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慶應SPH(公衆衛生大学院)についての質問まとめてみた

こんにちは!かわむらです。

気づいたらM2の夏休みです…。修論研究でヒイヒイしてます。
コロナ禍の大学院生活で載せる写真がなく、いつぞやのSFCに行った帰りに食べたしらす丼で失礼します。

昨年書いた「慶應SPH(公衆衛生大学院)受験体験記」について1,951view(2022年8月5日現在)も見ていただいてまして大変恐縮です…!
「受験の参考になりました!」という声をちらほら頂いて嬉しい限りです。
読んでくださった皆様、ありがとうございます。

その後、Twitterやコメント欄でも質問をいただくことが多々あります。
受験のことや学生生活など共通した質問も多く、私なりの見解もありますが回答まとめをここに貼っておこうと思います。
あくまでN=1のポンコツ現役学生による経験や印象ですので、エビデンスレベルが低く、現状や今後とは異なることもあるかと思いますのでご了承ください。

※最新情報、正しい情報については、公式HP、大学院説明会から情報を得ましょう!!!(強く推奨)

【慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 公衆衛生学の公式ホームページはこちら】


↓↓↓以下質問まとめ↓↓↓

①慶應SPHを選んだ理由

恥ずかしながらSPHの存在をもともと知っていた訳ではなく、興味分野のヘルスコミュニケーションや地域包括ケア政策を専門にされている先生が、公衆衛生大学院のご所属で、かつ元々慶應の学部出身だったこともあり馴染みがあったこともあります。
進学を検討するタイミングで「公衆衛生大学院っていうのか…」と初めて知りました。
家庭の事情でこの年しか受験のチャンスがなく、受験を決めたのが8月でした。
国立MPHは既に募集を終えていたタイミングだったのもあり考えておらず、看護系大学院(専門看護師取得)と迷いましたが、医療健康政策やコミュニティヘルスなど今まで学際的に学んでこなかった分野に触れたいと思い、慶應SPHに進学しました。


②慶應SPHのカラー

あくまで私の印象ですが、HTA(医療経済評価コース)&病院経営学といったところでしょうか。
慶應義塾大学が「医薬品及び医療機器等の費用対効果評価のための人材育成プログラム開発事業」を国立保健医療科学院より受託して、設立した医療経済評価人材育成プログラム(https://keio-hta.ac/)があります。

製薬業界で活かされることが多いようで、このコースを受講するために製薬会社から進学されてくる方もいらっしゃいます。
病院経営については、MBA-MPHプログラムというものがあり、健康マネジメント研究科1年と経営管理研究科2年の計3年で、MBAとMPHが取得できるビジネスと公衆衛生の双方を学ぶことが可能です。
また、MBA合同の授業があり、病院経営イノベーションコースという経営戦略系の講義プログラムもあります。
また、同研究科内に、医療マネジメント学、スポーツマネジメント学、看護学と共通の授業が多く、多様なバックグラウンドの方と交流できるのも特徴です。

③授業の忙しさ

その年度のカリキュラムや取る授業にもよりますが、私の場合、M1春は水曜午後・木曜終日・金曜終日の授業、ときどき土曜日集中講義でした。
M1秋も同様でしたが、春に比べて授業課題が全体的にヘビーな印象です。
M2では、M1で必要単位を取り終わる方も多いようで、興味のある選択授業を各自取っている様子です。なかには仕事や研究に専念するため、授業をほぼ取らない方もいます。
ちなみに1〜7限の授業設定があります。昼も夜も授業があるため、昼だけ・夜だけの授業体系のほうがメリハリをつけたい!という方にとっては、時間割が組みにくいこともあるかもしれません。

詳しい情報につきましては、学生サイトにて時間割とカリキュラムが公開されています。こちらを確認していただくことをお勧めします!

【以下リンク】
塾生サイト 履修案内・講義要項・時間割

④完全フリーな曜日を作ることは可能なのか

私の場合ですが、M1の時は日・月・火曜は授業を取らずフリーとし、アルバイトなどに充てていました。
M2はより自由度が増すので、所属研究室などによるかもしれませんが、フリーの曜日が比較的作りやすいかと思います。

⑤湘南藤沢キャンパスへの通学頻度

SFC(湘南藤沢キャンパス)開講の授業は少ないです。必修授業も基本は信濃町キャンパス、もしくはオンライン開講がほとんどです。
授業の担当教員がSFCをメインキャンパスとしている場合に、SFCでの開講になることがあります。
また、研究室の先生がSFC所属の場合は通うことがある可能性があるので、そこは希望の研究室の先生にお伺いすると良いかと思います。


⑥所属研究室はいつ決めるのか

慶應SPHでは、M1春については、主要な授業を通して入学前の背景に左右されず柔軟に専門領域を選択できるようにするための準備期間と位置づけられているそうです。
そのため、M1春の後半ごろに指導教員決定についての案内があり、興味分野の先生方と面談をして、M1の夏頃には研究テーマとマッチする所属研究室を決定します。
そのため入学前の事前面談の必須ではないようです(早期履修コース以外)。


⑦授業は日本語か英語か

授業は日本語です。私の受けた授業では、英語の授業はほぼありませんでした(ゲスト講師で年1〜2あるかないかくらいでしょうか…?)。


⑧働きながら通えるか
大学院一本の方もいれば、企業勤務や医療職でフルタイムで働きながら通学されている方もいます。
週2〜3は日中授業+取る講義によっては夜間もあるため、休日なしでは課題もこなしきれないキャパシティの私の場合は週2〜3程度のアルバイトです。
授業補助のTA(ティーチング・アシスタント)や、看護師ですと看護実習指導など、学内でできるアルバイトもあります。

⑨研究テーマは受験時に決まってないといけないのか

出願や面接の際に聞かれます。
しかし所属研究室を決めるのはM1の夏ですし、研究室所属後にリサーチ・クエスチョンを揉んでテーマが変わることもあるので、詳細なテーマまで決まっていなくても大丈夫なのではないかと思います。
私も入試の時点では2つほど大まかなテーマを挙げていましたが、結局そこから離れた研究テーマになりました。
修士の2年間はあっという間なので、できる研究も限られるなと痛感しています。


…ざっとこんなところでしょうか。
公に出しても大丈夫な情報だとは思いますが汗、進学の際のご参考になれば幸いです!

もしご感想やご相談があれば、noteのコメントやTwitter(@kwm_hoge)にお気軽にどうぞ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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