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聴いた曲を紹介する日記(2023年5月13日)第63回:GLBTM(Studio Outtakes)/Duft Punk(ダフト・パンク)

GLBTM(Studio Outtakes)/Duft Punk(ダフト・パンク)

ダフト・パンクが2013年に発売したアルバム「ランダム・アクセス・メモリーズ」に、未収録音源、アウトテイク、デモなどのトラックを追加した10周年記念盤の中の一曲。

まあ、個人的には、最終的にボツになったり、別バージョンが採用されたりしてパッケージには収録されなかった音源というのは、それはそれなりに収録されなかった意味や理由はあるんだろうな、とも思うのだけど、それでも好きなアーティストの、ましてや解散してしまったアーティストの未発表音源というのは、ワクワクしてしまう。

ダフト・パンクの話ではないけど、初めて自分で買ったYMOのアルバムが海外発売盤音源のみを収録したとされる「オーバーシーズコレクション」で(後に実際は音源を部分的にはぶつ切りして収録していたり、所謂アルファ商法の中で発売された粗悪なベスト盤みたいな商品であることを知るのだけど、当時の自分は「2枚組で沢山YMOの曲が入っていて得だあ!」という理由だけでこれを買ったので、音源の違いを意識することはなかったし、「RYDEEN」もドラムが消える前にフェードアウトするこの音源のバージョンしかしばらく知らなかった)、その中に入っていたこの商品を説明する音楽ライターの人(誰だったかは既にCDが手元になく覚えていない)の文章で、細野晴臣さんが「YMOばかり聴いてないでもっと他にも音楽を聴きなさい、ベスト盤やテイク違い/ミックス違いの音源を買うなら他のアーティストの未体験の音楽を買いなさい(原文ママではないけど、こういうことを言っていたと思う)」という話をしていた……というエピソードを書いていて、それを思い出した。

結局、その初めて買ったアルバムからYMOにどっぷりハマって、YMOばかり聴く人間になってしまったし、YMOに限らず好きなアーティストの未発表音源、別テイク音源と聞くとそれだけでワクワクしてしまう人間になってしまい、それは今も基本的には変わらないけど、それでも、大好きなYMOの大好きな細野さんの言葉ということで強く印象に残っているし、できるだけいろいろな音楽をまずは聴いてみようと心掛ける大人にはなった、と思う。

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