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コミュ力が高い人だけが知ってる会話攻略法 

こんにちは KYです。

突然ですがみなさん、会話は得意ですか?

はい、という方は問題ありません。ただ、この記事を見ている方の多くは「コミュニケーションが苦手だ」「友達や恋人がなかなかできない」「飲み会などの集団会話がすごく苦手」という人の方が多いんじゃないかと思います。


かくいう僕も、実はその一人でした。ただ、プロフィールにも書きましたが僕は一時期ナ・パ師に弟子入りし、情報商材も買いまくってナ・パをしていたことがあります。そのおかげか、女性とのコミュニケーションもとい、色んな人とのコミュニケーションのコツがわかり、今では会話で悩むことがなくなりました。


元々はいわゆる陰キャ非モテ男子でしたが、ナ・パのおかげで恋愛経験も人並みには増え、今では質の高い友人にも恵まれ、何より最愛の妻と3年の交際の末に結婚し幸せな日々を送っています。なぜ、そんな僕が今こんなに人とのコミュニケーションで悩まなくなったのか。それは正しい会話の方法を知ったからです。つまり、会話には天性のスキルは必要ありません。後天的な努力で十分センスは磨けます。


そんな僕が身につけた、会話が上手いなぁと思う人に共通する認識や会話のコツ、テクニックなどを紹介していきたいと思います。よかったら参考にしてみてください。





オススメの本:なぜ、あなたの話はつまらないのか?/美濃部 達宏氏 著



具体的なテクニックの紹介の前に、コミュニケーションに関するオススメの本はこちら。放送作家の美濃部 達宏氏の著作です。これ以外にもナ・パ師時代は会話に関する本から自己ブランディング、見た目改善の本などたくさん読んできましたが、コミュニケーションに関してはこの本の右に出る本はないんじゃないか、というくらい個人的には金字塔の本です。僕のコミュニケーションのベースとなるのも、この本の知識です。

今日の記事で紹介するテクニックやマインドなども、この本に書かれていることをベースに僕の所感・主観を交えて紹介していきます。この記事と合わせてこちらの本を読むとより理解が深まると思いますので、ぜひ読んでみてください。



会話の大原則①:会話はキャッチボール

まず、会話で一番大事な大原則の部分を2個紹介します。まず一つ目は
会話はキャッチボールの連続であるということ。これは本当に大事です。


キャッチボールとはどういうことか、これは、自分が喋ったら相手に喋らせる、相手が喋ったら、次は自分が喋る。ということ。つまり、会話とは会話のボール(喋る順番)を交互に投げ合うことの連続なのです。


よくある、コミュニケーションが下手な人あるあるの一つに、”ついつい喋りすぎてしまう”というのがあると思います。一方的に喋って知らず知らずのうちに嫌われる。自分は面白いと思って喋るんだけど、結果的に自慢話になったり長いエピソードトークで相手を疲れさせてしまう。


これをやると、普通に嫌われます。特にこういう話し方をする男子は女の子からは死ぬほど嫌われますし、後日女子会で悪口を言われます笑。


人が会話をしていて楽しいと思う瞬間は「自分が喋っている時」なのです。好きなもの、自分の悩み、頑張ったこと、経験談を話すと楽しくて止まらなくなる時ってありませんか?でも反対に、校長先生や上司のフリオチのない冗長な話はつまらないと思いませんか?つまり、「みんな人の話なんて聞いていない」のです。自分が好きな芸能人でもない限り、人の長い話を聞くのは苦痛でしかありません。


よく、この人といると楽しい。話していて楽しい。と思われる人がいます。そういう人はトークが面白いのではなく、”相手に気持ちよく話をさせることができる”から、会話が楽しいと思われ、異性同性からモテるのです。よくいう聞き上手はモテるという現象のロジックはコレです。


