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Sunday recap #63: 下関 (2022/4/24)

何年振りだろうか.風邪気味状態が続いている.そして早くも4月が終わろうとしている.

今週の雑感

子どもの慣らし保育が無事終了したのだけど,もらってきた風邪のせいで家族全員不調が続いている.これを想定して運動を続けて免疫力を高めてきたはずなのだけど,まだまだ甘かったか.明日の通常保育1日目は登園を控えることにした.

しかし,子どもの成長はめざましい.送り迎えで泣くことはなくなったし,連絡帳を通じて窺う日中も,ちゃんと食事や昼寝をしたりと,ものすごいスピードで社会に順応していることがわかる.寂しい気持ちもなくはないけれど,それは子離れできない親のエゴ.「何が起きても親がいてくれる」「これくらいのことならこの子だったら大丈夫」というように,親子は信頼関係を築いていくのだろう.

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2年前のコペンハーゲン以来の出張は,下関.井本商運の新造船「のがみ」の命名引渡式にお招きいただいた.船会社に10年近く勤めながら初めて参加する行事で,それも思い入れの強い井本商運の船とあって,船内見学をする際の感動もひとしおだった.

マースクに新卒で入社後初めての仕事のひとつは,内航フィーダーにかかわる調整業務全般だった.担当の船に積載する貨物量をモニタリングし,供給レベルに満たなければ集貨するように営業部を突っつき,超過する場合はオペレーション部を通じて井本商運に無理をお願いしたりした.

入社後半年くらい経ち,担当の200TEU型「いくた」を目の前にしたときは,まばたきを忘れた.(新入社員研修で乗船した8000TEU型の「Skagen Maersk」には有難みが分からず感動できなかった)

船内見学はただただ感慨深さを噛み締めながら歩いたが,命名・引渡式は身が引き締まる思いだった.マースクは700隻以上を運航するが,それぞれに船を造りエンジンを載せた人たちの想いが込められている.形は違えど,こうして命名や引き渡しも行われてきたはずだ.

それらを顧みずに,「運航している」と言えたものではない.そんな当たり前のことを思いながら,煙突前に上る日の丸を眺めていた.またお招きいただけるように,精進しなければ.

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出張するときには,ランニングシューズをスーツケースに忍ばせることにしている.観光の余裕はいつもないけれど,朝食前にホテルの周りを走ったり歩いたりすることで,少しはその町のことを知ることができる.前職で忙しく世界中を飛び回っていた同僚に教えてもらった素晴らしいtips.

下関はおろか山口県にすら足を踏み入れたことがなかった.関門橋をくぐって,壇ノ浦古戦場まで足を伸ばした.遠くに門司港も見た.

帰りに立ち寄ったコンビニの窓から,巌流島との連絡船が到着し,制服を着た中高生がちらほら降りてくるのが見えた.

「朝早いですね,ランニングですか?」と元気良く話し掛けてくれたコンビニの店長.下関にまた戻ってきたい.

読んだ本・観たもの

読み終わったものは無し

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