It's so easy/Buddy Holly ギターソロ動画 タブ譜

ヴィンテージロックンロールのギター奏法シリーズ第二弾は、前回のリッチーバレンスとパッケージツアー中に同じ飛行機で若くして亡くなったバディホリーの曲から。

Gソロの部分のコード進行は歌の部分と同じ

A/DE/A/EA
D/D/A/A
D/D/B/E7/


ソロ組み立ての考え方としてはAブルーノートペンタトニックのポジションに9thや13thといった音を加えた50年代RRギターソロの定番ポジションを主軸としつつサブドミナント4度のDコードではDの和音やコードトーンを、後半部ドミナントコードE7へ向かうセカンダリードミナントB7の部分ではBのコードトーンを意識したポジションで弾いている辺りが要注目箇所。

奏法的には1小節目のAコード後半部でコードに対する5度音Eを鳴らす際に1弦開放と2弦5フレットの同音異弦ポジションの和音を用いる辺りもブルースからの影響を感じさせる注目ポイント。ギタリストならば自らのリックの引き出しに是非とも追加しておきたい「ギターならではのフレーズ・アイディアの種」だ。

短いながら理論・奏法の両面から「オイシイ」ポイントが満載のコピーするに足る名演と言って良いだろう。

余談ではあるが70年代のリンダロンシュタットのカバーバージョンのギターソロも秀逸。こちらはEキーでここぞとばかりブルース開放リックを上手く使った、やはりロックギタリストにとって欠かせないアプローチの名演を聞くことができる。

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