なので、自分がある程度喋ったと思ったら、相手に質問し返したりして、会話のボールを返す。体感時間的には、だいたい自分が話して良い時間は10秒。長くても20秒くらい。30秒以上話すと、大体の人からは「話長え・・・」と思われます。だからこそ、会話はキャッチボールであり、自分が喋りすぎないようにある程度のところで相手にボールを返す、ということを意識しましょう。



会話の大原則②:話題から逸れない(マジカルバナナ)

会話はキャッチボールであり、自分ばかり喋ってはいけないことは、前項でお話ししましたが、それと並行して同じくらい大事なことがあります。


それは話題から逸れないことです。つまり、今話している話題とは違う話をしてはいけない、ということ。


みなさん、マジカルバナナというゲームを知っていますか?マジカルバナナとは


マジカルバナナ♪

バナナと言ったら黄色♪

黄色と言ったら信号♪

信号と言ったら車♪

車と言ったら乗る♪

乗ると言ったら電車♪

という具合に、バナナから始まって連想されることを言っていくゲームです。会話もこれと全く同じです。具体例を出すと

例:友達同士で服の話題になったケース

「実は俺、最近服買ってさ〜」
「え、服買ったんだ。どこのやつ?」
「beamsだよ」
「おぉ〜。もしかして今着てる服?」
「そうそう」
「おぉ〜、かっこいいね!結構高かったんじゃない?」
「いや、セールで2000円だったわ」
「え、安いな。めっちゃ良い買い物したじゃん」
「ほんとラッキーだったよ。」
「そういえば俺も靴買おうと思ってさ。でもなかなかいいのがないんだよね〜」
「あれ、この前も靴買ってなかったっけ?」
「あぁ〜うん。でもちょっとボーナス入ったからまた買おうと思ってさ笑」
「お前買いすぎだろ〜笑」

という感じ。全体的に見ても先述したキャッチボールもできてますし、違和感がない会話だとは思いますが、この会話の流れをロジックを言語化してみると、


・最近服を買った

・どこのブランドか?

beams

今着ている服

セールで買った

買い物で思い出したけれど、最近自分も靴を買いたい


という感じで、大まかに”服の話題”で盛り上がっていますね。会話というのはキャッチボールが大事ですが、それにプラスして考えて欲しいのは、今話している話題から逸れないということなのです。これがもし、

「実は俺、最近服買ってさ〜」
「え、服買ったんだ。どこのやつ?」
「beamsだよ」
「おぉ〜。もしかして今着てる服?」
「そうそう」
「そうなんだ。実は最近俺、面白いアニメ見つけちゃってさ

という会話展開をしてしまうと、相手からしたら「え?なんで急にアニメの話題に変わった?」と困惑します。会話が苦手、空気が読めない、という人に共通するのはだいたいこういう失敗です。(自分もかつてはこんな会話をしていました…。)


会話で一方的に喋るのは、キャッチボールで言えばずっとボールを持って一人で遊んでいるようなモノで、話題から逸れるのは、キャッチボールで言えばいきなり全然違う方向に暴投するような行為なのです。こんなことされたら、安心して会話できないのはわかると思います。


だからこそ
①会話はキャッチボール
②話題から逸れない

という大原則のルールはしっかり守りましょう。これを知って、守る意識をするだけでもコミュニケーションはだいぶ改善すると思います。


自分の弱みを見せて自己開示する


これまで紹介してきた会話の大原則を踏まえ、次に紹介したいのはコミュ力が高い人がよくやっている”人と最短で仲良くなるためのテクニック”です。

まず紹介したいのは、自分弱みを見せて自己開示することですね。

どういうことかというと、自虐ネタやちょっと情けなくて笑える話、自分を低く見せる、ユーモアのある謙遜などを差し込んで、相手に心を開いてもらうというテクニック。たとえば自虐ネタであれば

