見出し画像

ブラック企業から逃げる方法

こんにちは KYです。

前回学校や部活が辛いのであれば、無理に通わなくていい&辛い環境から戦略的に逃げる方法についてまとめました。


今回は、その大人版。
ブラック企業や辛い職場環境にいる人が、戦略的に辞める・逃げる方法をまとめました。


実はかくいう僕も、数年前までまさしくブラック企業にいました。残業時間は月80〜100時間。休日出勤も多々あり、ハラスメントが横行し(全社員の前で上司に見せしめのように怒られるなど)、僕だけでなく退職者がバンバンいるような職場に勤めました。結局心身を病んで休職の後に退職したのですが、現在は色んな人の助けを借りて、大手メーカーに転職することができました。


なので、ブラック企業の逃げ方には熟知している方だとは思います。笑


前回記事と同様”戦略的になる”という点では変わりませんが、学校や部活とは違う戦い方、支援の受け方などもありますので、参考ください。前回記事と合わせて読むと理解が深まるかもしれません。


注意!:こちらは専門家ではない素人が書いた素人記事になりますので、調べてはいますが情報が古い、あるいは細かい部分が違う場合などがあります。特に休職や傷病手当、雇用保険などに関する情報については記事を鵜呑みにせず自分でも各自治体や関連機関の情報をしっかり確認してください。




・労働基準法を守らない会社は、犯罪組織だと認識する。


まず、基本的な考え方ですが、ブラック企業はもはや詐欺、労働基準法を無視して営利を追求している(いわば、ズルをしてお金を稼いでいる)犯罪組織、という認識を持った方がいいです。

なぜなら、そういった思考を持たないと、ブラック企業を崇拝してしまうから、ですね。人間良くも悪くも環境の影響をモロに受ける生き物です。周りにヤンキーばかりがいるような学校で学生時代を過ごしたら、自分もヤンキーあるいはパシリにされて辛い目にあったりしますし、反対に進学校にいれば周りに影響されて勉強するものです。


これはブラック企業も同じで、長時間労働などで周りの社会から隔絶されて、さらにはパワハラなどの精神的な攻撃を受けつづけると、あたかも「仕事ができない自分が悪い」「会社は自分を助けてくれる」という自責思考や洗脳状態に陥るんです(これは僕もそうだったので、本当によくわかります。)。中にはハラスメントやわざと終わらない業務量を任せて失敗させ、叱責して洗脳するなどといったことを”わざと”やっている企業もあります。そういった場合もあります。

そもそも労働基準法を守っていては仕事が回らない、社会が回らないというのが実情だとは思いますが、それは政治家や経営者たちが改善・考えることであって、我々みたいに何の権限も力もない普通の会社員が考えることではないと思うんです。会社と従業員の関係はしょせん、契約書で契約を交わしただけの雇用関係以外の何者でもありません。労働基準法なんて守るよりも顧客のために頑張るんだ!だから耐えろよ!なんて言われても、たまったもんじゃないです。我々も自分の生活のために働いているのですから。(というか、法律を守れないのであれば従業員なんて雇わず一人で仕事できる分だけ仕事を受注するとか、いっそのこと経営者なんてやめた方がいいと思うのが個人的な感想です。)


だからこそ、会社と従業員は対等だと思っています。だからこそ弱い立場の従業員を守るために労働基準法などがありますよね?だから、あなたがその仕事を真剣にやりたい、過酷でもやりがいを感じていて続けたい、とかでなければドライになりましょう。



・一人で悩まない。行政、サポステなどを使う


そして、自分ではもう、にっちもさっちも行かない。辞める辞めないの判断すらできない。辞めたいけど怖い。どうすればいいかわからない・・・という場合は一人で悩まず、行政や地域サポートステーションなどに相談してみましょう。

こういったNPO法人や行政の就労支援の窓口ですね。こういったところは働きたいけど働けない方や、まさにブラック企業で辞めたいけれどどうしたらいいかわからない人などに向けて個別で相談に乗ってくれたり、具体的にアドバイス、支援をしてくれる窓口などがあります。名前は聞かれますが、プライバシーも徹底して守られるため、もちろん在職している会社に知られることは絶対ありません。


