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Ζガンダムの最終回がやっぱり良すぎる:見た動画を紹介する日記(2024年1月20日)第215回

機動戦士Zガンダムの最終回、第50話がガンダムチャンネルで配信されていた。
「皆殺しの富野」という富野監督の作風は当時はまだそこまで定着していなかったと思うし、そもそもメイン視聴者層である自分含めた子供たちはそんな富野監督の作風など知る由もなく、Ζガンダムを単に「かっこいいロボットアニメのひとつ」として見ていた中でのこの最終回、そりゃあ衝撃を受けないわけはなく……。
しかし、大人になってから見返すと、「正義は勝つ」とか「主人公が勝つ」とか「ハッピーエンド」とかの、既存のロボットアニメとしてのある種のお約束よりも、「登場人物を全員、設定した性格どおりに丁寧に動かした結果の必然(それは必ずしもハッピーエンドとは限らない)」を重視した物語が、強く心に刺さる。
富野監督の昔の作品って基本的にそうだと思うし、庵野秀明監督のTV版エヴァ、旧劇場版もそうだと思う。

 そんな2人が、富野監督は劇場版Ζガンダム、庵野監督はシンエヴァで、オリジナルとは違うハッピーエンドに着地したリメイクを作ったところに、2人の監督の変化を感じて少し淋しい気持ち、作品に対する物足りない気持ちもあったりするのだけど、どちらのリメイクも「人物を自然に動かした結果の必然」という作風はそのままに、「じゃあハッピーエンドにするには人物をどういう設定にすれば良いか」と逆算して作ったようにも思えるのだった。

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