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半導体の対中輸出規制を要請される:いよいよ日本も経済安全保障の最前線に・・・

いまや立派な「戦略物資」となってしまった半導体

かつて世界を席巻した日本の半導体は、いまや見る影もないが、半導体製造装置においては、日本企業のシェアは未だに世界トップレベルにある。

米中デカップリングが静かに、だが速やかに進行する昨今の情勢において、シレッと中国系企業にも輸出を続けていた日本の半導体製造関連の装置であるが、ついにアメリカ様からお達しがきた。

半導体の対中輸出規制を巡り、米政府が日本政府に対して、足並みをそろえるよう要請したことが10日、分かった。複数の関係者によると、レモンド米商務長官が9日に西村康稔経済産業相と電話会談した際に協力を求めたという。日本が高い技術を持つ半導体製造装置などの輸出を規制して、中国の先端半導体の開発を遅らせるのが狙い。閣僚間での直接的な協力要請は初めてとみられる。

(中略)

米国は10月に安全保障上の観点から、スーパーコンピューターや人工知能(AI)向けの高性能品の対中輸出を幅広く制限する規制案を発表。日本は米中対立の中で中国側との関係も保ってきた。米国の要請の背景には、半導体製造装置などで世界トップレベルの企業がある日本やオランダの協力を得られなければ規制の抜け穴ができるとの危機感がある

上記記事より引用

21世紀の静かなる戦争のかたち「経済戦」に、日本も立派に巻き込まれようとしている。日本ももはや最前線である。日本人及び日本企業に覚悟はあるか?

日本政府も、痛みを伴うであろう日本企業群をしっかりバックアップして欲しい。つーか、アメリカも責任取れよ!

いま世界で何が起きているか?以下の記事に簡単にまとめています。

半導体関連はこちら。

(画像は写真ACから引用しています)

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