💬【第二弾】配信者インタビュー対談【七瀬 紘×くずはらめい。】

皆さんこんにちは☀️
今回は配信者インタビュー対談の第二弾ということで、歌い手として活動している『七瀬 紘（ななせ ひろ）』さんにお話をお伺いしていきたいと思います。

第一弾もえこさんはこちらから◉

自分の"好き"を忠実に形にし、聴く人に癒しや興奮を与える彼がこれまでどんなことに影響を受け、どんな人生を送ってきたのか。そしてどんな未来像を描いているのか。

七瀬紘の人物像に迫っていきます。


少し長いですが、ぜひ最後までご覧ください( ˆ꒳ˆ )

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目次はこちら↓

はじめに

くずはら：今回は第二弾ということで七瀬さんにお願いしたわけですが、七瀬さん、今のお気持ちはどうですか？

ななせ：有難いです。お誘いいただきありがとうございます。

くずはら：いえいえ。こちらこそお受けいただきありがとうございます。

ななせ：いえいえ。ほんとに。

二人：あはは！（ここでオードリーみたいな雰囲気になる）

くずはら：少し照れ臭いですが、早速始めていきたいと思います。七瀬さん、本日はよろしくお願いいたします。

ななせ：はい。よろしくお願いします。

くずはら：ではまずは、七瀬さんの幼少期についてお伺いしたいと思うのですが…七瀬さんはどんなお子さんだったのか！

ななせ：どんなお子さんだったのか（笑）

くずはら：音楽は昔から好きでしたか？

音楽と出会った幼少期

ななせ：元々はそうでもなかったですね。家に楽器があったとかでもないし、音楽の授業が得意だったわけでもないので、好きでも嫌いでもなかったです。

くずはら：そうなんですね。好きになったきっかけは？

ななせ：お母さんがラジオを持っていて。「新しいの買ったから古いのあげる！」みたいな感じでいつの日か譲り受けたんですよ。それが小学生の頃かな、確か。

くずはら：うんうん。

ななせ：でも譲り受けたものはAMしか聴けないラジオで（笑）

くずはら：逆に珍しい（笑）

ななせ：そうなんですよ（笑）まぁせっかくもらったから聴くようにはなったんですけど、最初は子供向けの進研ゼミみたいな放送を聴いていて。

くずはら：そんな放送もあるんですね。

ななせ：そうそう。最初は本当にそれを聴いているだけだったんですけど、合間に音楽チャートみたいなのが流れてきて。そういうのを聴いているうちに音楽が好きになっている自分が居たんですよね。

くずはら：全ての始まりはラジオからだったんですね。

ななせ：そういうことになりますね。その頃、親がCHAGE and ASKAを聴いていて、ラジオでも流れてくるってのもあって最初にチャゲアスを好きになった感じでしたかね。

くずはら：ほぇ～。

ななせ：音楽との出会いはラジオで、最初に好きになったアーティストはチャゲアス。

音楽を好きになってから

くずはら：今の七瀬さんからは少し意外なアーティストかもしれないです。

ななせ：そうですか？

くずはら：歌謡曲がお好きということは存じ上げているんですが、結構ロックなイメージがあったので。WANDSとかLUNASEAとか。

ななせ：確かに（笑）でも最初はチャゲアス一筋で音楽チャートでチャゲアスが一位になったら「やったー！また一位だー！」って喜んだりとかしてましたね（笑）

くずはら：かわいい（笑）

ななせ：でもある日、違うアーティストがチャゲアスを抜いて一位になって。「なんだよー」とか思いながらも気にも留めてなかったんです。

くずはら：うんうん。

ななせ：すると後日兄貴からオススメだって言って、あるアーティストのCDを貸してもらったんですよ。

くずはら：ほうほう。

ななせ：それでも僕はやっぱり気にも留めず、いつものようにチャゲアスやラジオ番組を聴く日々が続いてたんです。

くずはら：ほんとに当時はチャゲアス一筋だったんですね。

ななせ：はい。でもそれが突然にして覆る出来事があったんです。いつものようにラジオを聴いていると、あるアーティストの特番がやっていて、「あ、これ兄貴が貸してくれたCDの人だな～」なんて思いながら聴いていたんです。

くずはら：うんうん。

ななせ：その特番を聴いているうちに「待って、かっこいいな…」って思い始めて（笑）

くずはら：心が揺らいだ瞬間（笑）

ななせ：そう（笑）それである曲が流れた時に「あれ、この曲…この前チャゲアスを抜いて一位になった曲じゃない！？」って。

くずはら：点と点が繋がった！

ななせ：まさにそうです。それで兄貴に貸してもらったCDをその時初めてちゃんと聴いて。「うわ～！めっちゃいいやん！」ってなって。そのアーティストこそがB'zだったんですよ。

くずはら：B'z～～！！

ななせ：もうほんとに何で最初にちゃんと聴いておかなかったんだろうって後悔するくらいハマっちゃったんですよ。そこでまず「ギターかっこいい！ギタリストになりたい！」っていう夢を持ったんですよ。

くずはら：おぉ～！最初は楽器だったんですね。

ななせ：そうなんですよ。最初は楽器にいったんですけど、それも束の間、すぐに「稲葉さんみたいなボーカリストになりたい！」に変わったんです（笑）

くずはら：七瀬少年かわいい（笑）

ななせ：当時ギターが買えなかったんで。歌を歌うことなら今でも出来るしと思って。

くずはら：楽器が無理だから自分が楽器になるという発想、素晴らしいです。

ななせ：そこから歌手、アーティストになりたいと思うようになりましたかね。それが中学生くらいかな。

“歌”を志してから

くずはら：七瀬さんの夢のきっかけはB'zだったんですね。これまた少し意外です（笑）

ななせ：あら（笑）夢を持ったといっても、今みたいに情報が溢れている時代ではなかったので、最初は"歌"というものを何も知らないまま、それこそちゃんとした発声方法すら知らないまま目指した夢でしたね。

