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インドネシアがBRICS入りを拒否!さいきん独自の動きをみせるASEANの雄

その独立に旧日本兵が多大な貢献をしたにも関わらず、果たして親日なのか親中なのかよくわからないインドネシア・・・

新幹線導入を反故にされるなど、日本からみて信用ならないインドネシアであるが、最近、独特の動きを見せている。

2023年のBRICS拡大において、インドネシアはBRICS入りを拒否した、という報道が少し前にあった。

日本の世界戦略にとってインドネシアとは?

インドネシアは、2.7億人の人口をかかえるASEANの雄である。ASEANは、インドに次いで21世紀の成長が見込まれる地域で、経済的な重要性が今度拡大していくことが見込まれている。

他方、現在、地政学的には、アメリカを中心とした「自由民主主義陣営」VS中国ロシアを中心とした「権威独裁主義陣営」の戦いがあり、世界中で陣取り合戦を行っている状況である。ASEANはインド太平洋地域における米中のメインのバトルフィールドであり、ASEAN諸国がどちらにつくのか?ということは米中新冷戦の帰趨に大きな影響をもたらす。特に、人口の多いインドネシアの影響は大きい。

そういう立ち位置のインドネシアの今回の動き・・・興味深くはありませんか?

ちなみに、南シナ海のナトゥナ諸島で、ひっそりと進むインドネシアとの日米連携については、過去に取り上げたことがある。

ということで、「自由民主主義陣営」VS「権威独裁主義陣営」という世界の主要構造、及び日本の世界戦略を理解すれば、こういった一見「日本に関係ないじゃん!」というニュースも興味深く読める、ということである。

(画像は写真ACから引用しています)

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