実を言うと、僕もサポステとしごとセンターはフルで利用させてもらいました。どちらも一人につき一人のカウンセラー(メンター)が付きますので、親身に話を聞いてくれます。個人的にはハローワークの相談員みたいに投げやりな対応はされず、親身に話を聞いて具体的なアドバイスをもらえますので、安心してください。もしも担当がどうしても合わない、ということであれば受付の人に言えば替えてくれます。


また、この際に「今の会社を辞めたい」という意思がそこそこあるのであれば、”具体的にどうすればいいか”という風に聞いてみてください。雇用保険や休職時にもらえる傷病手当金などについても知見が深いので、お金の面から社会復帰に向けての活動の仕方などについても具体的な方法を提示してくれます。辞めるかどうか迷っている、という漠然とした悩みよりも、いっそ辞めたいけれどどうすればいいかわからない、と言う風に相談したほうがアドバイザーも具体的なアドバイスができるので、具体的な助言をもらえるはずです。


・徹底的に戦略的になる。

基本的な考え方としては、ブラック企業はまず法律違反をしているまともな会社ではないと認識すること。それと、一人で悩まないことが大事です。


それに付け加えて、ブラック企業から逃げる(逃げるために戦う)ために、こちらも徹底して戦略的になりましょう


こちらはブラック企業の実情をまとめたルポとして有名ですが、この本にある通り、ブラック企業は意図して恫喝などのハラスメント、終わらない業務を課す、あるいは精神的に追い詰める手法などを用いて、従業員から徹底機に搾取し、飼い殺しにしたり、あるいは追い出す(自主的に辞めさせる)こともあります。


そういった巧妙な手口を使ってくるのですから、我々も戦略的になるべきです。
以下、具体的な手法をまとめます。


・まずは証拠を集める。


戦略的になるための一歩として、証拠を集めましょう。具体的には


・手記をつける(怒られたり、受けた言動の内容、その時の感情を客観的に記した日記)

・録音、録画する

・タイムカードの記録を取る(なければ、勤務時間を手書きで残していく)

・給与明細の保管


です。

手書きの記録というのは裁判でも証拠として扱われるくらい、強力な証拠となります。ブラック企業によっては強制的にタイムカードを切らされたりすることもありますので、法外な長時間労働などを主張するためにも実際の出勤〜退勤時間を記録するようにしましょう。また、未払いの残業代などを主張できる場合がありますので、給与明細(考えにくいですがそれすらなければ、実際にもらった給料の額がわかるように通帳などを保管しておく)ことを勧めます。

この際、少し面倒ですが手書きにしましょう。
電子記録(スマホのメモやPCのワード)などは後から加筆修正できるとみなされ、証拠としては弱くみられることがあります。面倒な場合は簡易的にスマホのメモなどで箇条書きし、まとまったらノートに書き写す、などでも大丈夫ですので基本的に手書きにしましょう。


また、これに付け加えて音声や映像があるとより強力です。録画についてはさすがにハードルが高いですが、(カメラを仕込むとか、なかなかできないですよね。)録音については、今はamazonなどで3000円くらいでもレコーダーが売っています。中には一見するとボールペンにしか見えないものもありますので、いざという時のために持っておくことをオススメします。



また、これらの証拠集めは、実際に使う・使わないに限らずやる意義があります。それは”自分の正気を保つため”です。先述したようにブラック企業にいるとハラスメントや長時間の拘束により脳がバグります。洗脳状態になります。なので、自分がされている仕打ちを客観的にみて「これは犯罪だよな」と認識するためにもこれらの記録を取ることをオススメします。

(名著:アンネの日記もナチスドイツのホロコースト下で正気を保つためにアンネが書いたことで有名ですからね。自分の正気を保つためには日記などを書くというのは有効です。)



・本当につらい場合はまず休む。辞める辞めないは後から考える


上に書いたように、手書きの手記、録音などの記録はいざという時争うためのカード、あるいは自分を守るための心理的・実用的な切り札として有効です。ただ、もうそういう意欲もわかない、辛い、何もできない、先ほど紹介した支援機関などにも行けない・・・という場合は、勇気が要りますがまず”休みましょう”。


休むと怒られるんじゃないか、酷い目に遭うのでは、という気持ちは十分わかります。僕もそうだったので。ただ、怖いのが鬱病などのメンタル疾患です。


僕も適応障害を罹患しましたが、メンタルの疾患は早期治療が肝です。治療が遅れるほど寛解(治る)リスクが減り、長い場合は5年〜10年、もしくは一生付き合い続けなきゃ行けなくなる場合もあります。中にはブラック企業によって精神疾患を罹患し、ずっと社会復帰できないという人もいます。