くずはら：人類みな最初はわからん。

ななせ：そう（笑）歌の発声方法を知らないから、練習をするにも地声でそのまま歌っている感じですよね。喋り声のままというか、鼻歌というか。

くずはら：そうなりますよね。

ななせ：うんうん。だから音程も無意識に１オクターブ下で歌っていて、それで歌えた気になっているみたいな（笑）

くずはら：家では歌えた気になっていても、いざカラオケに行くと「高っ！」ってなる現象だ（笑）

ななせ：それそれ（笑）当時の僕の中ではそれが当たり前だったんですよね。知らないから。

くずはら：うんうん。

ななせ：それで、ある日高校の友達と皆でカラオケに行くことになったんですよ。そしたら友達の一人が結構な高音の曲をめちゃくちゃ気持ち良さそうに歌っていて。

くずはら：はいはい。

ななせ：そこで気づいたんです。「あ、１オクターブ上げていいんだ」って。

くずはら：ご友人が歌で教えてくれたんですね。

ななせ：そうですそうです。そしてその頃の僕は、音楽を好きになってから時間が経っているということもあって、チャゲアスやB'z以外にも先程くずめいさんが言っていたように、WANDSやT-BOLANとかも好きになっていて、その中でも特にLUNASEAに目覚めてたんですよ。

くずはら：高校生の頃だったんですね。

ななせ：そうです。それでロージアって曲を１オクターブ上げて歌ってみたんですよ。そしたら歌えて。「めっちゃ気持ち良いじゃん！」って。

くずはら：流石七瀬さん！

ななせ：いやいや（笑）そこで初めて「歌うってこういうことなんだ」って気づきましたね。

くずはら：なるほど～。

ななせ：そこからカラオケが好きになって、本格的に歌うことが好きになっていきましたね。

くずはら：今聞いている中では、全てにしっかりきっかけがあって今に繋がる段階がありますね。

ななせ：そうですね。そして、その頃の僕は吹奏楽部に入っていたんですよ。

音楽をするために送った学生時代

ななせ：別に入るつもりはなかったんですけど、下校中に全然知らない先輩から突然肩組まれて（笑）

くずはら：こわいこわい（笑）

ななせ：ほんと怖かったんですよ！（笑）「ちょっと部室寄って行かん？」とか言われて「え～…」みたいな（笑）

くずはら：絶対に文化系部活の勧誘のしかたじゃない（笑）漫画やん（笑）

ななせ：ほんとですよね（笑）結局断ることも出来ず…こわいし（笑）仕方なく着いて行ったら吹奏楽部の部室で。

くずはら：うんうん。

ななせ：もうここからはお決まりの流れ。「ちょっと吹いてみなよ」って言われて（笑）

くずはら：You吹いてみなよって（笑）

ななせ：そうそう（笑）それで吹いたら音が出てしまって「おー上手いやん！普通こんな短時間で吹けるようにならんよ！」って（笑）

くずはら：やっぱ見たことあるなぁ（笑）

ななせ：（笑）まぁそんな流れで半ば強引に入ったんですよね。でも、入ったからこそいいこともあったんですよ。

くずはら：どんなことですか？

ななせ：クラリネットのパートだったんですけど、それを教えてもらえたおかげで楽譜が読めるようになったんですよね。

くずはら：あ～！楽譜大事！

ななせ：そうなんですよ。結局吹奏楽部には半年間しか居なかったんですけど、楽譜が読めるようになったおかげでその後のバンド活動にも良い影響だったし、曲もつくれるようになったので。

くずはら：ジャンルは違えど基礎をそこで学べたのですね。

ななせ：そうですね。そうして学生時代に音楽の基盤を少しずつつくっていきながら、バンド活動も並行してたって感じでしたね。

くずはら：当時はどんなバンドを組んでいたんですか？

ななせ：たまたま同級生の一人がギターやってて、もう一人はドラムやってて。そのドラムの子の友達にベースやっている子が居て。その子達はもうバンド組んでいたんですけど、ある日解散するってなって。

くずはら：うんうん。

ななせ：そしたら後日、そのドラムの子とベースの子に「スタジオ一緒に入らん？」って声をかけてもらって。X JAPANとかLUNASEAとか色々併せてみて「めちゃくちゃよかったねぇ」なんて言って帰りにCoCo壱で語ったりして。

くずはら：ああいいっすね～！青春って感じ！

ななせ：うんうん。その勢いで「今後一緒にやっていくか！」みたいな流れになって、それで結成したのが僕にとっての初めてのバンドですね。

くずはら：なるほど～。なんかうまいことって言ったら変ですけれど、ご友人にギタリストが居てドラマーが居てベーシストが居てってすごくないですか？バンドってメンバー探すところから始まるものでは？（笑）

ななせ：ほんとそうですよね。うまい具合に周りに居てくれたので。高校に入ってからなのでタイミング的には遅いかもしれませんけれど、苦労したというよりはトントン拍子に結成出来ましたね。

くずはら：必然的に出会ったみたいな。

ななせ：うんうん。探したというよりはあっちから来てくれた感がありますよね。

くずはら：そうですね。その高校時代のバンドでは文化祭に出てたりとかもしていたんですか？

ななせ：文化祭ね！出たかったんですけど、うちの高校文化祭が無かったんですよ。

くずはら：文化祭が…ない！？

ななせ：そうなんですよ（笑）なんか上の代の人が問題起こしたとか起こしてないとかで（笑）

くずはら：うわ～そうだったんですね。なんか高校バンドと言えば文化祭！みたいなところあるじゃないですか。

ななせ：ありますよね。悲しかったです。だから地道にライブ活動したりしてたんですけど、高校生にとって2000円のチケットって正直高いじゃないですか。

くずはら：うんうん。

ななせ：だから全然売れなくって大変でしたね。

くずはら：そうですよね。それこそ文化祭みたいに学校内の知名度を上げるイベントすらもないとなるとねぇ。

ななせ：そうですね。初めてライブをしたのが結成して３～４ヶ月くらいの頃だったんですけど、その時のことを未だに鮮明に覚えているんですよ。

くずはら：どんな初ライブだったんですか？

アクシデントだらけの初ライブ

ななせ：それまで僕は音楽番組しか観たことがなかったんですよ。ライブ映像というものを観たことがなかったんです。もちろんライブにも行ったことがなくて。それ故、MCという存在を知らなかったんですよ（笑）

