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見た動画を紹介する日記(2023年11月26日)第160回:改めて菅井友香さんの卒業ソングMV「その日まで」のエモさを書きたい

櫻坂46から菅井友香さんが卒業を発表して、この曲、このMVが出た時は、まだnoteを書いていなかったので、今更だけど改めてこのMVのエモさに触れたい。
個人的には、楽曲の評価に、アイドルや歌っている人のストーリーを加味するのはできるだけ避けたいと思っているのだけど、それでもこの曲は、どうしてもそれを加味して聴いてしまうし、そのうえですごく良い曲だし、MVの映像を見ながら聴くと、何度でも泣きそうになってしまう。

欅坂46から櫻坂46までの活動で、先に卒業していったメンバーとの思い出を主に振り返る1番、グループとしてのいろいろな問題が山積みとなって、キャプテンとして間違いなくしんどい時期であったであろう頃の思い出を主に振り返る2番、これまでの楽曲パフォーマンスの振りの一部を取り入れた今の菅井友香が踊るダンス、間奏を挟んで(MV音源だけ菅井友香によるライブ時のMCボイスあり)、ラスサビでは歴代制服衣装、ライブ衣装を時系列で着て、東京の街を全力で走る今の菅井友香……ここまででも相当にエモいのだけど、極めつけはラスト。
菅井友香が走り続けた最後に、欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」でもロケ地として使われ櫻坂46に改名する以前から聖地だった渋谷の「さくら坂」の坂の下で、「一瞬立ち止まって坂の上を見上げるも、すぐに自分の行く道に向かって再び走り出す」というシチュエーション、「坂を見上げる/見下ろす」「坂を駆け上がる/駆け下りる」という演出は坂道系グループにおいて常に象徴的比喩として扱われるものなので、その演出の結果と言ってしまえば身も蓋もないのだけど、それにしてもあまりにも刺さりすぎる(歴代衣装を着ていた菅井友香がここでは既に欅坂46でも櫻坂46でもない自分だけの服を着ているのもポイント)。

前述のとおり、楽曲そのものの評価ではなく、こういうバックストーリーを加味した評価をするのは自分としてはできるだけ避けたいのだけど、逆にこの曲は、バックストーリーを加味したうえで曲を聴いてほしいし、MVを見てほしいなと思う。

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