だからこそ、もう「休みます!ごめんなさい!」という一言を電話やLINEで言って携帯の電源を切って半ばバックれる、とかでもいいんです。とにかく勇気を出して休んでください。


そして大事なのは、まず心療内科・精神科に行くこと。自分では気づかないうちに、すでに適応障害やうつの初期症状に罹患している可能性があります。それは、親や友人などの一般人には判断ができません。ましてや当事者である自分自身ではわかるはずがありません。だからこそ、その手の専門家にかかりましょう。場合によってはその場で適応障害だから休職した方がいいですよorしてください。という風にドクターストップがかかるかもしれません。こうなれば、後は手渡しか、郵送で送ることもできます。(そちらについては素人記事では無責任な案内ができませんので、重々調べてください。)


会社の就業規則に休職制度が明記されている場合は、正当な理由であれば会社は従業員の休職届を拒否することはできません。もし拒否された場合は、労働基準監督署などに相談することも検討しましょう。


(休職制度については、あくまで会社に一任されているため法律上の縛りがありません。あまりないとは思いますが、就業規則に休職制度についての明記がない場合は休職制度は必ずしも使えるものではないので注意しましょう)


・休職中は傷病手当金がもらえる

また、休職中は在職時にもらっていた月収の3分の2を全国健康保険協会(協会けんぽ)が支給してくれる傷病手当金の制度もあります。僕ももらいましたが、休職中に限らず、休職から退職になった際も、合計最長で1年6ヶ月もらえます。(僕も退職後にも受給を続けて居ました。)

ただし、傷病手当金受給中はあくまで、病気やケガで働けない上でもらうお金であるため、仕事や転職活動などはできません。受給要件やルールを守らないと最悪の場合、不正受給とみなされる場合がありますので、ルールについてはしっかり把握するようにしましょう。



・おすすめの本


・ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

もはや社会問題となったブラック企業問題をまとめたルポの金字塔。(個人的に)ブラック企業の手口やここでも書いた戦略的な戦い方(逃げ方)などを記した名著です。ブラック企業でまさに悩んでいる&ブラック企業に入りたくない、対策をしたい、という方はぜひ。



・ブラック企業経営者の本音

こちらもルポ本。ブラック企業の”経営者”の思考をまとめた一冊。匿名ですがあらゆるブラック企業経営者の思考回路や手口を、直接のインタビューを交えつつ紹介しています。これを読むとあなたがいるブラック企業について相当ドライな目で見れるようになります。



・諦める力

元陸上選手の為末大さんが書かれた本です。辞めること、諦めることは悪いことじゃない。そういったメッセージを優しく、かつ論理的に書かれてある名著。最初は意気込んで志した道でも、やっぱり違うことはあります。そんな時に辞める勇気を推してくれるような優しい本です。


・ちょっと今から仕事やめてくる

こちらは漫画版です。元は小説で、映画化・舞台化もされましたね。ブラック企業の営業職として働く限界ギリギリの主人公が、旧友を名乗るヤマモトという男と出会い、そしてブラック企業を辞めるまでの物語。僕らが働く意味や意義を考えさせてくれる、泣ける一冊です。ちなみに僕が前職を辞めるきっかけになった本です。ガチでオススメ。



・お金がなくても会社は辞められる。仕事を辞めたくらいじゃ死なない。


ブラック企業だけども辞められない。その理由の一つに「収入がなくなるから」という不安があるのではないでしょうか。ただ、これについては大丈夫です。世の中にはやむを得ず会社を辞めた人のための制度や助成金などがあります。それについても知っておくことで、いざという時やめれるんだ、と思えてハードルが下がりますので、知識として知っておくことは重要です。以下列挙します。


傷病手当、雇用保険(失業保険)などの受給

先ほども書いたように、休職中は傷病手当がもらえます。ただ、休職ができなかったとしても、退職後に雇用保険(旧失業保険)をもらうことも可能です。

受給要件を満たせれば、受給できますが、自己都合退職(自分で退職届を出した、など)と会社都合退職(解雇・倒産)によって給付までの期間(給付制限)があります。会社都合であれば待機期間である7日を過ぎれば支給されますが、自己都合ですと現在は2ヶ月の給付制限があります。