くずはら：ハッ…！

ななせ：「え！喋らなくちゃいけないの！？」みたいな（笑）

くずはら：（笑）

ななせ：しかもトップバッターだったんですよ（笑）

くずはら：あちゃー！見本が居ない！（笑）

ななせ：そうなんです（笑）ほんとに訳がわからないままやっていて、曲紹介しかしてないかもしれないっていうレベルで（笑）

くずはら：今の七瀬さんからは想像が出来ない（笑）

ななせ：ほんとですか？（笑）しかも、一曲目でギターの弦が切れるという（笑）

くずはら：アクシデントだらけ！（笑）

ななせ：そうなんですよ（笑）二曲目からは対バンの方のギターをお借りして、なんとかやったんですけどやっぱり馴染んでないから弾きづらかったりして。

くずはら：そうですよねぇ。

ななせ：もうその場にいる全員がMAXですよ（笑）

くずはら：いや～初めてでハプニングに見舞われると嫌でも覚えてますよね（笑）

ななせ：そうですね（笑）んで、ライブが終わった後に凹みつつ、次のバンドを見てみるとしっかりMCとかをやっているわけですよ。

くずはら：うんうん。

ななせ：それ見て更にまた落ち込んで（笑）、どんよりしながら皆で帰ったのを覚えてますね。

くずはら：最初は皆色々わからないままやるんでハプニングは付き物ですけれど、やっぱり凹みますよね。苦い思い出。

ななせ：そうですね（笑）確かに苦い思い出（笑）でも今は良い思い出でもありますけどね。

くずはら：うんうん。ちゃんと笑い話になってる。最初にそういうハプニングに見舞われた方がかえってその後の学びにも繋がるし、こうして後で笑い話になるから失敗って尊いですよね。

ななせ：確かにね。これ以上落ちることはない！みたいな自信にも繋がりますし。

くずはら：そうそう。あ、このバンドはツイキャスを始める前までやっていたバンドとはまた別ですよね？

ななせ：そうですね。これはもう学生時代限定に近いような。卒業したら結局大学や就職だったりで皆忙しくなっちゃって、バラバラになっちゃったんですよね。

くずはら：やっぱりそうなってしまうものなんですね。

ななせ：寂しいですけどね。でもベースの子の弟がギターやっていたり、ギターの子がベースも出来たりとかして、臨時的にメンバーチェンジを繰り返しながらしばらく活動続けていたんですけど、結局合わない時間が増えてきて自然消滅しちゃいましたね。

くずはら：そうなんですね。だからこそ良い思い出、笑い話になっているところもあるのかもしれないですね。

ななせ：そんな感じですね（笑）

くずはら：高校を卒業して、初めてのバンドが自然消滅してしまってからはどんな音楽活動をしていたんですか？

ななせ：うーん、変わらずバンド活動をしていましたけど、数で言うと形になっていない（目立った活動をしていない）ものも含めたら結構な数になりますねぇ。

くずはら：わお。全部聞きたいけど全部聞いたら日が暮れそうだな！

ななせ：もう日は暮れてますよ、くずめいさん。

くずはら：そうだった。（インタビューは夜）

ななせ：（笑）

くずはら：では一つ質問していいもいいですか？

ななせ：どうぞ。

くずはら：七瀬さんは今ツイキャスをしていて、歌い手として、ソロメインで活動されているじゃないですか。

ななせ：はい。

くずはら：ひきぷろのことも後で触れていきますが、まずはこれまで学生時代を含め数々のバンドを組んできた七瀬さんが、ソロで歌ってみたを出そう！と思ったきっかけってなにかあったんですか？

歌い手活動のきっかけ

ななせ：まぁそれは完全にとある事件があったからだと思いますね。

くずはら：ある事件…？

ななせ：コロナウイルス。

くずはら：あっ…

ななせ：それまではね、ライブを中心にライブ活動してたんですよ。初めの方に僕のツイッターの名前に付いていた"ミシカ"ってバンドなんですけど。

くずはら：はいはい。ありましたね。

ななせ：でも、突然ライブが出来なくなった。なんなら外にも出られない。

くずはら：うんうん。

ななせ：まじでどうするかなぁってなって。

くずはら：やっぱりプロアマ問わずミュージシャンにとってはライブが全てみたいなところありますもんね。

ななせ：そうなんですよ。でも元々歌い手はやりたいなって思っていたんです。

くずはら：あっ、そうなんですね？

ななせ：ボカロに興味があったので。

くずはら：なるほど！

ななせ：僕が初めてボカロを聴いたのが４～５年くらい前になるのかな？ちょっと遅いんですよ。多分ロキとかが流行っていた頃だと思います。

くずはら：えっ、ロキってもうそんな前なん…こわ…

ななせ：怖いですよね（笑）まぁその頃にボカロを聴いて、今まで歌謡曲とかヴィジュアル系ばっかり聴いていたので凄く新鮮だったんですよね。なんて言うか、ノンジャンルだなって。

くずはら：確かに。ジャンルを飛び越えて色んな楽曲がありますものね。

ななせ：４～５年前以前もボカロの存在自体は知っていて。でもその時は聴く気が起らなかったんですよ。

くずはら：どうして？

ななせ：今でこそ魅力がわかっていますし多方面から怒られそうですけど（笑）、当時の僕は「機械が歌うってなんだよ」って思っていて。

くずはら：あ～、私もそうだったかも（笑）

ななせ：全然聴き慣れないし感情移入が出来ないというか。

くずはら：うんうん。

ななせ：でもある日歌ってみたを偶然聴いて「あ、これ良い曲じゃね！？」って。

くずはら：デジャヴ！！

ななせ：B'zと同じような感じですね（笑）

くずはら：いやでも私もそうだったからめっちゃわかります（笑）

ななせ：そこから歌ってみたを聴くようになって、歌い手さんにハマったんですよね。

くずはら：ちなみにどなたにハマられたんですか？

ななせ：天月さんです。

くずはら：最高。

ななせ：元気な主人公ボイスなところが好きなんですよね。

くずはら：いやほんとに"主人公"が似合う歌声ですよね。

ななせ：うんうん。それで色んな歌い手さんを聴くようになったんですけど、ひとつ問題があって。

くずはら：なんですか？

ななせ：高い。

くずはら：それな。

ななせ：本当にボカロ自体も高いし、それを歌いこなせる歌い手さんも凄いんですけど、僕はそれを真似出来ないのでキーを落とすしかないんですよ。そんな時に蛇足さんを見つけて。

くずはら：言うと思った（笑）

ななせ：ほんとですか（笑）そこからはボカロ曲を覚える時は蛇足さんで検索して～って感じで覚えてました。

くずはら：その頃から歌い手になりたいと思っていたんですか？

ななせ：まぁそうですね。僕もなれたらいいなぁくらいにやんわりと（笑）

くずはら：やんわりと（笑）

ななせ：というのも、レコーディングはバンドでやっていたのでわかってましたけど、それ以外のやり方がわからなかったんです。機材も最低限のクオリティを出せるものしか持っていなかったんで、歌い手に向いている機材も何もわからなかった。

