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TRAの人達の最終目的は、特例法の手術要件の撤廃など法律を変える事?そうなった場合の未来はどうなるのでしょう。

※TRAとは。トランスジェンダーの権利運動(英語版)を支持する活動家(Transgender Right Activist)の頭文字をとった略称。

WANへのひとりの女性の記事の投稿から、にわかにツイッターのタイムラインが激しい状態になってきました。

 「差別をするな」「トランスフォビアだ」「当事者の事を知らないくせに」という言論が今また吹き荒れています。それも研究者やある程度名前の知れた人々から『こんなに差別的な記事をあげるなんて、WANはどのように考えているのか』と。(まるで2年前のようです)

公開質問状も送られた。「WANとしての姿勢を示して欲しい。記事を削除するなり、対策を」など迫られています。

「差別的な記事」(と言われている、石上さんのエッセイ 現在35769vew)

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読んでみて、差別だというところは見当たらない。

 本当にそうでしょうか。仮に差別だったとして、どの点が差別的だという具体的な指摘は石上エッセイに対してなされていません。差別的だと断言するなら、「ここがこのような意味で差別だ」というような具体的な指摘があってしかるべきではないでしょうか。


そもそもフェミニズムとは?

 フェミニズムとトランスジェンダリズムの問題とは分けて考えるべきです。

・フェミニズムは「女性への差別を解消し、女性の権利を取り戻す」事が主眼です。時代により少しずつ主張やスタイルが違っていたりします。根本は女性の差別問題からスタートしています。

・トランスジェンダリズムとはなんでしょうか。他にたくさん解説してくださっている人もいらっしゃいますので、ここではざっくりと。「性自認を自己決定のみで行うべきとする主張」です。

※資料を頂いたので、9月1日追記します。ご提供に感謝いたします。

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 なので、なぜトランスジェンダリズムの問題をフェミニズムの責任として責められるのか理解できねますが、現在「フェミニストは全ての問題を解決する人」という定義らしいのでそういうことなのでしょうか。(ex:「フェミニストはこの問題にはだんまりですか〜」「ツイフェミは二次元を攻撃するのに三次元のケースには見向きもしないんだな」など。

いや、そんな馬鹿な。フェミニズムは女性の問題を解決しようとする事がスタートのはず。人扱いされていなかった女性たち。参政権がなかった時代もありました。

TRAたちやその周辺の人たちの最終的な目的は何だろう?女性の定義を変えることで何を手にするのか。

 「差別をするな」で終わりではないでしょう。排除するな?どこから排除されているのでしょうか。こちらも具体的な指摘がないと、何を指しているのさっぱりわかりません。

 とりあえず、現在ツイッター上で問題とされているのは女性スペースへの配慮です。

①女子トイレ問題

 現行法では、女子トイレへの男性の侵入は建造物侵入罪や、迷惑行為防止条例違反等にあたります。取り締まることが出来る…とはいえ、盗撮、暴行目的の進入など性犯罪が数多くあり、ひとけのないトイレなどは危険な場所でもあります。

②女湯問題

 当方、数回公衆浴場の受付で聞いてみました。「最近話題のトランスジェンダーのことがありますよね、こちらではどのように対応されているのでしょうか?」と。

すると予想通り「身体の性別の方へお願いしています」という回答でした。

でも男性器をタック(陰嚢を体の中へ押し込み、竿をテープなどでとめる方法)して女湯に入り、体を洗った後にカメラに向けてタックを外して見せるという動画もネットで公開されています。恐ろしい行為です。

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女湯に入り、「女です…」と繰り返し、逮捕。2018年に逮捕されているが再犯で2010年にも逮捕されていた。

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https://www.nikkei.com/article/DGXNZO07773930Q0A520C1CC0000/


 男性器のある人を女湯でみたらどうしたらよいのかと聞くと、「すぐにお知らせください。対処します」との事でした。よかったと胸をなで下ろしました。当時、Twitterでは「もう女湯に入ってるよ!ぐへへ」「そんなに複雑なの〜あたしなんてチ○コ股に挟んでちーっすってしてる」等のツイートが投稿されて怖かったので勇気を出して聞く事にしたのでした。

私は当時家族とスーパー銭湯や温泉に行くことを趣味としていたので、聞いて本当に安心しました。今も行きます。リフレッシュでありリラックス空間です。


 さて。ここであの方々の最終目的とは何かと考えると、法律を変えることではないかと思います。次にみてみましょう。

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【性別変更に手術要件がなくなれば、「ペニスのある女性」が当たり前に存在することになります。制度を変えるというのはそういうことです。】