正直、辞めるほとんどが自己都合による(自己都合にされる)のでこの給付制限はめちゃくちゃネックなのですが、辞める際は申請するようにしましょう。また、心療内科・精神科の診断によっては給付制限なしですぐに貰えたり、あるいは給付期間が3ヶ月から300日ほど延長される場合もあります。実は僕も精神障害者手帳をもらっていたため、この給付延長が適用されました。


給付期間中に職業訓練校などに通うことで給付期間を延ばせたり、給付の途中で就職しても、残りのお金を再就職手当(いわゆる祝い金)として受け取れることもできます。詳しくは各自治体、国のHPにて詳しい情報を参照してから運用してください。


・そもそも、薄給な仕事であれば辞めるリスクは少ない。バイトでもなんでもすれば生活できる

ただ、雇用保険などは上に書いたように2ヶ月の給付制限などがありますから、本当に手元にお金がない場合などは辞めるハードルが高くなるのは事実。ブラック企業であれば貯金もできませんし、家賃支払いなどは待ってくれませんから、大変ですよね。でも、ちょっと冷静に考えてみてほしいのです。


生活費いくらかかってますか?


ちなみにですが、僕は前職にいた当時
・家賃53,000円
・水道光熱費10,000円
・奨学金9,000円
・Wi-Fiルーター代4,000円
・携帯代8,000円
合計84,000円

でした。

これに食費(仮に自炊or健康的にアレですが毎日袋麺)を入れたとしても10,000円いくかいかないかくらい。それに+交通費や多少の金銭的な余裕を足しても10万〜12万ほど。仕事を辞めれば自炊する時間も増えますし、節約だってできます。

当時の給料は額面18万。当時はサービス残業が月80〜100時間ほどありましたので、時給換算すると手取り692円。東京の最低賃金は現在1,192円です。

ぶっちゃけ、さっさとやめてコンビニのバイトでも何でもすれば、心理的にずっと楽ですし、1日4時間もしくはシフトの工夫次第では平日フルタイムで働かなくても、全然生きていけるんですよ。(贅沢はできませんが・・・)


経験談ですが、ブラック企業を辞めた後大手メーカーに勤務し、残業が100時間ほど減ったわけですが、ぶっちゃけめちゃくちゃ楽に感じますよ笑。ましてや、バイトなどであれば時間やシフトの融通だって効きますし、世の中には週2だけ働いて年収90万で生きている人もいます。


だから、低賃金なブラック企業を辞めても、ぶっちゃけリスクってあまりないんですよ。メンタルを病んでいるなどであれば話は別ですが、お金がなくても生活をミニマム(例えば、20万くらい貯金したら辞めるとか、格安SIMにしておくとか)にする工夫さえすれば、辞めるハードルはグッと減りますし、メンタルを病むリスクも回避できて、余裕を持って社会復帰できます。



・間違ったアドバイス:次の職場見つけてから辞めた方がいいよ



よくあるアドバイス(お説教)ですが、辞める前にやりたいことを見つけてから辞めた方がいいよ、というアドバイス。

これ、教職をしている親戚に言われたのですが、まずメンタル病んでるぐらい辛いのに、やりたいことなんて見つかるわけないじゃんw


と思うんです。


辞める前に次を探す。それができるのが一番良いのは言うまでもありません。でも問題は、それができないくらい時間がない、辛い。ということ。そう言う場合は何度も言いますが辞める→回復する→次を探す。しかないんです。

事実僕も、転職先を決めてない段階で辞めましたが、全然問題なく社会復帰できましたし、何より今やりたいことをやれてますよ。よく勘違いされやすいのですが、やりがいとかやりたいことなんて、ぶっちゃけやってみなきゃわかんないんですよ。本当のことを言えば前職の医療職も、やりたいことだと思ってなりましたが、結局リアルはブラックな労働環境で、心身を病んで辞めました。そんなこと、専門学校へ入学する前はわからなかったんです。いくらやりたい仕事でもやってみたら違うことなんてあります。

ゲームやアニメ、漫画だって、実際やったり見たりしてつまらないか意外と面白いと思うかなんてわからないのに、仕事で予めやりたいことなんて100%わかるわけないじゃないですか笑。


持論ですが、やりがいや達成感は後からついてきます。それらの大前提に、給与や待遇などの条件があるんです。いくらやりがいがありそうな仕事でも、その大前提がないと病んで辛くなることは僕の例を見ればわかります。