くずはら：難しいですよね。それと揃えるのも大変だし。

ななせ：そうなんですよね。でもやんわりとやりたいなとは思っていたから色々機材を調べたり、やり方を調べたりして、やっとの思いで2020年の2月に初投稿したのがGLAMOROUS SKY。

くずはら：つい最近までやり方を知らなかったと思えないくらいクオリティ高いですよね。

ななせ：いやいや。ありがとうございます（笑）こうしてようやく「初投稿出来た！」と思った矢先に、コロナが流行ったんですよね。

くずはら：そっか。２月だったらもうほんとにギリギリだ。案外タイミングが良かったのかもしれないですね。当分ライブ出来ないし外にも出られないし。

ななせ：うんうん、そうかもしれないですね。ここからちゃんとやってみようって思えたし。実はツイキャスを知ったのもこの時期で。

くずはら：そうなんですね。

ななせ：以前から存在は知っていたし見たこともあったんですけれど、ちゃんどういうものなのかをと把握していなかったというか。でもある日、友人がやっていたのを見に行ったんです。そしたら「あれ？これって僕でも出来るんじゃない？」って。

くずはら：おぉ～。

ななせ：コロナのこともあって自分が出来ることを模索している途中だったし、タイミング的に歌ってみたを出したところだったっていうのもあるので、やりたい！って気持ちが強くて歌ってみたの時と同様、機材ややり方をたくさん調べましたね。

くずはら：ロックダウン中、ただ屍になっていただけの私とは流石違う（笑）

ななせ：いやいや（笑）まぁその最初に見に行った友人は雑談主だったんですけど「僕には歌があるから歌主になろう！」と思って、その年の５月くらいかな？に始めました。

くずはら：やろうと思ってから結構早い段階で始められたんですね。

ななせ：そうですね。頑張りました（笑）

くずはら：５月ってことは、その一年後、つまり七瀬さんが一周年の時あたりに私は七瀬さんを見つけたんですね。

ななせ：確かに。一年後かぁ。なんか出会い方が変だったというか、僕がカテゴリー間違えてたんですよね？（笑）

くずはら：そうそう。歌ってみた：女子になってて「えっ！女の子がJanne Da Arc歌ってる～！」と思って入ったらめちゃくちゃ男でびっくりしました（笑）

ななせ：おかしいなぁ～、なんで間違えるかなぁ～？（笑）

くずはら：思わずコメントしちゃいましたからね（笑）

ななせ：その節はすみません（笑）

くずはら：いえいえとんでもない（笑）おかげで七瀬さんに出会えましたから。というか、仮に七瀬さんがカテゴリー間違えていなくて、ちゃんと歌ってみた：男子に居たとしてもコメントしていたと思います。

ななせ：本当ですか？ありがとうございます（笑）

くずはら：七瀬さん以前、ラジオパーソナリティーになりたいと仰っていたじゃないですか。

ななせ：はいはい。

くずはら：そういうのもツイキャスをやりたいと思ったひとつのきっかけですか？

ななせ：それは間違いなくありますねぇ。なんでラジオパーソナリティーになりたいと思ったか、話してもいいですか？

くずはら：もちろん。むしろ聞かせてください。

ななせ：ありがとうございます（笑）

ラジオパーソナリティーというもうひとつの夢

ななせ：少し話が前後してしまうんですけど、母からラジオを譲り受けたって話したじゃないですか？

くずはら：はいはい。

ななせ：僕は元々テレビを見ない子供だったんです。マンガやアニメは好きだったんですけれど、ラジオをもらってからはそっちの方が楽しくて、益々テレビを見ない子になって。

くずはら：テレビっ子ならぬ、ラジオっ子ですね。

ななせ：そうですね（笑）友達もラジオっ子が多かったので学校で「アレ聴いた？コレ聴いた？」って話すのがほんとに楽しくて。

くずはら：うんうん。

ななせ：それで中学生の頃かな？友達と一緒にある声優さんを推してて。イベント行ったりCDを買ったり。今思えば中学時代結構オタクだったな～なんて思うんですけど（笑）

くずはら：楽しい中学時代じゃないですか。

ななせ：そうですね。で、その声優さんもラジオをやっていたのでずっと聴いていたんです。その中で当時の僕が感銘を受けた、今でも心に残っているその人の言葉がひとつあって。

くずはら：どんな言葉ですか？

ななせ：夢の方程式。夢＋努力＝現実。

くずはら：わぁ～良い言葉。夢を持って努力を続ければ、それが現実になる。

ななせ：そうなんですよ。今でこそ当たり前というか、歌詞とかでも有り触れている言葉かもしれないけれど、当時の僕は子供ながらにとても考えさせられて。

くずはら：確かについ欲張ったり見栄を張って忘れてしまいがちな方程式かもしれませんね。

ななせ：そうそう。あとその人のラジオが好きだった理由は、リスナー参加型のラジオだったんですよね。

くずはら：というと？

ななせ：例えば、オリオン座ってあるじゃないですか。

くずはら：はいはい。

ななせ：あれって肉眼で普通に見えるじゃないですか。それを０時ジャストに皆で見よう！って企画があったり。

くずはら：ロマンチックで素敵な企画！

ななせ：やっぱりラジオを聴いているのは一人ですけれど、そういうのがあると皆で同じことを共有している感じがして。一人だけど独りじゃないみたいな。

くずはら：繋がっている感ですよね。

ななせ：そうそう。だから今ツイキャスをしているというか、あの時やりたい！って思ったのもラジオパーソナリティーになりたいと思ったのも、その人の影響が大きいと思いますね。

くずはら：七瀬さんのルーツが全てそこに詰まっていたんですね。

ななせ：そうですね。本当にその声優さんはラジオだけでなく、さっき夢の方程式も出ましたが人として尊敬出来るし好きだったんですよね。

くずはら：憧れがあったんだ。

ななせ：そうかもしれないです。

くずはら：私今日ずっと貴重なお話聞けてるんじゃない！？

ななせ：そうですね（笑）ラジオパーソナリティーになりたいということとか、チャゲアスから音楽が好きになったとかはツイキャスでも話してますけれど、ここまで詳しく話したのは初めてです。

