見出し画像

[週報]会社が今後どうなるか分からないので伝えておきますね

2月は入社間もないスタッフもいるし、古参のスタッフが辞めたタイミングとも重なっていて、入れ替わりも激しかった。3月は通常業務に加え大型案件が重なり、さらに今まで見過ごしてた様な小さなことを徹底的に無くし、本当にスタッフ全員が疲れ切ったと思う。

もちろんこれは、僕がやりたいという気持ちだけでやれる様なことではない。できるなら、仕事を通じて僕が感じている様な「やりがい」や「社会に存在している意義」の様な感情を少しでも味わってほしいという気持ちがある。ただそれを押し付けるだけはあまりしたくない。全員が異なるゴール設定でも全く構わないと思っている。

納品だけが目的にならない様にしたのは、全員がどんな状況になっても、どんな職業になっても変わらない普遍的な考えを深く身体と頭に染み込ませたかったからだ。

僕は今まで退職願いを出されたら基本的には断らず、すぐに退職日の話をするタイプだ。今までに何人ものスタッフに退職を勧めたこともある。

そして現メンバーの内、2人から「退職願い」を出された事がある。小さな違和感を見過ごしていた自分の責任と考えている。そして僕はその2人を引き止めている。僕は他人の優秀さや無能さは分かるほど偉くはないが、僕を助けてくれる人かどうかは分かるつもり。その人は絶対に辞めてもらっては困ると本能的に分かる。

仕事をしていると大変な事も多く、特にこの2ヶ月間は全員が色々な考えをよぎらせたと思う。僕としては「やっちまったー」と反省する事も僕も多かった。

ただ、コロナによる強制リモートを決定してから、全員が今まで以上にコミュニケーションの取り方のルール化や各案件に対しての発言、不明点の質問回数や質、契約書関係や財務関係など多くの不明確だったものをスタッフが僕を介さずにほとんど決めてくれた事にとても感動した。

もしかしたら仕事のできる人であれば、それくらい出来て当然かもしれない。しかし僕には出来ない。さらにスタッフ全員が半分素人の様な集団だ。誰も大きな実績もなく、超大手にいたわけでもなく(あ、1人は超大手で秘書してた)、ただデザインもディレクションもほぼ未経験で入社し、今この様に自分の業務外のことにも取り組んでくれ、会社を動かしてくれている。少なくともたった1年でだ。

そしてこんな人達を採用し、そういう環境を作れた事が嬉しくなり自信にもなった。

いよいよコロナがどういう収束を迎えるのか想像できませんが、会社としては10年間で最も攻めの姿勢をとるタイミングとなり、みんなはどんな会社でも働ける普遍的なスキルを持ち始めていると感じています。

サービスの質も発信力も人間力も全てが噛み合わさり出したタイミングが、この様な時代の転換期と重なっている状況がとても楽しみだと思っている。

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?