 現在は特例法により定められ、戸籍変更をするのには手術が条件であり(その他にも条件はあります)かなり慎重な手続きが必要です。そうして戸籍変更をした人は、女性の戸籍なら女性のスペースへ。男性の戸籍なら男性のスペースへ生活の場を移してゆくのです。

問題は「手術をせず男性の身体のまま、女性と認めるように変えようとしている」こと。


 海外で使われている「セルフID」を適用するところまでゆくのでしょう。そうなると手術をせず男性器のある状態のままでも、『セルフID』で『女性』と認められます。女子トイレにも、女湯にも問題なく入れるようになります。

※セルフIDとは、手術しないまま男性の身体のまま女性と自己申告したら女性と変更する制度。

 もしこのように決まりが変えられた時、例えば女湯で「わー、男の人!」とでも叫ぼうものならその人は差別者と呼ばれ、法的に罰せられる事になるでしょう。またパリテ法など、男性と女性とを同数にする為に先人が定め実行してきた制度は意味を為さなくなります。現に「女性の政党の党首がトランスジェンダー女性」という例もあります。犯罪の面では、逮捕され「私は女性です」と主張し女性刑務所に入り次々に看守、受刑者を強姦した事件もあるのです。

女性枠へトランスジェンダー女性が当選した例

https://thevelvetchronicle.com/ny-democrats-quietly-dismantle-1-male-1-female-rule/

カレン・ホワイトの事件

https://1ovely.com/transgender/


荒唐無稽なバカバカしい話と思いますか?しかし残念ながら海外では現実にそうなっているのです。

 スポーツの世界では、ボクシングでトランスジェンダー女性と試合をした非トランスジェンダー女性は重症の怪我を負いました。その他のスポーツでも、元男性の身体を持つトランスジェンダー女性に敵わず非トランスジェンダー女性が大怪我をする問題が起きています。

セルフIDで性別を変える事が可能になる法律に変えていった海外はどうなっているのか、注視し学ばないといけません。


 トイレの問題では、学校で男子生徒から嫌がらせを受けるので女子トイレに行けなくなり、膀胱炎や学校そのものに行けなくなるなどという報告もありました。それは、トランスジェンダーに配慮し、女子トイレ男子トイレをなくしたから起きた出来事です。

(Googleなどの自動翻訳で読めます)


これらは本当に差別の解消に必要なことだったのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

【それは本当に差別の解消なのか】

 全ての人により良い社会になるための措置なのか。どんな場合でも弱いものが理不尽に泣くことがあってはならないはずです。トイレの問題では、前述の通り女子生徒たちがひどい目にあっています。

 日本でも同じように法律を変えた場合、泣くのはやはり女性や子どもたちになるでしょう。現在でもこれだけ被害が多く、加害を防げていないのですから。その点を改善せずに表面だけ「これで差別は無くなりました」というようなことをしたらどうなるのでしょうか。

例えばセルフIDが認可された国ではスポーツの場面でトランスジェンダー女性が数々の競技で優勝しています。

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 一方、全米初のこのような法律もありました。これは度重なるトランス女性と非トランス女性の試合の折りに重大な怪我をする場合があって、それを防ぐことを重要視した結果ではないかと思われます。

考えてみて欲しいのです。2m近い人と160cmの人、体重も100キロと50キロと倍の差があったら。また、筋肉量に相当の差があったら同じ競技のスタートラインにつけるだろうか?こうした種々の疑問が、自然と湧き上がります。


 この問題を考える時に注意してきた点があります。それは手術をして身体を変えて生きたい人がいる一方で、手術のお金を用意するのが困難だったり、他の病気があり手術をすることでリスクが高まる可能性の為に手術ができない人、もしくは手術を必要としない人。

 様々な人がいます。目立つTRA(トランスジェンダーライツアクティビスト)の他に、埋没して静かに生きていきたいひとがいることを考えると我々は二年前、しばらくの間どのように話して良いのかと葛藤があったと思います。埋没して生活している人は、この話題が出てくること自体も嫌な気持ちになるでしょう。ネットの荒れようをみて、辛い気持ちが再燃する場合や持病がひどくなることもあるでしょう。性別を移行途中の方や移行を希望する方を傷つけるのは本意ではありません。

けれどもここ数年で急に状況が変わってきました。

問題は、「手術しないまま、男性身体のままで性別を女性だと認めるべき」と主張する人がいるという事。それは女装男性では?いいえ、そうではなく、その人も『トランスジェンダー』 なのです。

