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寒くなってきたので『ヒートショック』について注意喚起しておきたい。

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 11月も後半に入り、1年の最終盤に入っております。すっかり秋から冬の様相です。巷はクリスマスムードですしね。
 鍋やおでんが美味しい季節。おコタを準備する人も増えてくる時期だと思います。
 
 気温が低下し、温かい食べ物、暖かい場所が恋しくなるこれからの季節、お風呂やトイレで増える事故が『ヒートショック』です。
 
 なお、サクッと読める『ヒートショック』については以前紹介しております。

 今回はおさらいと、「実はこんな時にもヒートショック」は起きる。というケースについて。
 注意喚起のnoteを書きます(o・ω・o)

□ヒートショックとは

気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こる現象のことを指します。
この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。

入浴の際に起きることが多い現象であることから、11月〜2月の寒い時期、また、室内と浴室、湯船の気温・温度の差が大きい季節に起きやすいとされています。

■外気温と血圧の上下に関する図解

済生会

 ヒートショックは例えば、「室内:気温28℃」「浴室:気温15℃」などの気温差10℃以上で起こりやすいことが分かっています。
 これが最も起きやすい典型例。

 この他に、「湯船の温度41℃以上 + 30分以上の長湯」で血管が拡がっている状態から「気温が低い室内に移動」などで 血管が拡がり血液が脳に運ばれにくくなっている状態で失神・めまい・吐き気が起きる(または気絶し最悪死に至る)
 などが代表例として挙げられます(o・ω・o)
 
 で、実はお風呂以外でも突然起きてしまうのがヒートショックで、お風呂の他には『トイレ』『洗面所』などでも起こりやすく、特に『トイレ』では排便時にいきむと血液が上がり、排便後急激な血圧の低下が起こり、便座から立ち上がった瞬間にヒートショックが起きる。
 など、日常の中にヒートショックのリスクが潜んでいることがわかっています。


□ヒートショックが起きやすい人

・65歳以上の高齢者
・心筋梗塞が起きやすい状態の人
・糖尿病、高血圧、肥満の人
・睡眠時無呼吸症候群、動脈硬化、不整脈など、血圧に関連する症状を持つ人
・熱い風呂、長風呂を好む人
・飲酒後に入浴する習慣がある人
 

 などはそうでない人と比較しヒートショックのリスクが高いとされています。
 
 たとえ上記に該当しない人であっても、入浴後に立ちくらみを経験したことがある人は少なくないハズ。

 ヒートショックは年齢に関係なく、状況と体調の条件が揃った時に起こりうる事故です。


□ヒートショックによる事故を防ぐ

 大まかには3つ。
 とても普通の事ですが、知っておくと何かの助けにはなるかも。

①急激な気温差を作らない
 浴室やトイレの室温を上げるという方法です。

②不調時・満腹時は急な移動、急に立ち上がることをやめる
 
暖かな部屋で血圧が安定している状態から急激に気温が上昇・低下すると血圧の急変が起きるので注意

③誰かに声をかけておく
 特に家族と住んでいる方は一言「お風呂行ってくるね」と声をかけましょう。
 浴室、トイレでヒートショックを起こし、誰も気付かずに亡くなってしまうというケースが起きています。


 日本におけるヒートショック関連による死亡事故は、令和元年(2019年)で4900件でした。

 これは同年の交通事故による死亡者約3000名の1.5倍以上の数字で、1日13人がヒートショックで亡くなる、命に関わる事故に発展しているということです。
 また、統計学的に算出した数字では、ヒートショックが関連する死亡事故は19000件に登ると言います(こちらはあくまで計算上)

 おさらいになりますが、ヒートショックは11月〜2月の外気温が低い時期に多発することが分かっています。
 
 東京都内だけの平成26年のデータでも、11〜2月の4ヶ月間で入浴中に亡くなった人は792人です(これはヒートショックでない死亡事故も含まれる) 

東京ガスグループ


 一年で最もお風呂での死亡率が高くなるこれからの季節、ヒートショックの知識を身につけ、事故を未然に防ぎましょう。

 
 どうぞよしなに〜(o・ω・o)お風呂時間を気持ち良く、健康に過ごしましょう〜。



【参考記事】


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