・Amazonで買ったアダルトな本が実家に届いた
・職場で上司のことを「お母さん」と呼んでしまった

など、クスッと笑える話。こういった話を会ったばかりの段階で、会話を温めるために使ったり、話が途切れた繋ぎの部分で、会話を温め直すために差し込んだりすると、相手も「この人は親しみやすい」と思ってくれて、グッと距離が縮まりやすくなります。マウントを取ったり自慢話をする人がかえって人から嫌われるロジックと逆に、自虐ネタや自分を落として笑わせる小ネタは「この人面白いなw」となって親しみやすくなります。

僕はこれをよく使っていて、ほぼ初対面で会話が温まっていない時などは自虐ネタを言ったり、自分を落として笑いを取って、相手と距離を縮めるようにしています。

たとえば、僕は昔陸上部にいて短距離をやっていたのですが、短距離をやっていたと言うとよく、「すごいですね!」と褒められることがあります。そこで僕は調子に乗らず、敢えて「いやー、元々は長距離だったんですけど、長い距離走るのが嫌すぎて、先生に拝み込んで短距離にしてもらったんですよ。笑」といった感じに、自然な流れで自虐的な笑いを取りに行っています。


コツとしては、”隙があったら自虐的なネタを差し込む”意識です。自虐ネタといえども、先ほどの”会話のキャッチボール”や”話題から逸れない”大原則を無視して、服の話をしているのにいきなり自虐ネタを始めてしまっては、逆にシラけます。だからこそ、”今話している話題に関連する自虐ネタが差し込めるタイミングで、自虐的なことを言う”ということをやっています。もしくは、会話が途切れた段階であれば「そういえば最近〜」という枕詞の後に自虐ネタを差し込んでも良いかもしれません。


たとえば、僕がナ・パしていた頃にマッチングアプリのデートで、他にどんな人と会ったか、という話になったことがありました。


♂「〇〇さんって、このアプリで他の人と会いました?」
♀「いや〜まだ会ってないですね。誰か会ってますか?」
♂「僕は3人くらい会いましたね。」
♀「そうなんですか!結構会ってるんですね〜」
♂「でも、3人中1人がマルチの勧誘で、もう一人は会ってみたら実はゲイの人で、どっちも逃げられなくてパンフレット渡されたりバーで股間揉まれましたねw

という風にボケたことがあります。結果は大爆笑。その女性とは話がめちゃくちゃ弾み、向こうも初対面にも関わらず昔の高校の話や元彼との壮絶な別れ話などをしてくれました。このように、今喋っている話題に関連する自虐ネタを差し込むと話題から逸れないし、かつしっかりと自虐ネタで自己開示でき、笑いも取れるので相手からしたら親近感が湧くのです。

でも、そんなに面白い自虐ネタを何個も持ってないよ。という方もいると思います。ただ、これは大丈夫です。なぜなら、


3人中1人がマルチの勧誘で、もう一人は会ってみたら実はゲイの人で、どっちも逃げられなくてパンフレット渡されたりバーで股間揉まれましたねw


↑この話は全くのデタラメだからです笑。


つまり、この時即興で浮かんだ作り話です。自分を盛るような嘘はダメですが、自分を落として笑いを取るような嘘であれば、僕は全然嘘をついてもいいと思います。もちろん、バレないように、なさそうだけどありそうな話というラインを攻めるセンスや技術、慣れは必要ですが、自分を落とす嘘や盛りは全然大丈夫です。また、芸人さんや他の人の自虐ネタをパクったり、アレンジしたりもしていました。


実際、お笑い芸人の方でもエピソードトークを日頃考えたり、メモしたり、アレンジや全くの作り話をする人なんかもいます。だからこそ、僕らもぜひその”芸人魂”を芸人になったつもりで真似しましょう。

相手が話し始めたら、黙って相手の話を盛り上げる


前項で書いた自虐ネタや自己開示を交えつつ会話のキャッチボールをしていくと、だんだんと相手の会話量が増えていきます。たとえば、会話の流れで

「高校時代って何してたんですか?」

という質問をしたとすると、「高校時代は吹奏楽部だったんですけど、実は先生がすごい厳しくて…」という風に、向こうも自分の”深い話”をしてくれます。深い話とは、過去の話や辛かったこと、頑張ってきたこと、あるいは愚痴などです。これはあなたが自虐ネタなどで自己開示、弱みをしっかり見せたことで、相手も「この人になら話しても良いかも」という心理が働いたことで起こる現象です。

