旅から帰ってきて。
旅から帰ってきて旅人なら感じることがあるとおもう。
人によっては日本と訪れた国の対比だったり、寂しさだったりする。
僕の場合は対比ではなくて空虚感だ。
日本に帰ってきて何をしていいのかわからなくなり、全てにおいて空っぽになったような気持ちになった。
長旅に出た人はそのように感じることが多い。
僕もその1人なんだ。
僕は帰ってきて数日そんな気持ちで街を散歩していたのだけど、数日経つとだんだんと気持ちにも変化が出てくる。
旅の間ずっと新しいことを勉強したり、学んだりということはできなかった。
外国に旅することは制限の中での体験を味わうことだ。
人は自由を持っていると思うかもしれないが、言語の壁やお金の問題、文化の違い、日本で生活するより多くの制限の中で生きていくということだ。
実際僕は本が好きだが、完全に理解できる言語ではないので読書をするなら日本語の本の方が良いに決まっている。
日本語の本は電子書籍でしか手に入れられなくなる。
人と会話するにもネイティブ並みでないなら制限の中での会話しか生まれない。
資金のこともあるだろう。
毎日資金が減る不安や予算を考えての旅になる。
日本にいる時よりも実費は確実に増えるから。
そう考えると自由というより、制限の中でやりくりすることが旅の一面なんだ。
そんなめんどくさいこと考える人はそんなに多くないだろうけどね。笑
だから、帰ってきたらそれらの制限が一気に解かれた感覚にもなった。
それで自分がこれから何をして良いのかもわからなくなるんだと。
でも、僕は街をぼやぼやとしながら散歩して数日過ごすと不思議と次の旅に向けて準備しようという前向きな気分になる。
語学もこれからはゆっくり伸ばしていこうとか、撮り溜めた写真をゆっくり見直そうとか。
旅行中は感じられなかった安全な環境に入った時にしかこういう感覚は味わえない。
僕は、今日いつもよりかなり早く起きた。
早朝からnoteに書きながら目の前にトルコ語の文法書を準備する。
さて、これから毎日また前を向いて歩こうって決心した。
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