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日本の半導体企業連合(ラピダス)と米IBM提携は福音となるのか?
”ラピダス”とは、日本の半導体復活をかけた、経済産業省が主導する企業連合である。トヨタ、ソニー、NTTなどのそうそうたる企業が名を連ねている。
そこに、米IBMが技術提供するという報道がされた。
IBMは、線幅2ナノメートルの先端品を試作することに成功している。ラピダスは米ニューヨーク州にあるIBMの研究拠点に技術者を派遣して技術習得に努める考え。IBMは、ラピダスが日本で試作ラインを立ち上げる際にも協力する。
現在、世界の半導体業界は、台湾TSMC、韓国サムスン、米インテルの三国時代である。30年前までは世界のトップを走っていた半導体関連の日本企業は、いまや見る影もない。その復活をかけた、恐らく最後のプロジェクトが、”ラピダス”である。
ぶっちゃけ、米IBMも微妙な立場で、「負け組同士が組んでいる」という感もなくはない。
しかし、「IBMは線幅2ナノメートルの先端品を試作することに成功している」というのが真実ならば、その量産化に日本の変態的製造技術が役立てるかも知れない(TSMCの最先端工場も線幅3ナノメートルである)。どれだけライセンス料ぼったくられるか分からないが、日本企業群+IBMの連合軍が世界トップに躍り出る大きな、そして最後のチャンスと言える。
これはひとまずグッドニュースとして、期待しておきたいと思う。
ちなみに、最近、半導体関係の話題が多めだなぁ・・・
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