誰もが義務感じゃなく、情熱に従って生きられる世の中』
『好きや得意を起点に人生や活動に意味を見出し、自分自身や周囲のチカラをフル活用しながらスマートにやり抜く力を発揮できる人材』
を再現性を持って輩出する教育のあり方に興味を持ち、そのような仕組み作りに自分なりに何かしら貢献したい(でも何をしていいか分からない)と、モヤモヤと思い続けてきました(これを言語化できたのはdotDに入社してからです)。

そんな曖昧な想いを転職活動で企業経営者にぶつけると、ほとんどのケースで尊重を示されながらも「まずは1年間本業に専念して、そこで結果を出してから改めてチャレンジして欲しい」というようなことを言われます。採用も投資なので、確実にリターンを得たいと思うもの。自分で事業を起こした実績もない・具体的なアイデアもない中では、まあ当たり前の反応ですよね。
ところが小野田からは「山中くんがやりたいんならやってみたら?2割でも3割でも、仕事の時間を使ってdotDでやってみたらいいよ」と言ってもらえました。dotDに入社を決めた一番の理由はこれです。私を信頼して、共創事業という大企業と共同での新規事業創出という元々の自分の得意領域(しかもコンサルとはちょっと違って、より面白そう。詳細はまた今度)に軸足を置きながらも、まだ具体的なアイデアさえもない想い先行の新規事業作りにチャレンジさせてもらえると聞き、こんなチャンスは他では巡り合えないだろうと考えました(もちろん様々なルートで裏どりをして甘い誘い文句じゃないことを確認しました)。ちなみにこの時点で、小野田とはまだzoom越しに2度話しただけでした。

dotDで達成したいこと、目指していること

dotDでは教育領域での新規事業と『事業創造ファーム』の実現に向けた経営システム・組織づくりにチャレンジします(もちろん本業となる共創事業もむっちゃ頑張りますが)。

画像3

前者については、『子どもが本当の好きと出会う』ことを実現するための習い事・課外活動マッチングサービス meepa の事業立ち上げに取り組んでいます。Meet your passionを略して"meepa"と名づけました。meepaを正式にローンチし、日本全国さらには海外にまで、そのユニークな価値を届けたいと心から思っています。
meepaへの想いや詳細はまた別で紹介させてもらいますが、紹介サイトのリンクだけ貼っておくので、興味のある方は是非ご覧ください。

入社直後の10月に全く何もない状態から検討をスタートし、3ヶ月間でたくさんの方へのインタビューを経て構想を作り、初期的な仮説検証を済ませ、この春から東京都世田谷区で実証実験を行うための準備に取り掛かるまでになりました。
ほんの数ヶ月前までただモヤモヤとしているだけだったのが、機会と環境を与えてもらうだけであっという間に形になりつつあり、その変貌ぶりに自分自身でも驚いています。
入社前の約束通り小野田からは自由にやらせてもらっていますが、それだけではなく、何となくのイメージをslackで伝えたら数分後に「作ってみました。こんな感じですか?」と素敵なデザイン案を送ってくれる気の利くデザイナーやりたいことをぼやっと伝えるといい感じに実現方法を考えてくれる優秀なエンジニアといった事業創造に欠かせないスペシャリストや、経理や労務などの仕事をやってくれる縁の下の力持ちの方々がdotDにいたからこそのスピードでした。

後者の『事業創造ファーム』の実現に向けた経営システム・組織づくりについても、3ヶ月間かけて十分dotDという組織に馴染むことができたため、その中で見えてきたdotDの理想と現実を踏まえ、2021年からは色々と思索・実装していきます。この観点で、入社直後にミッション・ビジョン・バリュー再考プロジェクトに携われたことは自分にとってとても幸運でした。
ほとんどの組織が「まずは価値を発揮せよ/結果を出せ。そうすれば与えてやる」(そしてその努力が報われることは稀)というスタンスな中、初めっから社員を信頼して「やりたい人がやりたいようにやればいい」を貫く小野田の放牧型マネジメントスタイルの威力をこの3ヶ月間のmeepaへの取り組みを通じて実感しました。
これは一例に過ぎませんが、他にもたくさんあるdotDならではの良さをしっかりと残しながら、再現性を持って連続的に新事業・新価値を創造できる会社にするべく、経営システムや組織文化を仕込んでいきます

名刺の裏

画像1

dotDの名刺の裏には、その人を表す"D"が隠れたイラストが描かれています。
私の名刺の裏は、小2から大学卒業まで続けたサッカーです。背は低いですがキーパーでした。("D"が2つ隠れています。見つけられましたか?)

最後に一言

かなり長い文章になってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

次回以降はmeepa事業や経営システム・組織文化づくりについて、活動内容やそこから得られた学びを言語化・発信して行きます。
教育 / EdTech / 新規事業 / 組織開発 / 組織文化 etcのキーワードに興味をお持ちの方は、次回以降もお楽しみに。

この文章を読んでdotDのことが気になったという方、詳しくはこちらをどうぞ。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?