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【弁護士インタビュー】75期弁護士編

こんにちは!
KWMでは、この度、事務所説明会を行うことになりました。

事務所説明会に先立ち、KWMに所属する75期の弁護士の座談会形式で、簡単にKWMを紹介していきたいと思います。

なお、事務所説明会の詳細についてはKWMのホームページをご確認ください。


1.自己紹介

まずは、座談会に参加するメンバーの自己紹介からお願いします。

杉本:今年1月に入所した杉本茉永と申します。主に、国際的な企業法務を担当することが多いですが、国内案件では家事事件や訴訟なども担当しております。

志村:同じく今年1月に入所した志村翼と申します。国際案件と、国内では紛争解決、不正調査などと様々な分野の事件を担当しています。

呉:今年10月に都内法律事務所より移籍しました呉礼恩と申します。入所してまだ1か月ほどですが、現在は国際案件と国内の一般民事事件をバランスよく担当しています。

King&Wood Mallesons法律事務所・外国法共同事業 
弁護士 杉本茉永(第一東京弁護士会所属)
弁護士 志村 翼(第一東京弁護士会所属)
弁護士 呉 礼恩(第二東京弁護士会所属)

ここからの進行は、先月KWMに入所した、呉弁護士にお願いしたいと思います。

写真左から順に 呉、志村、杉本

2.入所理由・実際に働いてみて

呉:志村弁護士、杉本弁護士は、どのような点に惹かれてKWMを選んだのでしょうか?

志村:国内の案件と国際的な案件の両方に携わることができて、国内海外を問わず多岐な法分野にわたり幅広く業務の経験を積むことができる点に惹かれて入所しました。

杉本:私は、分野の幅広さに加えて、最大手事務所ほど規模が大きすぎず、一方で小さすぎず、バランスのとれた規模である点にも惹かれて、入所を決めました。

呉:私に関しては、もともと修習でKWMに来ており、皆さんの業務をみていて、チームワークを非常に大切にしていると感じていました。転職先にKWMを選んだ理由はその点が一番大きいです。

呉:私を含めて、それぞれが様々な点に惹かれてKWMに入所されていますが、実際に働いてみてどのような印象ですか?

志村:弁護士は古い業界であり、仕事は見て覚えろとか、事細かに指導しないと聞いたこともありましたが、KWMのアソシエイトの先輩方は優しくて、手続等についても逐一事細かに教えてくれるので業務を行う上で本当にありがたいと思っています。進め方が分からない場合には、自分一人で進めなければならないと思っていましたが、実際には、先輩方に気軽に質問できているので、とても助かっています。

杉本:アソシエイトの先輩方が優しいことに加えて、想像していたよりも、若手のうちから裁量をもって業務を進めることができると感じました。クライアントとのやり取りも任されることも多くあります。また、入って驚いたことがもう一つあるのですが、月に1回パートナー弁護士との面談があり、自分の弁護士としての目標について、親身になって一緒に考えてもらっています。

呉:確かに。その点は私も驚きました。パートナー弁護士と一緒に具体的な目標を立てて宣言することによって、努力すべき点を明確にすることができますよね。ちなみに、1年目の弁護士に対する教育体制はどのようになっているのでしょうか。

杉本:私が入所した時は、入所後すぐに研修がありました。研修では、各パートナーや中堅アソシエイトから、各取扱分野の業務レクチャーが行われます。レクチャーが行われたあとは、基本的にOJTでアウトプットを積んでいくことになります。

志村:実務研修のほかにも、マナー講座なども用意されており、社会人としてのふるまい方も一から学ぶことができました。

呉:なるほど。新人に対してはインプットと同時にアウトプットも行うような教育体制になっているのですね。東京オフィスの雰囲気はどうでしょうか。

杉本:一番感じるのは、風通しがとても良いという点ですね。志村弁護士も言っていましたが、どんなに些細なことでも先輩に話しかけやすい雰囲気だと思います。

志村:定期的にオフィス全体で懇親会を開催しており、スタッフ同士の仲を深めています。このような取り組みが所内の雰囲気を良くしているのではないかと思います。

呉:新人弁護士として働きやすい職場環境になっている印象はありますね。

3.取扱分野

呉:話題を変えて、今度はKWMの取扱分野について教えてください。

志村:クロスボーダーの案件、ジェネラルコーポレート、家事を含む一般民事事件といった幅広い案件を新人は担当しています。年次が高くなって経験を積み、得意分野を見つけると、その分野に特化した案件を担当している印象です。

呉:この一年で良く触れた分野はあるのでしょうか?

志村:私が触れた分野でいうと、労働分野が多い印象です。その中でも解雇案件が多かったです。日本法に基づいた労働契約書を英語で作成するような案件もありました。

呉:取り扱っている国内案件と国際案件の割合はどのくらいでしょうか?

杉本:これは弁護士によって大きく異なるのですが、私の場合は、国内案件が3割、国際案件が7割程度です。海外のクライアントからの日本法に関する質問に答えるような案件が多いかと思います。

志村:私はその逆ですね、国内案件が7割、国際案件が3割程度だと思います。

呉:KWMは中国では最大手と言っても良いような事務所だと思いますが、中国が絡んだ案件もあるのでしょうか?

志村:中国企業の日本支社における労働の案件や、中国企業による日本企業の買収の案件などがありますね。中国企業が絡む案件は、他の事務所よりは多いのではないかと思います。

4.東京オフィスのグローバル化

呉:KWMは、世界各国にオフィスを構えていますが、オフィス間の繋がりはあるのでしょうか?

杉本:KWMは、中国やオーストラリアを中心として世界中にオフィスがあり、各国のオフィスから案件の紹介を受け、そのオフィスと共同で案件を進めることが多くあります。また、毎年事務所旅行があるのですが、今年の事務所旅行では特に共同で仕事することの多い香港オフィスを訪問し、現地の弁護士と交流を深めました。

呉:世界各国の弁護士と交流する機会があるのは、弁護士としての知見を深めるうえでも理想的ですよね。オフィス間の出向なども行われているという話を聞きました。

志村:ちょうど今年から、オフィス間の交流を深めるために、東京オフィスの弁護士が香港オフィスに出向する試みが始まりました。つい最近、東京オフィスの岸弁護士が香港オフィスへの出向から帰ってきましたね。

杉本:あとは海外オフィスの先生が東京オフィスを訪問することも多く、英語を使ってコミュニケーションをとる機会もあります。

呉:東京オフィスがグローバル化に力を入れていることが伝わってきますね!

5.最後に

杉本:呉弁護士は、まだ入所して1か月ほどですが、今後KWMでどのような弁護士になっていきたいと思いますか?

呉:まずは、国内外問わず様々な実務経験を積んでいって、同時に語学力も伸ばして、最終的には国際的に活躍していける弁護士になっていきたいですね。今後の採用に向けて、杉本弁護士としては、どのような後輩弁護士と一緒に働きたいですか?

杉本:肉体的にも精神的にもタフな後輩と一緒に働きたいですね。どんな案件でも主体的に食らいつける人がいいなと思っています。

呉:新人のうちは慣れないことも多いため、タフな人材は貴重ですよね。最後に、志村弁護士から、KWMへの応募を検討している皆様に一言お願いします。

志村:多岐にわたる国際的な業務に興味があり、グローバルな環境で弁護士として成長していきたいと考えている方は、ぜひ応募してみてください。KWMで待っています!

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