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あなたには小さくても、私には大きいチカラ。

小学校5年生だったと思う。少しのイジメを受けていた。

ある日、下校途中の通学路の塀に「◯◯のバカ」と落書きされていた。その時の衝撃。

2つ下の妹が見たらどう思うだろう。お母さんは?この壁のおうちの人に謝った方がいいのかな。でも、私は悪くないはず。悲しく不安で恥ずかしく、悪くないのに何故か申し訳ない気持ち。

でっかく書いてあったそれは、すぐにみんなに知れた。平気なふりをしていたら、ひとりの女の子が、「ひどい!仕返ししてやる!」ってすごい怒ってくれた。嬉しくて「仕返しはしなくていいよ」って笑ってしまった。

あの時の心強く救われた気持ち。今でも鮮明に思い出す。その子には特別なことじゃなかったかもしれないけれど、わたしには神様みたいに特別でした。

少しの力が誰かの大きな救いになると強く信じるできごとでした。


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