(医)ファクトを知ったところで実行は難しい。
こんばんわ。感染者の高齢化率が徐々に上がってきて騒がしくなりそうな大阪からですが、皆様は心も体も健やかにお過ごしでしょうか?
今日はソーシャルディスタンスの有効性の論文です。BMJという超有名な論文がわざわざ世界レベルで調べて論文にしてくださいました。
ちなみに、英語圏ではソーシャルディスタンスという単語からフィジカルディスタンスという単語に置き換わっていっております。 社会的距離っていうのが心まで離れていくイメージが強いようです。横文字ならカッコいいと思ってる日本人にはよくわからん認識かもしれませんね。
主要アウトカムは、身体的距離の確保による介入の導入前後のCOVID-19発生率比 です。
結果としては
身体的距離確保の実施により、全体で平均13%低下(149ヵ国)。日本は、4つの介入の実施により6%抑制された。
学校閉鎖、職場閉鎖、大勢の集まりの規制、移動制限が実施された場合のCOVID-19発生の低下は、公共交通機関閉鎖を加えて5つすべての介入を行った場合とほぼ同等で、付加的な抑制効果は得られなかった。また、学校閉鎖、職場閉鎖、大勢の集まりの規制が実施された場合のCOVID-19発生の抑制効果もほぼ同様であった。
あれだけ経済にダメージ与えてもこの程度の抑制効果しかなかったのかと思うと…と考えてしまいますが、人命は何事にも代えがたいという考えもあります。
ファクトベースで話すには数字で語るしかないので、自粛はどうなんでしょう?という感想で締めたいと思います。
とりあえず無駄な集まりは避けていきましょう。
お大事に。