くずはら：まじっすか！いやぁ～改めてありがとうございます。

ななせ：こちらこそ。やっぱり配信ってレスポンスにタイムラグがあるしコメントだから、独り言のような感じじゃないですか。

くずはら：確かに確かに。

ななせ：だから置いていっちゃってないかな？ってたまに不安になるんですよね（笑）こんな自分のことばっかり話していいのかなって。

くずはら：いやいやいいでしょ！置いていってるだなんて、そんなことないですよ絶対に！

ななせ：そうですかね（笑）

くずはら：置いていってるとかではなく、七瀬さんのリスナーさんは七瀬さんがお話を始めると静かに聞いているってイメージですね。皆お利口さん！民度が高い！

ななせ：そうだといいんですけれど（笑）「この話題大丈夫かな？」とかいつも探り探りで配信してます（笑）

くずはら：大丈夫ですよ。皆七瀬さん大好きですから。

ななせ：ありがとうございます（照）

くずはら：ふふ。一度整理してみましょうか。小学生の頃にお母さんからラジオを譲り受けて、音楽が好きになって、歌手を夢見て。

ななせ：はい。

くずはら：その一方で声優さんのラジオを聴いているうちにラジオパーソナリティーになりたいというもうひとつの夢を持って。

ななせ：そうですね。

くずはら：学生時代では怖い先輩に絡まれたけどそれが好転して楽譜を読めるようになって、友達同士で初めてのバンドを組んで初ライブでポンコツを発揮して（笑）

ななせ：はいはい（笑）

くずはら：高校を卒業してからもバンドを続けていたのに、ある日突然コロナによって活動をやめざるを得なくなった。

ななせ：うんうん。

くずはら：でもそれでも自分が出来ることを模索し続けて、ツイキャス配信者、そして歌い手という今に繋がる。

ななせ：そうですね。こうやって改めて整理すると、ラジオが僕の世界を変えてくれたんだなぁと思います。

くずはら：ほんとそうですよね。

ななせ：だからもう子供達は皆ラジオを聴くべきだと思います（笑）

くずはら：全国の子供達～！ラジオを聴きなはれ～！

ななせ：（笑）想像力も豊かになりますしね。

くずはら：想像力大事！

ななせ：大事！

くずはら：（笑）そんなわけで、幼少期から現在に至るまでをお伺いしてきましたが、どうですか。なんか高校時代の初バンドの話じゃないですけど、全体的にうまいこと流れるようにこの活動をしていらっしゃいますね。必然的にというか。

ななせ：タイミングがね。そうかもしれない。

くずはら：まぁたくさん困難もあったとは思うんですよ。それこそ先程も言いましたけど、ミュージシャンにとってライブが出来なくなるってだいぶの痛手だと思いますし。

ななせ：うんうん。

くずはら：でもそれをしっかりと好転させている。ピンチをチャンスに変えているというか。

ななせ：うーん。まぁ僕が流されやすいのもあるかとは思うんですけどね（笑）

くずはら：いやいや。流されてたんだとしても、その流された先で結果を残してスキルを身に着けているから、流されて良かったんだと思いますよ。

ななせ：そうだとしたら嬉しいです。

くずはら：きっとそうですよ。それからやっぱりお話を聞いていて思ったのは、七瀬さんの探求心が半端ねえってこと。

ななせ：あ、探求心ね！確かにそれはあるかもしれないです。

くずはら：前回のもえこさんのインタビューの時ももえこさんに思ったんですけれど、皆自分の"好き"に忠実ですよね。だからこそ好転していけたんだと思うんですけど。根本的にはちょっとオタク体質なのかな（笑）

ななせ：ちょっとしなくても僕はオタクですよ（笑）

くずはら：まぁ私もですけど（笑）類友！

ななせ：類友（笑）

くずはら：七瀬さんは色んな経緯があって色んな影響を受けながら音楽やラジオが好きになったから、今ツイキャスや歌ってみたの投稿に辿り着いているわけじゃないですか。

ななせ：うんうん。

くずはら：私それって凄いことだと思うんですよ。自分の"好き"をちゃんと忠実に形にしている。

ななせ：そう言われるとそうですね。

くずはら：そして七瀬さんの凄いところは、イメージでさえ形になっているところなんですよ。

ななせ：というと？

七瀬紘の凄いところ

くずはら：オリキャラもそうですが、実写七瀬さんの雰囲気もヴィジュアル系を匂わせるし、得意な楽曲もそうじゃないです？

ななせ：得意な楽曲？

くずはら：これは私だけではなく、七瀬さんリスナー全員一致の解釈だと思うんですけど、七瀬さんと言えばRoyal Scandal、luzさん、Acid Black Cherry、Janne Da Arc、L'Arc～en～Ciel。このあたりだと思うんです。

ななせ：なるほど（笑）

くずはら：お話を伺っている中では出てきませんでしたけど、このあたりのアーティストも影響受けていらっしゃいましたよね？

ななせ：そうですね。大好きです。

くずはら：決してこのアーティストの楽曲を歌っている時だけという意味ではないんですが、輝いてるんですよねひと際。いっちゃん楽しそう！（笑）

ななせ：（笑）歌い慣れてるっていうのもありますけど、ほんとに長年大好きで聴いているアーティスト達なので（笑）

くずはら：それがきちんと伝わるんですよね。楽しそうに歌っている七瀬さんを見るのが、リスナーの楽しみでもありますから。

ななせ：ありがとうございます。

くずはら：こうしてイメージも形になっている。

ななせ：確かにそうかもしれないですね。でも僕ほんとに自分が好きな歌しか聴かないので、ジャンルは狭いですけどね。

くずはら：みんなそうですよ。私は色んなものが好きでジャンルに特化していないから色んなものを歌っているだけで。

ななせ：そうなんですかね。僕、女性アーティストも全然聴かないんですよ。まぁ、その学生時代にラジオを聴いていた声優さんとジュディマリとかは好きなんですけど、昔からあまり女性アーティストを聴く習慣がなくて。

くずはら：ほうほう。

ななせ：こういうこと言うと同性が好きなの？って思われそうですけれど（笑）

くずはら：いやでも、歌をやっている人は男女問わずそうなんじゃないかなって思いますけどね。変な意味ではなくて、異性の歌って自分が歌う上で参考にならないじゃないですか。