もしこういう話を相手がし始めた時は、グッと仲良くなるチャンスです。この時は、”黙って相手の話を聞きましょう”。黙るだけでなく、「おぉ」「それでそれで?」「まじすか!」などと言う風に、短く端的に、かつしっかり話を聞いているような相槌でちゃんと話を聞いているように振る舞いましょう。こうすることで、相手はどんどん自分のパーソナルな話をしてくれます。

大原則①:会話のキャッチボールでも書きましたが、会話は基本的に喋る順番を交互に回すゲームのようなもの。特に、聞き上手と言われる人は、会話のボールを自分:相手=3:7くらいで相手に喋らせています。これをどんどん練習して、無意識レベルで出来るようになると、ぶっちゃけめちゃくちゃモテます。

また、大して話してないけれど、時には「実は私不倫してるんだよねw」とか「経験人数が100人行ってて…」などのどう反応すれば良いかわからないレベルの深い話をしてくれることもあります。

いずれにしろ、深い話をしてくれる、ということは”あなたに心を開いている証拠”です。見ず知らずのおじさんに不倫しているとか経験人数の話とか、絶対しないですよね。こういう話をされたら、どんどん相手の話を引き出して話させると、相手はあなたに対してさらに好感度を上げてくれます。


一緒に悪口を言って盛り上がる


また、前項に書いたような深い話と共に”悪口を一緒に言うこと”はものすごく盛り上がります。自己開示が済んで仲良くなると、先ほど書いた爆弾発言以外にも「会社のうざい上司の愚痴「いまだに連絡してくるしつこい元彼」「ウザい友達」などの愚痴を話してくれるようになります。

あるいは、仕事の話になった時などに「会社でウザい上司とかお客さんっています?笑」という風に聞くと、ポロっと言ってくれることがあります。


この時、その人の愚痴を前項に書いた要領でどんどん引き出して、「それはウザいっすねw」「よく耐えれますねw」などと言う風に盛り上げると、これまためちゃくちゃ盛り上がりますし、あなたに対する好感度も爆上がりします。


これは、ナ・パ用語では「悪共有」と言い、よく女の子と距離を縮めるために会社や元彼、ウザい友達あるいはキモい口説き方をする男などの愚痴を引き出して盛り上げるテクニックです。

もちろん「いやー特にないですね」とカマをかけても愚痴をこぼさないようなら、まだあなたに対して心を開いてないか、あるいは本当にないかのどちらかなので、無理に愚痴を引き出してもしょうがないのですが、異性同性問わず大抵の人と仲良くなれるテクニックなので、オススメです。僕はめちゃくちゃ多用しています。

逆に、こういう愚痴に対して無闇にアドバイスしたり説教するのは良くないです。愚痴を言う人の心理として、「溜め込んでいる愚痴を吐き出して解消したい。」「一緒に盛り上がって、共感して欲しい」という心理があります。なので愚痴に対してガチレスしたり、アドバイスを求められてもいないのに私論を述べるのはただの逆張りでしかありません。




共有スペースを使う

これもまたナ・パ用語になりますが、会話で何を話したら良いかわからない…という時は”共有スペース”から会話を始めると話題が見つけやすくて効果てき面です。

共有スペースとは、相手と自分がいるその場にあるもののことです。

たとえばカフェでデートする場面だったら、

・カフェのテーブル、椅子
・店内の雰囲気
・店員さん
・相手が来ている服や持ってるバッグ
・料理、メニュー

など、自分と相手から認識できるもの、これが全て共有スペースになります。これがなぜ会話に役立つのかと言うと、もし相手と話していて話題が尽きた時、カフェの店員さんを見て「あの店員さん、結構イケメンじゃないですか?」と話題を作ることができるからです。また、

