【3000文字チャレンジ】一夜漬けの美(微)学
3000文字チャレンジ 第114弾【テスト】
私、今年50歳になるのですが、未だに「今日が定期テスト」という夢を見るんですよね。
「ヤバい‼️((((；゜Д゜)))全然勉強していない」と焦り、せめて何か一つでも頭に入れようと教科書を開きますが、ページをめくってもめくっても何が書いてあるのか意味不明。
毎回こんな感じです。
それにしても 何故気がつかないのでしょうね？ 「自分はとっくに学校を卒業しているアラフィフで、結婚して子供を産んでおり、今現在、定期テストを受けなければならないのは子供たちの方であること。そして私の職業はマッ○クルーであり、あと数時間で出勤だよ‼️」ってことを…。
夢って不思議ですよね（￣～￣；）
ちなみに学生時代の定期テスト、スケジュール「だけ」に関して言えば、中学よりも高校時代の方が私には合っていました。
中学校では中間テスト(５教科)を１日、期末テスト(９教科)が２日。それに対し高校は１日２～３教科を５日かけて行い、終了後は即下校。さっさと家に帰れるのが嬉しかったですね(笑)
帰宅後、ほとんどの生徒は次の日のテストに向けて家で勉強を始めることでしょう。
しかし、私は昼御飯を食べたら、教科書を開くことなく布団に直行し、のび太のごとく眠りについていました。
まだ「時は満ちていない」からです(笑)
私の「覚醒時間」はもう少し後…。テスト勉強とテスト本番の間に睡眠時間を挟まず、そのままテスト用紙にありったけの知識をぶちこむスタイルが「私流」でした。
な～んてカッコよく言っていますが、これってただの「完徹、そして一夜漬け」ですよね(￣▽￣;)
そんな私の高校時代の悪あがき…じゃない、テスト勉強エピソードをよかったら聞いて下さい(о´∀`о)
少し前にめまいを起こしてしまい、現在は夜活を控え気味ですが、私の夜型体質は高校時代から出来上がっていたようです。
私、深夜独特の「研ぎ澄まされたような空間」が大好きなんですよ。
深夜って実際の距離は変わっていないのに、「『感覚的な距離』が縮まるのが面白い」と個人的に思うのです。
昼間ならば様々な生活音に消されているハズの音が自分の耳に届いた瞬間(例えば遠くの方から一台の車の音が聞こえた時)にそれを強く感じていました。
…って、おいっ‼️テスト勉強は⁉️Σヽ(ﾟ∀ﾟ；)
おっと、失礼(^_^ゞ
では、勉強を始めるにあたって、欠かせなかったものを紹介します。
まずは「コーヒーとお菓子」‼️
眠気覚まし目的としては、緑茶や紅茶もそこまで変わらないと思いますが、完徹時はコーヒー一択でした。ブラック党になったのもこの頃。
ところで昭和の高校生のみなさま、当時「眠くならない珈琲」という缶飲料があったのをご存知でしょうか？ 私、テスト期間はこのコーヒーのヘビーユーザーでした。
しかしながらこの商品、何を根拠に「眠くならない」と強気で言えたのかは全く覚えていません。まあ、「カフェインの成分が多い」とか、その辺りだとは思いますが…。
あー‼️ こんな風に書く機会があるのだと分かっていれば、ちゃんとチェックしておけば良かった(;＞_＜;)
覚えているのはただ一つ。缶の後ろ側には「飲んでも眠いならばすみやかに眠りましょう」の文言だけです。
お菓子は無難(？)にポテトチップスやカール、チョコ系ならばポッキーが多かったです。
またまた横道に逸れますが、昔のマンガで「勉強お疲れ様。お夜食よ」って母親が鍋焼きうどん(またはラーメン)を持ってくるシーンがありましたよね？ 「深夜にあれは食べ過ぎじゃ？」と思ったのは私だけでしょうか？
そしてテスト勉強に欠かせなかったもの、２つ目は「音」‼️