だから、今見えないものを無理に見ようとしなくていいですよ。メンタル病む前に辞めましょう。


ちなみにですが、ブラック企業から普通の企業に入るだけでも、めちゃくちゃ楽に感じますよ。今は昔と違ってボーナスや残業代もしっかり支給されます。年収も前職に比べて2倍増えました。でも、それって今の会社が高給というわけではなく、昔の職場が劣悪すぎたせいなんです。だからこそ、ブラック企業出身者は辛い経験と引き換えに軍人並みの鋼のメンタルを身につけられるんです笑。だから、ブラック企業出身だと世の中の大半の企業ってヌルく感じるから、大丈夫ですよ。


また、アドバイスですが、仕事を選ぶ際はやりたいことを探すのではなく、「これだったら苦痛なく働けるな」ということから探すとベストです。デスクワークでじっとしているのが苦手だけど、人と会話したり、あるいは商品を試行錯誤して売り込んで数字を出すのが苦痛でなければ営業職やサービス職、反対に営業などはノルマがあってどうしてもきつい、臨機応変な対応はどうしても無理だけど、デスクでPC作業や一つのことをコツコツとやるのなら苦痛なくできそう、であれば、事務作業などのデスクワークから当たってみる。やりたいことからではなく、苦手なことをやらないという切り口で考えると仕事は長続きします。

実は僕も、前職は医療系でもものづくりの仕事寄りでしたので、次の仕事も黙々と一つのことを集中してやる、昔から得意だったタイピングの速さ、PC作業が活かせる仕事ということで事務作業〜ものづくり系〜などを当たり、現在の大手メーカーでのエンジニアの仕事を選びました。結果、4年続いてますがストレスは全くありません。

・もはやガチャ化している、”ブラック企業に入ってしまうと言うリスク”


こちらで何度も紹介しているブラック企業ですが、もはや社会問題と化しています。あの大手企業が実は・・・みたいなことも多々あります。世の中には普通の会社もたくさんありますが、その中に地雷のようにブラック企業が混じっているのもまた事実。

だからこそ、事前に入らないように気をつけることと、入ってしまった場合に正しく戦うor逃げるためにも、知識をつけることが大事です。


・再びブラック企業に入らないためにも、労働基準法などの知識は知っておこう


そして、再びブラック企業に入らないためにも、労働基準法や求人票の見方については熟知しましょう。転職サイトの求人広告などにも書かれた、週休2日と完全週休2日の違い、わかりますか?わからなければ調べてください。固定残業代、みなし残業、年間休日、福利厚生・・・これらはネットや書籍で調べればいくらでもわかります。

正直、ブラック企業に100%入らない、ということはできません。できることは”明らかにヤバい企業は避ける”ということだけ。どれだけ労働法の知識などを熟知して居ても、ブラック企業を避けられる可能性は多く見積もって50%。実際入らないとわからない、のが実情です。


だからこそ、求人票だけでなく、見学や面接した際にデスクやオフィスなどがすごい汚い企業や、駐車場に明らかにDQNが乗ってそうな車が停まっている、会社説明会の時の社員がものすごく横柄、あるいはHPのブログや最新情報などが半年以上更新されていない、謎のダンスTikTokをやらされる、企業理念が「義理と人情」とかいう痛々しい理念だったり、アットホームがウリです!(ちなみに前職はHPに堂々とこれを書いてました)とかいう、明らかに”ヤバい”サインは見逃さずにめちゃくちゃ吟味して転職先を探しました。


それを続けることで、ある日紹介予定派遣でしたが、現在の大手メーカーの求人を見つけました。分野についても商品の単価が高く、なおかつ大企業。求人票を見てもヤバそうではないし、従業員数も少なくない。HPを見ても痛々しい文言はなくコンプライアンスもしっかりしている”だろう”と踏んで、面接を受けて入社しました。


そう、どこが自分にあった企業かなんてわからないんです。だからこそ、事前にわかる情報くらいはしっかり調べましょう。知識はつけましょう。仕事選びは”投資”と同じです。言い換えるならマイホームを買うくらい大きな買い物。そんな大きな買い物や投資を適当に選んだら大変なことになりますよね?


自分の今後の人生という資本を投資する投資先が、会社です。だからこそ、再びブラック企業に入らないためにも、しっかり知識は身につけてください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?