TRA側が出してきた「手術を望まない人へ手術を強要するのは人権侵害である」という観点から、手術をしないまま性別変更が認められるべきという論もあります。というか、むしろこちらが世界的に主流となってきています。

 以下はJ.K.ローリング氏がツイッターで炎上した流れを紹介している記事。セルフIDに反対したら失職し不当だと訴えた裁判で敗訴。セルフIDが正当だと考えられている流れの方が強力なのです。

https://front-row.jp/_ct/17326661

 これは、イギリスの研究員マヤ・フォーステーターが、ある裁判で敗訴したことに言及したツイート。マヤは不平等問題に取り組むシンクタンクで働いていたが、「生物学的性別は2つしかない」、「性別は生まれつきでなく性の自認で決まるという考えの“セルフID”を中心に性別変更を可能にすると、女性の権利が守られなくなる」と主張し、解雇された。これを受け、マヤは失職が不当として訴えていたが、18日に敗訴した。


もちろん、本人が望まない手術を強要するのは人権侵害です。(つい先日、優生保護法による強制手術は重大な人権侵害だったと認められた裁判があり、しかし違法性は認めつつも賠償請求は時間がかかりすぎと判断され、賠償請求は命じられなかったのです。こんな酷いことがあって良いのかと思いました。)

 私は本人が望む場合は手術をできるようにすべきと考えます。本人が望むありようはできうる限り実行されるべき。重要なのはそのことを実行する法律に変える場合と、施設の運用の話、つまり女性と子どもの安全の話はまた別に論じるべきなのです。

”トランスジェンダーの人が人権を侵害されてはならない。人間は誰一人として望まない生き方を強制されてはならない。”

女性と子どもも同じ人間です。

 現在、女性と子どもの人権を侵害する性犯罪が多発する社会のありようを改善しないといけません。女性と子どもの安全確保ができていない状態で、あれこれと急いで変えるべきではないと考えます。

石上エッセイの「トランスジェンダーを排除しているわけではない。」

 それはこういう話なのです。現実に即した話をしていきましょう。どうか「差別は何がなんでもいけない!」「この差別者め!恥を知れ!」という色眼鏡を外してもう一回だけ、丁寧に真実を追ってみてください。もちろん、差別を許さない姿勢は大切です。自分もその姿勢です。けれどもハイコンテクスト(前提が入り組んでいる)なこの問題は、一筋縄ではいかないのです。じっくり立ち止まり、調べ、考える必要があります。

 この2年の間にはトランス当事者の人であっても、TRAの主張する意見に異議を唱えたらすぐに集団で攻撃をされ、ツイッターアカウントを凍結されてきました。

 「くたばれ!GID」というのもひどいスローガンです。ツイッターでの発言もありました。もしもタイミング的に知らないのであれば「こういうことがあった」という市井の女性の声を聞いてくださいませんか?

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 そしてどうかご再考ください。現在、ツイッターでは二年前にみていたことや、現在みえているものを多くのアカウントが必死で声をあげています。

 ただ、これでもずいぶんと状況が良くなっているとをここに申し添えておきます。以前は小さな声で「これは違うのでは…」と言っただけで数日でツイッターのアカウント削除まで追い込まれました。絶望が広がる状況から、ここまで良くなってきたのは、多くの諦めない人たちがいたからです。これからも声をあげたい。あの部分は考えが違うけど、と、ささやかに部分的な共闘をして、この先の女性と子ども、弱いものへ負債を残さないようにしたいと考えます。

差別だと断じるならば具体的にどこがどう差別なのか?排除というなら、どう排除されているのか。排除的言説というならその意味を明示してください。

 具体的な指摘はこれまでに誰からもありませんでした。(見落としていたらお手数ですがコメントやツイッターのリプなどで教えてください。)

具体的な指摘ではありませんが、WANへの質問状を「ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会」さんが提出されています。

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質問状より引用

わたしたちが衝撃を受けたのはエッセイの内容ではなく、このエッセイがWANというフェミニズムを掲げる団体のサイトに掲載されたことでした。


 差別的な(と思っておられる)エッセイが、WANではないところに掲載されるなら衝撃ではなかったのでしょうか。…と、そんなことはないですよね。あの、WANが!というところを強調したいのでしょう。

同じように二年前「フェミニストなのに、差別を是正しようという立場の人なのに、トランスジェンダーを差別するなんて信じられない!」という声がぶつけられたのを彷彿とさせます。