♀「結構イケメンですよね!」
♂「ですよね!ああいうタイプの顔好きだったりします?」

と会話を膨らませることもできますし、あるいは

♂「店内の雰囲気いいですよね」
♀「思いました!」
♂「よくカフェ行きますか?」

という使い方もできます。あとはそこから会話の連想ゲームの要領で、話題から逸れないようにラリーを続ければ良いだけです。

これを知っていると、理論的にはどんな人でも無限に会話をすることができます。

また、共有スペースは何も、目の前のモノだけではなく、今まで会話で聞き出せた情報(相手の近況、元彼の話、友だちの話、仕事の話、相手の学生時代の話)など、見えない共有スペースも存在します。

人というのは突拍子もない会話にはなかなか付いていけません。大原則で紹介した話題から逸れない、というルールも、いわば急に突拍子のない会話を始めないようにしよう、というルールです。だからこそ、新たに話題を作る時も、身の回りにある、あるいは既に聞いたり知っていることなどから着想して会話を作っていくと、沈黙が続いて悩む、という悩みはグッと減ると思います。

失言しないようにするための練習


会話でよくある失敗の一つに、「知らず知らずのうちに失言してしまって、相手の機嫌を損ねる」ということがあると思います。

僕も以前は、女性に対して「おいくつなんですか?」とか「へぇ〜、(年齢)結構行ってるんですね」とか、あからさまに失礼なことを言ったりしてました。また、今の奥さんとの交際前にデートした時にも「プロフィール写真見ると、結構世間知らなそうでポワポワしてそうな雰囲気ですよね笑」みたいに、自分では面白いと思っていたりその場では良いと思ったけど、後から考えるとめちゃくちゃ失礼だよな、ということを言ったりしていました。

これについては、もう失言しないように練習をするしかありません。そしてその具体的な練習は”発言前に、その発言で相手がどう思うか常に想像すること”しかないんです。

ただ、これ言うは易しで実際やるとめちゃくちゃ難しいと思うんです。特に早口な女の子だと会話のテンポは速くなってしまうので、より難しくなると思います。これについては、具体的な対処法があります。それは、

・日頃から遠回しに言うこと
・オブラートに包む言い方を覚える
・発言前に、「え〜、」「あぁ〜」と言い、時間を稼ぐ

などがオススメです。

・日頃から遠回しに言うこと

日頃から遠回しに言うこと、については先ほどの「プロフィール写真見ると、結構世間知らなそうでポワポワしてそうな雰囲気ですよね笑」という発言なども「プロフィール写真見たんですけど、ディズニーとか好きだったりします?」と言う風に世間知らずでポワポワしたした雰囲気→メルヘンなものが好きそう→ディズニーとか好きだったりします?という遠回しな質問へ変換できます。

これだけでなく、相手の愚痴を聞いていて、例えば相手が勤めている会社の同僚にやる気がない、みたいな話になったとします。その中で

♀「私、同僚にやる気がない人が多くて、それが許せなくて」という発言をされたとして、

♂「あぁ〜わかります。やる気ない人多いとこっちもやる気出ないですよね」
と言う。ただ、こういう発言をすると、特にプライドの高い女性なんかは、

♀「いや、別にやる気が出ないことはないんですけど」という具合に、こっちの”やる気出ないですよね”という発言に対して逆張りしたい心理が働くことが多いです。個人的にこういった類の発言を”無意識な決めつけ”と呼んでいるのですが、これは僕もよくやってきた失敗です。

だからこそ、話を聞く時も

♀「私、同僚にやる気がない人が多くて、それが許せなくて」
♂「そうなんですね。僕はやる気ない人多いと、こっちもやる気でなさそうな気がします

という具合に、語尾を「あくまで自分はそう思う(Iメッセージといいます)」という言い方にするだけでも、無意識の決めつけで相手の逆張り意識を逆撫でするリスクが減ります。こういった言い方は一朝一夕ではなかなかできないため、日頃から遠回しに言うことを会社の人、友達、家族と会話する際に気を付けておくと、かなり良い練習になります。

