ハンゾーはなぜ落語を噺すのか? 一席目

どうも、一席お付き合いのほどお願いを申し上げますが。
最近よく聞かれる「なぜ落語をやっているのか」という質問を解決するために、ここでお話させていただきたいと思います。宜しければ聞いていってください。

落語との出会い

日曜夕方の衝撃

これはハッキリと覚えています。中学一年生の頃でしょうか。おじいちゃんが「笑点」見てたんです。たぶん、どこの家のお年寄りも見ていたと思いますが、うちのおじいちゃんも「笑点」大好きです。私はおじいちゃんっ子なので、一緒に「笑点」見て大笑いするのが毎週の日課でした。当時、司会が昇太師匠に代わり、三平師匠が入った頃だと記憶しています。「笑点」を見てるうちに「この面白い人たちは何をやっている人なんだろう。有名人なんだろうけど、着物着てるからただの芸人じゃなさそうだし…」と思うようになっていました。その疑問をおじいちゃんに尋ねた結果、私の人生を変える一言を言い放ちます。「あれは、落語家だよ。
「落語家!?なんだそれは!?」そう。私、それまで落語家どころか落語も知らなかったんです。その解答を受けた私は、こう思うようになりました。

落語って何?

落語って何?」落語のことが頭から離れなくなってしまった私は、近所の図書館に行って「落語」なるもののCDを借りてきました。ハッキリ覚えてます。「五代目柳家小さん師匠の『うどん屋』」でした。しかし、この落語。面白くなかったんです

最悪な第一印象

初めて聴いた「落語」。全く笑いどころが分からずにポカンでした。隣りにいたおじいちゃんはゲラゲラ笑っていましたが、私には笑いどころが全く分かりませんでした。そして、私はこう言います。「つまんない。もういいよ、CD返そうよ。

さあ、落語が嫌いになってしまった少年ハンゾー。このあとどうなってしまうんでしょうか!?続きは次回。

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