質問状より引用

WANには、トランスジェンダーの人たちを取り巻く問題の深刻さを認識し、注意や関心を持っていただきたいです。石上氏のエッセイは、「トランス女性を排除しているわけではない」と言いながら、トランスジェンダー(特にトランス女性)の人権と、シスジェンダー女性が性暴力の被害にあわず「安全」にスペース利用をおこなうことが、対立しているという前提で論を展開したものでした。もし同じロジックを用い、女性の人権を保障することで男性が脅かされると書かれたエッセイがあったなら、WANの方々も差別的だと判断されるのではないでしょうか。

 石上エッセイでは「トランスジェンダーの人権」と「シスジェンダーの安全」とが対立しているという書き方はされていません。このロジックは今までにたくさん使われた「トランスジェンダー女性の人権とシスジェンダー女性の人権には優先順位があるというのか」という意見と同じですね。

『もし同じロジックを用い、女性の人権を保証することで男性が脅かされると書かれたエッセイがあったなら、WANの方々も差別的だと判断されるのではないでしょうか』

同じロジックというならば、「トランスジェンダー女性の人権を保証することで非トランスが脅かされる」となります。が、そもそもこんなことは石上エッセイに書いてありません。

《同じロジック》女性の人権を保証することで、男性が脅かされる(男性が性暴力の被害にあわず「安全」にスペース利用をおこなうことが、対立しているという前提)《質問状の引用》


しかも「トランスジェンダー女性から」脅かされると石上エッセイにはどこにも書いていないのに、脅かされるという言葉を使用した印象操作のように感じます。

 石上エッセイではこのような心配の声をあげたら、どのように罵られ「差別」と断じられてきたかという具体的な言葉の提示があっただけです。

質問状より引用

石上氏による当該エッセイは、トランスジェンダーへの差別をフェミニズムの語彙を用いて正当化し、誤った印象操作をするものです。生理などの身体的特徴によって性別が決まるのだと主張して、ミスジェンダリング(誤った性別割り当て)を煽動するとともに、トランスジェンダー排除言説への批判を攻撃と読み替えたり、トランスジェンダー排除派フェミニストを被害者として逆転させたりなどのイメージ操作を行っています。

 生理などの話として引用したのはJKローリング氏の主張であり、石上さんのものではありません。

トランスジェンダー排除言説というのはいったいどういう言説でしょうか。ミスジェンダリングをどのように扇動しているのでしょうか。

「批判を攻撃と読み替える」というのは下記のことでしょうか。

石上エッセイより引用

実際に、戸籍を変更して暮らしている「トランス女性」はもちろん、これまで女性として生きてこられたトランスジェンダーには、もちろん、女性トイレをはじめとした女性専用スペースを使って構わない、ただ、ペニスを付けた男性が女性風呂に入ることは、耐え難いのです、とネットで表明しただけで、「ペニスフォビア」だと罵られ、「ガールディック」「女根」「大きなクリトリス」「ただの小さな肉塊」を受け入れられないのは「トランス排除」だと断じられてきました。トランス女性(MtFトランスジェンダー)が問題なのではない、それに便乗する性加害者が問題なのだと言えば、犯罪被害を軽視したり妄想扱いしてくるような発言もありました。「性犯罪被害者がペニスが怖いなら、専門医にみてもらってやりくりしろ」などと、性犯罪被害者にも多くの非難が寄せられました。

 ここでは攻撃とは言っていません。あくまでも、このようなことがありましたという冷静な具体的な言葉であり、この時をリアルタイムでみていた人からは「本当にこの通りだった」という共感の声が寄せられています。

・ペニスを付けた男性が女性風呂に入ることは耐えがたい→「ペニスフォビアだ」と罵られ「ガールディック」「女根」「大きなクリトリス」「ただの小さな肉塊」を受け入れられないのは「トランス排除」だと断じられてきました。

(そういえば男性からの「男性器が怖いなんて、生娘じゃあるまいし」という酷い発言もあった)

・トランス女性が問題なのではない、それに便乗する性犯罪者が問題なのだ→「性犯罪被害者がペニスが怖いなら、専門医にみてもらってやりくりしろ」「そんなに怖いなら家にいて外に出てくるな」という言葉も。

