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FOLIOで私が始めた0円YouTubeについて

どうもこんにちは。FOLIOアドベントカレンダー2021 13日目です。
PdMの私はアドベントカレンダー初投稿となります。宜しくおねがいします。

私がYouTube動画を撮影し編集するようになるまで


FOLIOでは2020年1月から FOLIO ROBO PRO というAIを活用して長期資産運用を行うサービスを提供しています。
ランディングページを見ていただくと分かる通り、サービス開始から約1年半、2021年7月までの実績は約+27.1%(※1)と、なかなか順調なパフォーマンスを見せています。

(※1)過去の運用実績は、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。運用実績の算出根拠等はnote最下部をご確認ください。

日本では2019年頃から「老後は2000万円必要だ!」と言われ、それに伴って計画的に資産運用を行う人が増えてきた印象です。当然のことだと思います。
私も利用者の1人ですが、日々上がり下がりの値動きを繰り返しながらも気づいたら一定のリターンが出ていたときの感覚は、山登りで気づいたらものすごい眺望に出会ってしまうのにも似た、発見と悦びに満ちています。

しかしながら、自分の大切な大切な人生を裏付ける「私の資産」、こんなに簡単に運用を任せちゃっていいの?と思う人も多いはず。
そこで私たちプロダクトチームは、ファンドマネージャーやマーケティングのバックグラウンドを持つメンバーと、もちろん開発メンバーも含め、どうやったらこのプロダクトの良さを分かってもらえるだろうか?と考えました。

そんなとき、YouTubeはだいたいアイディエーションの中で出てくる頻出アイディアだと思います。ただ、事業会社で動画を使ったマーケティングを行うことは、大体の場合制作費用がかかり、時間もかかり、成果が分かりにくいだとか、動画施策は容易に否定されやすいものなのです。私たちも同じで、この段階ではまだそんなに予算をかけるつもりでもなかったので、なかなか厳しいんじゃないの?とは思っていました。

ただ、2019年以降のリモートワークの流れで、今まで以上にYouTubeでエンタメを見たり、YouTubeで料理を学んだり、エクササイズをするようになって、どんどん身の回りの動画コンテンツが、「プロがつくるCMクオリティのもの」から、「誰でもすぐに作れるVログ」へと変わっているのを(もっと前からそうでしたが、ますます)感じていて、この流れは、むしろ予算をかけて外注したりするものではなく、自分でつくっちゃう流れなんだなと理解しました。

そこで私は、アイディエーションのなかで、自分が動画を撮影して編集します、と宣言してしまったわけなのでした。

動画編集ってこんなに簡単なの?

そこから私は、まずPremiere Proをインストール。Premiere Pro 動画編集の教科書 を購入して、1時間くらいでざっくり読みました。
読んだときは、イメージしている動画をつくるために必要そうなポイントだけ。アプリの紹介をしたり、マーケットについての解説をしたりするYouTubeを想定していたので、使う機能もそんなに多くはないことも良かったのかもです。
最初はテストとして自分が登山にいったときの動画をつなげてみました。
大したことはしていません。
なんとなくできそうだな、とすぐに理解したので、私はチームに言いました。撮影をするので手伝ってください〜!と。

スタジオ・フォリオ発足

プロダクトチームには、大手アセットマネジメント会社でファンドマネージャーを20年以上やっていた椋田さんという方がいて、投資のことを聞いたらなんでも即答してくれるすごい人なので、動画はこの人に出てもらえば間違いないんですよ。
もうひと方、櫻田さんというマーケティングの方にガイドをしてもらうような動画にしようと考えました。椋田さんだけだと、投資家レベル99向けの動画になってしまいかねないので、あくまでもこれから長期的に資産形成を始めようとしている20代、30代、40代の方がガッツリ見られるような動画にしたかったので。

撮影場所も、椋田さんの自宅を使わせてとお願いしまくって0円に!笑


撮影機材は、趣味の登山のために買ったGoPro9です。GoProで全然4Kとれますし、スペック高めのスマートフォンでも全然問題ありません。
最初撮影してみて音がイマイチだったので、外付けマイクだけ別途購入しました。照明も検討しましたが、自然光がある程度入る場所であればほとんど必要ありません。あとはカラコレでなんとでもなりますし、結局カラコレはしたほうがいいので。ですが予算があれば照明もぜひ!(私も欲しい)

何よりGoProと関連のミニ三脚、モジュール、マイクくらいの設備だと、リュック1つに入れて撮影にいけるのでものすごく楽です。


劇団四季に学ぶ? 撮影のコツ

それで撮影ですが、出演者は会社の同僚なわけなので、プロのアナウンサーとかYouTuberではありません。そこからクオリティの高い動画にもっていくために私が気をつけたことを7つにまとめます。

