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植物記(Pさん)

 都知事選が終わった。小池百合子が再選との事。ああ、そうかという感じ。投票日に、嫁様と一緒に朝早くから投票に行った。道中の、どこからかワラワラ人が寄ってくるという、何となく浮き足立った雰囲気というのも、選挙のシーズンの度に感じる。小学校へ向かって、静かに車が寄せられる。
 帰り道で見掛けた、スモークツリーという、とても細かい花をつける木をうちでも育てようかという話をした。
 以前に紹介した、うちで育てているガジュマルという植物は、そろそろ僕の背丈を越えようというくらい育っている。ガジュマルは、どういう変化の仕方かわからないが、近くの木に寄生するように絡み付いて、絡み殺す、絡み殺す、ガジュマル、と音韻が変わってその名前になった、というのを聞いたことがある。もちろん、諸説あるというやつだ。
 絡まなくても自立しているのを、原生種の写真で見たことがある。しかし、うちのものは、じりつしているにはいるが、どんどん片側に傾いて育っている。片側に、というのは、窓際に置いているのであるが、その光の方向にどんどん横に伸びているのである。それで、どれだけ窓から離しても葉がガラス表面にくっつくようになってしまった。なので、アサガオを巻きつかせるような棒を立て、ビニール紐で枝を引っ張るようにしてみた。これで、植物自体は陽の方向に育ちたいのかもしれないが、真っ直ぐに形を変えることができるかもしれない。変わらなくとも、部屋のスペースの関係で、とりあえず省スペースになってもらわないと困る。ということで、ヘッダ画像のような姿に、今なっている。
 それでもさらに収まり切らないサイズまで育つことも、調べていたら予想されるので、そうなったら、剪定するしかない。今まで避けていたが、むしろ剪定しない人の方が少ない。別にどこにぶつかろうが放っておくということもできる。迷っている。

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