夜のシーンとした空間(私にとっては「無音」という名の音です)も好きですが、完徹時はテレビやラジオの深夜放送をリアルタイムで聴くことが出来るいい機会。
当時は日本のロックバンドにハマっていたので「MUSIC TOMATO JAPAN 」(略してミュートマ)や「ビデオジャム」という音楽番組はチェックしていました。
そのミュートマで初めて『デットエンド』というバンドを観て「な、なんだこのバンドは‼️ カッコいい」と勉強どころでなくなったのはいい思い出です(笑)
そして、もう一つ深夜のテレビで大好きだったのが「各テレビ局のエンディング」です。
「は⁉️ なにそれ？」って思いました？
ほら、あれですよ。その日の放送が終了する直前に不思議な映像が流れて、周波数がどーたらこーたらとアナウンスされてましたよね？
各局それぞれに特徴があって、それがなかなか面白い。個人的に一番好きなのは、断面「６」のガラス棒が意味もなく動いているTBSでした。
あ、これを言って解ってくれたのは、私の兄一人だけです(／。＼)
そしてラジオ‼️ あの頃はF.M.ふくしまは開局しておらず、「ジェットストリーム」は存在すら分からなかったんですよ。残念(>_<)
城達也機長のフライトにリアルタイムで搭乗したかったなー。
当時、テスト期間に聴いていたのは、「オールナイトニッポン」でした。月曜日の第１部がデーモン閣下、第２部はECHOES(当時)の辻仁成氏‼️
第１部はラジオ福島で聴くことができたので問題ありませんでした。デーモン閣下のトーク、面白かったです。
しかし２部はニッポン放送オンリー。そして当時はradikoなどありません(;＞_＜;)
ニッポン放送自体聴きづらいのに、頻繁に乱入する外国語にイライラ…。辻さんの言葉選びは当時の私にドンピシャだったのに、雑音が邪魔で聞き取れんι(｀ロ´)ノ
いやぁ、先ほど「深夜の研ぎ澄まされた空間が好き」とは言いましたが、外国からの電波だけはノーサンキューでしたね。
※後に無線オタクの夫から「あれはモスクワからの放送だ」と教えてもらいました。
で、肝心のテスト勉強は⁉️Σヽ(ﾟ∀ﾟ；)
えっと、断っておきますが、お菓子食べていても、テレビ観ていてもちゃんと勉強はしていましたよ。
だって普段勉強していない私にとって、これは背水の陣‼️
ただし時間は限られているので、自分なりに選別はしていました。時間をかける教科とそうでない教科。場合によっては「ぶっつけ本番」の教科も…。(文字にすると不真面目すぎて、親に申し訳ないな～)
そ、それでも自分は不真面目な中で真面目に頑張っていたつもりです(ゾ○リかよ)
そして朝…。
空が白み始めた頃にベランダに出るのが好きでした。完徹に成功するといつも思っていましたね「勝った」って…。
勝負はこれからだというのは重々承知ですが、まずは「己の睡眠欲に『勝った』」ということで…。
この後、朝ごはんを食べて登校です。
この生活を5日ほど続けると、最終日はもうヘロヘロ…。説得力ゼロですが、やはり夜に寝ることは大事ですね。
読んだ方々から「普段からちゃんと勉強しておけ‼️」というツッコミの言葉が聞こえてきそうです(´▽｀；)ゞ
さてさてそんな私のテストの結果ですが、奇跡的にクラス上位になったこともあります。勿論、ヤマが当たればですけどね。(ことごとく外れてしまった時のことはお察し下さい)
ただし奇跡を起こせたのは定期テストだけでした。範囲が広い全国模試の結果は、ひどすぎて笑うしかありません。そりゃそうですよね。一夜漬けで得たものなど、寝たら忘れるに決まっていますから(開き直り)
結論‼️ 何事も日々の積み重ねが大事‼️
…と、いうワケで「こんなテスト勉強はダメだ‼️」の時間を終わらせて頂きます(〃∇〃)