見出し画像

リカオンに学ぶ主体的なチームの在り方

チームをまとめるのは意外に難しい。ましてや、組織を同じ方向にまとめていくなんて大変。心理的安全性といわれるが、うちの会社はほど遠いと思っているあなたにヒントを差し上げます。

リカオンという動物を知っていますか?。絶滅危惧種に指定されているイヌ科リカオン属に分類される食肉類です。主にアフリカ大陸のオカバンゴ湿地帯などで生息しています。リカオンは20~40頭の家族群を形成して、1日10キロから20キロを常に群れで移動しながら生活しています。
 リカオンで特筆すべきところは、実は狩りの成功率なんです。狩りの成功率は、百獣の王といわれるライオンが30%、最速のチーターでも50%といわれますが、なんとリカオンは70%と言われています。

 その秘密は「くしゃみ」にあるといわれています。要は、狩りに行く場合に狩りに行きたい一頭が最初に「くしゃみ」をします。そして、賛同する場合は群れの仲間それぞれが「くしゃみ」をして、狩りに行くかどうかが「くしゃみ」の数(多数決)決められているということが生態調査で明らかになってきたのです。
 要は、リカオンのメンバーの同意のもと協力して狩りを行っているのです。まさにリカオンのそれぞれの自発的な動機付けのもとに行っているのです。そのほかにも、リカオンは子育てを群れのみんなで行っています。狩りに行くチームと子育てを行っているチームはそれぞれ役割を分担し交代しながら行っているのです。そして、狩りに行ったチームはとらえた獲物の肉を留守番していた子守のチームにも持ち帰り、分け与えることで不平等が発生しないようにしています。また、ライオンや象などが襲来した際は群れのみんなでその危機に対処して乗り越えるというのです。

人間社会で言えば、権威的なボス型よりもリーダー自らが各メンバーの主体性を大切にしながらもチームを一枚岩にまとめていくというチーミングのスキルが大事なのでしょう。
 管理者として心構えや率先垂範、やり抜く強い気持ちや管理者としての在り方をみつめる富士山の麓の「地獄の訓練」の経験とは違います。「上司が鬼とならねば部下は動かず」という本も一時は流行したこともありました。

 時代は変わり、アニメの主人公も鉄腕アトムからワンピースのルフィの時代になりました。ここのところ、エンゲージメントやウェルビーイング、ワークライフバランス、ハラスメント、心理的安全性、サーバントリーダーシップなどの言葉もよく耳にします。

 リカオンのようにチームの成員であるメンバーの意思を尊重しながら自発的に行動していくことや、役割を分担しながら不公平が無いように配慮していくことが大切に思います。
 そして、危機に対してはチーム全体で対処するような連帯感を持っていることなど見習うべきところはたくさんあるなと感心しました。
 この世に生かされている存在としてリカオン流のチームワークを導入するとこれまでにない成果があげられるかもしれなません。
 
リカオンにはなれないかもしれませんが、少なくとも自分ができること個人と組織の成長や活躍をサポートするという志をもってやれることを一生懸命にやっていきます。
外食産業を元気にしたい。従業員もお客様も笑顔でいっぱいにしたい。
コーチングとカウンセリングのスキルを合わせて、1ON1面談の質を上げ信頼できるロールモデルをつくっていきたい。

ご相談お問い合わせは miura@1up-learning.comまでお気軽に。

いいなと思ったら応援しよう!