・・・・・・・・・・

 攻撃という言葉に言い換えたのはどうしてでしょうか。これこそ被害者を加害者に見立てる「逆転現象」が起きているのではないでしょうか。

 繰り返します。現行法では身体の形状により使用できるスペースがわけられています。これは防犯に配慮したり、裸で入浴する公衆浴場という海外にはあまりみられない特殊な日本社会の仕組みです。

 海外の事例をそのまま日本へ持ってくるのは無理があります。社会の仕組みが全く違うのですから。裸で知らない人と一緒になる状態がほぼない文化圏の決まりを、何も変えずに輸入するのは実態に即していないと言わざるを得ません。

 トランスジェンダーが各個人の性別を自分で決めるという風にもしも、法律が変わったとして。女性トイレや女湯への犯罪がいま現在多くある以上、犯罪を防止する/なくすという観点からの対策が必要。その一環として身体が男性の人が女性スペースに入るということ自体を防がなくてはなりません。犯罪を猛然と防がないとならないのです。犯罪が現在のまま蔓延ったままだと、トランスジェンダー女性も被害に遭います。(すでにトランスジェンダー女性は被害者だという主張もありました)

 差別に反対する、それ自体は大切なことです。差別はダメ。同時に自分の中に気がついていない差別心がないか常に点検が必要だと考えています。

その先の未来も一緒に考えましょう。セルフIDで性別を女性と変更し、手術をせずに男性器をつけたままの人と一緒に女湯に入れますか?このように2018年〜2019年に質問をしたとき、

「はい。このトランスジェンダー女性は知ってる人で信頼関係があるから、男性器がついていても気になりません。だから風呂に一緒に入れます」

という回答をされたことがありました。そうであるなら知っている人とあなたはぜひ貸し切りの内風呂などで、一緒に入ってください。

公衆浴場では良く知っている信頼できる人たちとだけ、同じスペースに入るのでしょうか。違いますよね。全く知らない人たちと入ります。

 他人の身体はじろじろみたりしない、お湯が他の人にかからないように静かに使用するなどの公共マナーを学び、お互いに配慮しながら知らないもの同士、一緒にスペースを使うのです。

そこでは「知っている人・信頼できる」という前提は成り立たないのです。

逆に知っている・信頼できる人だから一緒に入ると回答した女性は、知らない人とはお風呂に入らないのかも知れません。もしそうなら、公衆浴場の話をするのははなから無理があるというものです。

 さて。あなたは、男性器がついた見知らぬ人と「この人は女性なのだ」と何も説明もなく、納得して一緒に公衆浴場へ入ることができますか?

未来のために、具体的な例をあげ話してみませんか?

もう腹を割って、一つ一つの具体例を出して話しをしてゆくほかないでしょう。

「これは差別的発言だ!議論の価値はない!議論しては駄目だ」という姿勢の先には何か明るい展望はあるでしょうか。(ちなみに海外で“議論に乗らない”というスローガンで話し合いは拒否されています)

「この言葉は差別的だから使わないようにしよう」

「こういう事を指摘すると、トランスジェンダー当事者は気にしているから良くないと思う。〇〇と言い換えよう」

こんな風に「非トランスジェンダー女性が恐れるのはこの部分なのです」と提示があったら、「それならこのようにしてみるのはどうだろう」と建設的な話し合いが必要な筈です。

今「議論は必要ない」「あの差別者たちとは話すべきではない」という言葉がややみられてきました。お聞きします。その姿勢は解決に向かう道へ続きますか?

これでは2年前の大混乱と進歩がありません。「それをいうと死人が出るぞ!お前の言葉で人が死ぬ!黙れ!恥を知れ!」「それならばこちらだって死人が出るといったら話しを聞いてくれるのか」

という負のループを繰り返す意味はありますか?ありませんよね。拒絶したままでは解決へは向かいようがないのです。

これからは建設的な話し合いをしてゆき、より良い未来に向かいましょう。自分は大人として次世代のために、少しでも良い世界にして渡したいと考えています。その為に出来ることをしよう、と。


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前回の「トランス女性は女性です」の意味と問題点のnoteを読んでくださって、「話し合いが出来るのではないか」という感想もあり、本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。

関連note↓ぜひ。

***** 加筆修正について ****

・9月1日トランスジェンダリズムについて、スクショ三枚追加しました。

・トランスジェンダリズムの箇所

  訂正前「性自認を自己の認識のみで」→

  →訂正後「性自認を自己の決定のみで」



生きててよかったな!って思う食べ物と飲み物の購入に充てさせて頂きます。 おいしい紫蘇入り唐揚げときんぴらごぼうが得意技です。ありがとうございます