  1. 構図と姿勢は本人に見せて直す
    これはシンプルに、どういう構図で動画にうつるとカッコよいかということなのですが、集合写真のときみたいに「もう少し左!」とか「背筋伸ばして顎引いてー」といちいち指示するだけだとなかなか直らない&すぐに戻ってしまったりするので、一度写真をとって見せてあげることで、いかに自分の見栄えが良くなかったか、どうすれば良くなりそうかを意識してくれるので、カットの度に指示することが減っていい感じに撮影できたというtipsです。

  2. 噛んでも大丈夫!落ち着いて言い直せる雰囲気に
    普段からYouTubeに勤しんでいる皆様おわかりかと思いますが、動画はワンカットである必要は全く無くて、そのあたりがアナウンサーでなくても全く問題ないYouTubeの長所だと思います。噛んでも、言い直してくれたらその部分をカットして簡単に編集できるのですから、噛むことを恐れないで!と言ってリラックスさせます(もちろん緊張感も大事ですが、それより内容に没頭してほしい)

  3. スクリプトは読みやすく!その場で直す。
    FOLIOは証券会社なので、動画で話すことば全て、テロップすべてにコンプライアンスによる広告審査が必要です。最終的に動画編集完了後にも広告審査を行いますが、撮影時点で使用するスクリプトも予めコンプライアンスに確認してもらいます。その際に動画編集者や監督をあなたがやるのであれば、一度テロップはすべて自分で読んでみて、読みやすく聞きやすい文章になっているかを確認すべきです。実際に撮影してみると、テロップと話す人の相性もあり、なんだかしっくりこないということはよくあります。そのときは自分たちの考える広告審査基準に照らして、その場で修正することもあります。

  4. Take1は本番といいつつこっそり捨てる
    どうしても最初のTake1は堅いので、本番ですよ!!と煽りつつも実際はTake2から使いましょう。

  5. 噛みやすいポイントは劇団四季の母音法で
    これは私が大学生のときにミュージカルサークルの練習で学んだことなのですが、どうしても流暢に話しにくい、苦手な文章があるときは、まず対象となる言葉の「母音だけを読み上げる」母音法という練習が効果抜群です。例えば「契約締結前交付書面」は「えいあうえいえうあえおううおえん」となります。これをやってみてから「契約締結前交付書面」を読んで見ると、どうでしょう。AIみたいな話し方がすぐに出来てしまいます笑

  6. 撮影でおなじみのカチンコはスマホのメモでも絶対やる
    映画やドラマの撮影でおなじみの「カチンコ」という小道具ですが、撮影を開始するときにカメラの前でメモ帳に「Take21」などと書いてそこからスタートすると、後で編集するときに「どれがどのカットで、どれを採用しどれを捨てるか」選別するときに動画のサムネイルで一瞬で分かるので、不要な動画をいちいち再生する手間が省けます。これは素人でも絶対やるべきですね。

  7. 撮影は素人のリラックス感、編集でパキッと決める
    全体として、動画づくりは事前準備と撮影と編集で決まるので、撮影では撮影でしかどうしようもないことをなんとかすればあとは編集でなんとかします、という心づもりでリラックスしてやるのが良いと思います。撮影の合間にシーンとしてしまう現場はキツイですね。噛んだらその度に爆笑するような感じで丁度良いかもしれません。撮影が終わったら飲みに行こう!とコミットしておくと、「飲みに行きたいのになかなか決まらない!」と勝手に盛り上がってくれます笑


編集について

私はPremiere Proしか使っていないのでそれしか分かりませんが、前述の教科書でだいたいのイメージをつかんで、あとはそれぞれの作業に応じて、ショートカットや一括処理などをググって出てきた動画などで解消していきます。数年前に動画編集にチャレンジして挫折した方も多いのではないかと思うのですが、今の時代はどんな疑問にも答えてくれるページが多数存在していて、いい時代だなと思います。
私の場合は、投資やマーケットについての情報を多く含んだ動画なので、なるべくテロップはしっかりつけるようにしていて、それがやや時間がかかるくらいの内容です。



動画施策を始めてからの反応

具体的なデータを出すことは控えますが、YouTubeに掲載して、サービスを利用いただいている方には案内をお送りしている中では、非常によく見られていて、それに伴ってサービスの各機能の利用率やリテンション、預かり資産の増加も確認でき、広告予算0円で行っている取り組みとしては嬉しい成果が続々と発見できています。(ざっくりですみません)


最後に

このnoteは、既に動画を編集できる方にとっては役に立たないものでしたが、動画を編集できると何かとコンテンツ制作の幅が広がりますし、ぜひこれからやりたいと考えている方に届き、これからの制作活動に役立てていただければ幸いです!
会社で YouTubeをやろうと提案したいけれど、費用対効果が分からないと一歩踏み出せない方は、まずは0円で自分がやってみて、成果が出たら量産できるように仕組み化していく、という動き方もありなのかなと思っています。
読んで頂きありがとうございました!
エンジニアの方はぜひFOLIOのアドベントカレンダーもご覧になってみてください!


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ROBOPRO運用実績について

過去の運用実績であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
サービス開始当初(2020年1月15日)から2021年7月31日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。少数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。

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