ななせ：そうそう。そこなんですよね。

くずはら：同性アーティスト聴いた方が引き出しを見つけやすいというか、自分に取り入れやすいというか。まずキー合わないし（笑）

ななせ：いやほんとにそう（笑）

くずはら：原曲キーが正義みたいな文化ありますけど、そうではないですもんね。

ななせ：僕も昔は「原曲キーで歌えるのかっこいい！」なんて思っていましたけど、今は自分のキーに合わせた方がかっこいいって思ってます。

くずはら：うんうん。私でもボカロ曲を覚える時は女性の歌い手さんで自分の合うキーで覚えますもん。好きな異性のアーティストはたくさん居ますけど。

ななせ：そうですよね。

くずはら：七瀬さんは好きなアーティスト＝参考にしているアーティストなだけだと思いますよ。

ななせ：なるほどです。

くずはら：ふふ。ここまでで七瀬さんの前身となるところはおおよそ聞けたので、そろそろ今の七瀬さんに迫っていきたいと思うんですが！

ななせ：よろしくお願いします（笑）

現在の七瀬紘

くずはら：実はもうひとつ、七瀬さんすげえなって思っている部分がありまして。

ななせ：ほうほう。

くずはら：七瀬さんって、歌ってみたの録音からミックス、動画まで全部ご自分でやられてるじゃないですか。

ななせ：そうですね。

くずはら：最近なんかもうVの姿にまでなって、どこまでいくねん！と思ってるんですけど（笑）

ななせ：（笑）あれもセルフ受肉ってやつです（笑）僕基本的にクリエイティブなこと好きなんですよ。子供の頃から図工とか美術とか好きで成績も良くって。

くずはら：うんうん。

ななせ：ファッションとかも好きだったんですよね。友達の影響もあったし、はじめての就職先が靴屋さんだったこともあって、密かにファッションデザイナーになりたいとかも一時期思ってたんですよね。

くずはら：へぇ～！

ななせ：だからラフとか描いたりしてました（笑）

くずはら：え～！そうなんですね！

ななせ：で、知り合いにタロットカードをする人が居て（笑）、歌に進むべきなのかファッションに進むべきなのか占ってもらったんですよ。

くずはら：ほうほう（笑）

ななせ：ファッションデザイナーの方は悪くはなかったんですよ。で、歌の方は途中凄い困難があるけど、まぁいいところまで行くみたいな感じだったんで、じゃあ歌にするか～って感じで（笑）

くずはら：うわ、貴重な話だな…

ななせ：そうですね（笑）まぁ結局歌の方に進みましたけど、ファッションデザイナーと悩むくらいには創作っていうのかな、クリエイティブなことも好きだったんですよね。だからその延長線上でひとりでやってるみたいなところはありますかねぇ。

くずはら：なるほどなるほど。いやほんとに七瀬さんの編集技術凄いなぁって思っていて。

ななせ：いやいや（笑）

くずはら：これ言うと怒られそうなんですけど、ミックス師に依頼しているような有名どころの歌い手さんではなく、歌主とか七瀬さんのようにセルフミックスされている方の歌ってみたを聴くと、やっぱちょっとボーカル浮いてるんですよね。

ななせ：うんうん。

くずはら：リバーヴが強いのか弱いのか専門的なところは私わからないですけど、素人なりにボーカルが浮いている印象があって。でも七瀬さんの歌ってみたを聴いていて、それを思ったことがないんですよ。

ななせ：そうなんですか！いや有難い…

くずはら：ほんとにほんとに。だから凄いなぁって。

ななせ：いやぁ僕もまだまだ初心者に毛が生えたようなもんですけれど、本家に出来るだけ寄せられるようにっていうのは心がけてます。

くずはら：感じてますそれ。

ななせ：ほんとですか？良かったです（笑）やっぱり僕も絶対に本家リスペクトなので、そこは気を付けている部分ですね。

くずはら：うんうん。今後もセルフミックスしか考えてないですか？なんか私の中で、全部自分ですることが七瀬さんが歌い手活動する上でのこだわりなのかなとか思ってたんですけれど。

ななせ：うーん。こだわりっていうよりは、やりやすいって方が強いかな。やっぱり依頼するとお金もかかるし納期があるじゃないですか。

くずはら：はいはい。

ななせ：自分でやると歌録りもミックスも納得がいくまで時間をかけられるし、投稿も自分のペースで出来るので。それにもし依頼をしてミックスに納得が出来なかった時に、僕そんな言えないんですよ（笑）

くずはら：あ～なるほど（笑）

ななせ：だからセルフの方がやりやすいのかなって。でも、他の人がミックスしたらどうなるんだろうっていうのは興味はあります。しかも依頼することによって自分の負担が減る分、投稿スピードも早くなるし本数も上がるとは思うんですよね。

くずはら：確かに、他の方に依頼すると発見はなにかしらあるでしょうし、特にこだわりたい！って曲はご自分で…とかやれることの範囲というか視野は広がりますよね。

ななせ：うんうん。

くずはら：そうなると色んな七瀬さんが見れそうでオタクタノシミデス。

ななせ：なんでカタコト（笑）まぁ自分のスキルになるものに関しては今後もたくさん挑戦していきたいなとは思ってますね。血となり肉となるような。

くずはら：突然熱い！

ななせ：（笑）まぁ今はセルフでやりたいですね。お金そんな持ってないし（笑）

くずはら：お金大事！

ななせ：毎回依頼出したり、オリジナル動画つくってる人見ると、すげえな、金持ってんなって思いますもん（笑）

くずはら：そうですよね。お金かかる…

ななせ：ほんと。寄付してほしい。

くずはら：寄付（笑）お茶爆なら任せてください。

ななせ：ちがうちがう！そういうことじゃない！（笑）

くずはら：あはは！（七瀬さんかわいい）他に今の活動の中での七瀬さんのこだわりとかってありますか？

七瀬紘のこだわり

ななせ：なんですかねぇ…まぁ今歌い手として歌ってみた投稿したり、歌枠をしたりしてますけど、ラジオパーソナリティーになりたいっていう夢も捨てたわけではないので、僕の最終的な目標としては、歌手になってその上で自分のラジオ番組を持つことなんですよ。