・オブラートに包む言い方を覚える

これも、遠回しな言い方と似ています。


たとえば「結構年齢行ってそうですね」という発言ではかなりトゲがあってカチンとくると思いますが、これを「大人っぽい雰囲気」というと、少し柔らかい表現になると思います。(人によってはこれでさえイラッとしてしまうことがありますが、先述した発言よりは相手を不快にさせるリスクは減ると思います。)


他にも

「身長がデカい」→「スタイルがいい」
「プライド高そう」→「信念がしっかりしていそう」
「意外と馬鹿ですね」→「意外とおちゃめなんですね」
「年寄り」→「お年を召している」
「デブ」→「がっしりしている」

などなど。イメージとしては、タメ口→敬語(尊敬語、謙譲語)みたいに変換するイメージです。オブラートに包む言い方でも人によっては(特にプライドが高い人)不快に感じてしまう人もいるのが難しいところですが……ストレートに言うよりもオブラートに包んだ遠回しの言い方の方が、相手を不快にさせてしまうリスクは軽減できますよね。


ちなみにですが、女性がよく言う「優しそう」「真面目そう」はいわば「(モテなさそうだけど)優しそう」「真面目そう(でつまらない)」という、これもオブラートに包む言い方の一つだったんですね笑。つまり、コミュ力の高い女性の言い方をイメージして、相手を傷つけないように遠回しに言う癖づけをすると、失言で相手を怒らせる失敗はだいぶ減らせると思います。


・発言前に、「え〜、」「あぁ〜」と言い、時間を稼ぐ


でもって、今まで紹介したテクニックはあくまで日頃からできる努力ですが、いざ会話するとなると、テンポについていけなくて、ついつい失礼なことを言ってしまった、ということがあると思います。


これについての対策は「え〜、つまり…」「あぁ〜、ということは…」という風に発言前に何と言うか考える時間を稼ぐことが即効性があります。あまり多用するとかえってウザがられるので注意が必要ですが、発言前の1〜2秒、これで時間を稼ぐだけでも頭の中で何て言おうか考える時間ができるので、僕はよくこれを使っています。


たとえば先ほどの

♀「私、同僚にやる気がない人が多くて、それが許せなくて」
♂「あぁ〜(2秒くらい)」
♂「そうなんですね。僕はやる気ない人多いと、こっちもやる気でなさそうな気がします

という風に考える時間を設けてオブラートに包む&遠回しな言い方に変換する時間を稼ぐイメージですね。ちなみに「あぁ〜」という時に頷きなどの身振りを少し大きめにすると、しっかり話を聞いている&ちゃんと言葉を選んで発言しようとしている、という風に相手からは見えるので、決して会話のテンポ、切り返しが早くなくても焦る必要はありません。むしろ、焦って失言をしてしまう方が危険です。

ちなみにこれ、電話対応などでもめちゃくちゃ使えます。たとえば相手の話が矢継ぎ早でメモする時間がない、あるいはどういう対応をすればその場じゃわからない時など


「あぁ〜…そうですね〜……すぅ〜……(3秒)」
「…わかりました。難しい案件ですので、一度社内で確認させていただけますでしょうか」

という具合で時間を稼いでどうすればいいかを考える時間を稼ぐわけです。また、こういった時間稼ぎのテクニックは、会話のテンポが早すぎるのを意図的にゆっくりにする効果などもありますから、クレームでカンカンに怒っている相手の気持ちを少しだけ緩和する時などにも使えます。笑


大事なのは、焦らないこと。焦ると失言するリスクはどうしても高くなりますので、自分のやりやすい方法で、落ち着いて喋る練習をしてみましょう。














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