運動記(Pさん)

 ユーチューブに載っていた、ブートキャンプじみた運動を、たぶんもう一週間か二週間近くやっている。
 職場の筋肉好きも言っていた。「人間、マシンを使った運動をしても実生活に生かされませんよ。人はたとえば、物を持ち上げるとき、物を持ち上げるのに使った筋肉を使う。当たり前のようですが、その時に、マシンによって局所的に使う筋肉だけを使うわけじゃない。姿勢を支える筋肉を膨大に使う。自重訓練であれば、自然に使われうる筋肉が全て鍛えられるのです」という意味のことを言っていたはずだ。
 後輩なんだけれども、筋肉に関しては非常に的確な判断力を持っているので、信用している。
 今まで、ティップネスという、ジムに通ってマシンでひたすら鍛えることをしていたが、確かに味気ない。味気ないというのは違うが、身体が動く目標というより、マシンの状態をAからBへ遷移させる為に動かしているという気がするねん。結果として、たとえば上腕二頭筋を鍛えられた、などというが、上腕二頭筋のみが鍛えられてその周辺の筋肉がない場合に、割と役に立たなかったりするのだ。
 結論として、自分が単に身体を動かして、飛んだり跳ねたりする運動。これがやってて爽快だし、なんだか足全体とか腹全体とか、部位に適当に効いてくる感じが逆に信用がおけるような感じがする。有酸素運動にもなる。かなりいい具合である。

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