くずはら：うんうん。

ななせ：だから配信を大事にしていきたいですね。歌いつつ、雑談ももっとしていけたらなって。

くずはら：だから最近雑談枠やられてるんですね。

ななせ：そうそう。週一でしか定期枠やってないのは流石に少ないなってのもあって。でも僕の本業柄時間帯が夜なのでなかなか難しいんですけどね。

くずはら：そうですよね。人選んじゃうし。

ななせ：そうそう。あとこだわりってほどではないんですけど、僕せっかくツイキャスやるんだったら視覚でも楽しめる枠にしたいってのがあって。

くずはら：はいはい。

ななせ：ラジオはほんとに聴覚だけですけど、ツイキャスは配信だから。そう思ってずっと文字を動かしてみたり、そういうアニメーションは加えてたんですよ。

くずはら：そうですね。確かになんかしら動いてた（笑）

ななせ：そうでしょ？（笑）それで最近、それの延長線上でVになったんですよ。

くずはら：そういうことだったんですね！あれめちゃくちゃ可愛いですよね！しかも先程もチラッと言いましたけど、それもセルフっていう（笑）

ななせ：そうそう。無料で出来るソフトがあって使い方とか色々調べたり、素材を配布しているとことがあってそれを使わせてもらったり。試行錯誤してやりましたね。

くずはら：あれもクオリティ高いですよね。七瀬さんが動いてる！って思いましたもん（笑）

ななせ：まぁ赤髪青目にしたらそれはもう僕ですよ（笑）

くずはら：（笑）あれは七瀬さんが動いた通りに動くんですよね？

ななせ：そうですそうです。Webカメラで読み込ませてます。その為にわざわざカメラ買いました（笑）

くずはら：そうなんですね（笑）じゃあVが笑ってると七瀬さんも笑ってるんだ、その奥で。

ななせ：そういうことです。

くずはら：いや～可能性は無限大ですね。これから七瀬さん自身もどんどん進化していくでしょうけど、もうネット自体がすごい。

ななせ：うんうん。

くずはら：ボカロもそうですしVも。今なんてVがライブする時代ですからね。

ななせ：いやほんとに（笑）すごいですよね。ネットで調べたらある程度のことはわかるので、ほんと何でも出来る時代になったなって思います。

くずはら：うんうん。

ななせ：まぁ僕もVを取り入れたのは表現の一部として取り入れたので、Vtuberになろうとかは思っていないんですよ。今まで通り実写動画もやるし、素顔を隠すつもりもないし。

くずはら：うんうん。あくまでも表現の一部だし、視覚でも楽しんでほしいから取り入れたっていう。

ななせ：そうですね。

くずはら：なんかほんとに細部までこだわって活動していらっしゃるというか、気を遣われているんだなぁってのは感じます。

ななせ：自分がやりたいことをそのままやっているだけなんですけどね、僕としては（笑）

くずはら：だって七瀬さんって出会った頃から今もなおそうですけれど、ずっと低姿勢で。

ななせ：敬語好きなんですよね（笑）

くずはら：仰ってましたね。でもその中でたまーに出てくる方言とかちょっと強い言葉ってのがギャップで好きなんですけど（笑）

ななせ：そうですか？（笑）

くずはら：リスナーは皆好きだと思います。前に一度七瀬さんがスマホゲームを配信していらっしゃって。

ななせ：しましたしました。

くずはら：そのスマホゲームが謎解きのやつだったのかな？確か。

ななせ：はいはい。

くずはら：その登場人物のひとりの女の子がめちゃくちゃクセが強くて（笑）わがまま姫というか（笑）

ななせ：うんうん（笑）

くずはら：途中で七瀬さんイラッとしたんでしょうね。「なんだこの女」ってつぶやいて（笑）

ななせ：恥ずかしい（笑）

くずはら：普段細部まで気を遣っている七瀬さんだからこそ、すごいギャップで素顔が垣間見えた気がしてなんか嬉しかったんですよ。

ななせ：嬉しかったんだ（笑）

くずはら：そうそう。七瀬さんってずっと言っているように基本的には低姿勢だし敬語だし一人称僕じゃないですか。

ななせ：そうですね。

くずはら：でもたまに俺が出ることもあるし、企画の歌枠している時なんかガンガンリスナー煽るし（笑）

ななせ：はいはい（笑）

くずはら：色んな七瀬さんが居て、それはそれでリスナーとしては楽しいんですけれど、どの七瀬さんが普段の七瀬さんに近いですか？

ななせ：えーどうなんですかね？（笑）まぁ企画の時はバンド時代のようにライブ感を大事にしたかったんで完全にそういうスイッチを入れていたんですけれど、やっぱり雑談枠とかはそんなにかな。

くずはら：うんうん。

ななせ：でも電話の応対とかと一緒で少なからずどんな枠でもスイッチは入ってるとは思うんですけどね。やっぱり配信ってエンターテインメントだと思ってるんで、魅せなきゃいけないってのがあって。

くずはら：うんうん。

ななせ：でもたまに魅せきれてない時があるんですけど（笑）

くずはら：たまにポンコツなんですよね。

ななせ：よく噛むし。

くずはら：そう、よく噛むし（笑）

ななせ：（笑）まぁだから多少なりともスイッチは入れてるけど、どれが近いと言われたら雑談枠の僕になってくるんですかね。

くずはら：なるほどなるほど。いやぁ～でも今日でだいぶ普段の七瀬さんに迫れたんじゃないですか？

ななせ：確かに（笑）

くずはら：七瀬さんのリスナーさんがこれを読んでくれるかはわからないですけれど、すごい貴重なお話もたくさん聞けて。

ななせ：そうですねぇ。

くずはら：嬉しい限りです。ほんとありがとうございます。

ななせ：いやいやこちらこそありがとうございます。

くずはら：では最後に！七瀬さんの今後の活動についてお伺いしたいんですが！

ななせ：はいはい。

今後の七瀬紘

くずはら：今ってコロナ前に組んでいたバンド、ミシカは休止している状態なんですか？

ななせ：そうですね。休止っちゃ休止かな。元々ミシカは活発的に活動していたわけではなくって、ギタリストと二人でやっていたんですけど、その人もなかなか忙しい人なので連絡もそこそこにしているんですよね。だからなんとも言えない状況ではあります（笑）

くずはら：そうなんですね。自然消滅してしまってる可能性もある？

ななせ：あるんじゃないですかね（笑）まぁ本格的にやるならまずメンバーを揃えなきゃいけないって問題もありますし。

くずはら：あぁ～そっかそっか。七瀬さん的には復活したい気持ちは？

ななせ：もし何かきっかけがあればやりたいなとは思います。やりたくないことはないので。

くずはら：うんうん。

ななせ：そのメンバー、ギタリストが持っている世界観っていうのが僕が持っていない世界観なんですよ。マリスミゼルってわかりますか？

くずはら：わかりますわかります。Gacktさんが居たところですよね。

ななせ：そうそう。ああいう西洋系のバンドだったんですよ。それを表現していくって意味ではアリなのかなっておもいますね。面白いだろうし。

くずはら：もしかしたら、何かきっかけがあれば違う世界を表現する七瀬さんが見られるかもしれないと。

ななせ：そうですね。

くずはら：よし、ギタリストさん！連絡してください！！

ななせ：（笑）

くずはら：ギタリストといえば、ひきぷろ！（正式名称はHiKiko→me Project）こちらもギタリストの桂也（けいや）さんとお二人でやっておられますよね？

ななせ：そうですね。僕はミシカもそうですけど、元々ギタリストと活動したいなって思っていて。というのも曲をつくるときにドラムとかベースの打ち込みは自分で出来るけど、僕楽器が出来ないんでピアノとかを打ち込めないんですよ。

くずはら：はいはい。

ななせ：でもバンドサウンドだったらギターがいればなんとかなるし、なんならギター一本でアレンジも出来るじゃないですか。要するに曲を一曲完結させるには楽器が出来ない僕の場合、ギタリストがすごい必要だったんですよね。

くずはら：なるほど。

ななせ：歌い手活動しだした時にオリジナル曲も出したいなって思っていたので。知り合いの紹介で桂也さんを知って、まずはコラボしようってことで出したのがシドのレイン。

くずはら：うんうん。

ななせ：で、そのすぐくらいに僕が考えている企画を桂也さんに伝えて、一緒にやりませんかって誘ったのがきっかけですね。

くずはら：ほぇ～。どんな企画だったんですか？

ななせ：僕は最初レインみたいな動画を継続的に出すことを考えて桂也さんを誘ったんですけれど、桂也さんが「歌ってみたを出すだけじゃなくて、例えば人狼とか色んなゲームをやってみたりだとか、色んなゲストを呼んで雑談コラボをしたりだとか。音楽がベースなんだけど音楽だけに捉われない、そういうことをやりたい！」って言ってて。僕もそれ聞いて楽しそう！って思って。それがひきぷろのコンセプトになりましたね。

くずはら：なるほど～。いいですね。

ななせ：だからABCの企画もひきぷろでやったんですよね。

くずはら：Acid Black Cherryのファンが集って語っていた企画ですね。

ななせ：そうですそうです。

くずはら：それもひとつのエンターテインメントだし、そうやってバラエティーに富んでいる方が遊び心があって見ている方も面白いですよね。

ななせ：うんうん。名前の由来も色々バラエティーに富んでいて。

くずはら：ほう。

ななせ：楽しい空間に皆を引き込む！ってのもありますし、あとは引きこもり。コロナ禍だからっていうのもありますし。

くずはら：うんうん。

ななせ：んで『HiKiko→me』ってHomeももじってたりとか。桂也さんが考えてくれたんですけど。こうやって色んなコンセプトが込められてる名前ですね。

くずはら：すごい素敵な名前ですよね。

ななせ：あとロゴ！僕が作ったんですけど『HiKiko→me』のHは僕の紘のHだし、Kは桂也さんのKだから、そこだけ大文字にしてお互いの好きな色をつけました（笑）

くずはら：ロゴまで作れるんですか七瀬さん…

ななせ：作りました！（笑）

くずはら：いよいよ凄いな…

ななせ：いやいや（笑）まぁこれからも色々企画してエンターテインメントを届けていけたらいいなと思ってます。

くずはら：応援してます！

ななせ：ありがとうございます。

くずはら：七瀬さん的に、今後どういう自分になりたいかとか皆に見せたい未来像とか、そういうものはあったりするんですか？"エンターテイナー七瀬紘"として。

ななせ：うーん。僕はずっとこのスタイルでやっていきたいです。何か大きなきっかけがない限り変わることはないと思います。

くずはら：うんうん。

ななせ：僕の中では続けるかやめるかの二択なんですよね。転身とかはなくって、どうしても出来ない事情が出来てやめるのか、ずっとこのスタイルでやっていくのかの二択。それこそ歌手になって自分のラジオ番組を持つところが最終目標ではあるんですけれど、僕自身そんな若い方でもないからこれ以上ステージが上がることも多分ないかなって思ってます。

くずはら：うんうん。

ななせ：だし、他のフィールド、他の配信アプリに行く気もない。事務所に入ろうとかも思っていないんです。ずっとこのまま。でもその中で出来ることが増えたらいいなと思ってますし、自分が思うエンターテインメントをこれからも貫き通せたらいいな、緩く長くやっていけたらいいなと思ってます。

くずはら：着いていきます！

ななせ：ありがとうございます（笑）

くずはら：いやぁ七瀬さん、今日はどうでしたか？なんか話し足りないことあります？

ななせ：だいぶ話しましたからねぇ（笑）でももっともっと話すと時間が足りないです（笑）

くずはら：確かに（笑）だって人生聞いてますからね（笑）

ななせ：そうそう（笑）でもやっぱりこういう機会がないと、なかなか自分の人生を振り返ったりしないじゃないですか。結構思い出に浸りながら話せたんで良かったなと思いますね。

くずはら：うんうん。それこそ振り返ることによって、自分の活動目的とかを再認識出来ますものね。初心にかえるじゃないですけど。

ななせ：うんうん。

くずはら：まぁ私はそれをいつもセルフでやってるんですけどね（笑）

ななせ：確かに（笑）

くずはら：すぐ勝手にペラペラ自分語りしだすからほんと困りますよね。助けてほしい。

ななせ：助けてほしい（笑）

くずはら：そんな私の話は置いといて（笑）、直近である企画は、七瀬さん自身の懐メロ縛り歌枠ですかね。

ななせ：そうですね。８月３０日夜２１時～です。

くずはら：いや直近すぎる（笑）明日（笑）今日話してくださった学生時代に影響を受けたアーティストの曲なんかも聴けたり？

ななせ：しますね（笑）

くずはら：これは楽しみですね！それに９月末にはRoyal Scandalとluzさん縛り枠もあると。

ななせ：そうですね。

くずはら：輝いている七瀬さんが見れますよ、皆さん！

ななせ：（笑）楽しませられるよう頑張ります！

くずはら：はい！全力で楽しみます！（笑）それでは七瀬さん、本日は貴重なお話をたくさん聞かせてくださり、本当にありがとうございました。楽しかったです。

ななせ：僕も楽しかったです。こちらこそありがとうございました。

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ということで、今回は七瀬紘さんにインタビューさせていただきましたがいかがでしたか？

いつもよりめちゃくちゃ長くなってしまいました…でもそれだけ七瀬さんの魅力を伝えられたと思っています⸜❤︎⸝

これからも配信者インタビュー、続けていこうと思いますのでまた第三弾があった時は是非とも読みにきてください。お待ちしております.˚⊹ ⁺‧( *´꒳`*)‧⁺ ⊹˚.

下に七瀬さんの各リンクを載せてますので、そちらも是非よろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。

七瀬 紘（ななせ ひろ）
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