見出し画像

#3_1 USPとアイドル

#3では雑談を踏まえつつ、あるテーマでアイドルを語ると言う、各論的な章とする。
今回のテーマは「USP」である。

USPって何?

USP
Unique Selling Propositionの略。
商品やサービスが持っている独自の強みを意味するマーケティング用語。1960年代にアメリカのコピーライターが提唱。

日本には同じようなものにPC端末だとか遊園地だとかがあるが、今回はUSPである。

要約すれば「あなたは他の人と何が違うんですか?」である。
例えば彼氏のどこが好きなの?って聞かれた時に顔とか優しいとかみたいな他の人でも間に合うことではなく、私に足りない〇〇のところがあって…みたいなこの人ではないとという理由というべきかと思われる。
また過去に読んだ『直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家 』では下記のように記している。

"小学生に20秒で説明できるように"

要は「わかりやすく」「個性的に」ということである。

さらに深く見ると、よくUSPで出てくる事例はアスクルがオフィス用品をすぐ配達してくれる(⇔事務員が買いに行く)や、ニトリの安くてそれなりにいい家具(⇔高くていい家具)などがある。
いわゆる3C分析(市場・他社・自社の状況分析)の中で
・customerの別の要望(今満たされていない点)
・competitorが満たせない点
・companyが満たせる/満たそうとする
のところをきちんと押さえ、その価値をわかりやすく言えるかということである。

画像1

USPとアイドル業界

ここで注目したいのが、USPの事例や有効活用される業界は「自社と他社で違いがわからない業界」と言える。
特に技術面の違いが出しづらいB2B業界は難しい。
例えばIntel社はPCのCPUという意味不明なものの中で、(PCメーカーの販促費サポートなどがあった上で)メーカー広告内での露出から認知度・ブランドイメージを向上させた。
※ちなみにUSPとCPUも似てる…

その中で、アイドルは違いがわかりにくい業態の最たる事例かと思われる。
アイドルオタクに「そのグループだから出せるものって何?」と聞いて答えられる人が少なかったり、そもそも運営側もわかっていなかったりする。

このUSPはアイドル業界のファンがすぐ他界する(ファンを辞め違うグループに行ってしまう)ことに対し、「ここでしか体験できない価値」を出すこと、もしかしたらただ気付かせることができる。
また、知り合いからのおすすめや紹介(AISASのshare)で新しいアイドルを知ることが多い(今後「支え」という文化も紹介したい)中で、実はshareのしやすさがファン拡大の鍵になることは明らかである。

ただ、殆どのグループが押さえてないことで、実際問題としては他でも提供できても、勝手に言い出してその価値を体験させることができるフェーズだと思っている。
過去、夢みるアドレセンスが「可愛いだけじゃダメですか?」は、正直可愛いアイドルなんて他にもいたけど、そう言い出すことでこのグループに対し「他ではなくここでこそ本当に可愛い子と話せる、ライブが見れる」という価値を体験させる(逆にいうと唯一気付かせる)ことになるのではないかと思っている。

過去のUSP×アイドル

やはりあげるべきはAKB48の「会いにいけるアイドル」である。今までモーニング娘。などテレビの中の存在から一気に距離を近づけた。
また欅坂46の「笑顔のないアイドル(≒可愛いでではなく格好良さを売り出す)」なども楽曲含めて話題を集めた。
この辺りの話は今後、アイドル史みたいな中でまとめていきたい。

食前舌語が勝手にUSPをつけてみる

最後に勝手に今あるアイドルに勝手につけてみることにする。

26時のマスカレイド:
「夏の主役はニジマスだ。汗まみれで努力する時も、しんみりしたエモーションな時も。私たちがファンを夏に誘う。」
夏の暑さ・エモさを体感できる。ヲタクと夏の相性よかったり。あと、歌の業界にはTUBEさんが夏の帝王としているけど、アイドルにはいなかったので。

ラストアイドル:
「アイドルは応援する存在へ。手を伸ばした先を挑み続ける姿で、挑戦する人全てを応援する。」
正直今のラストアイドルは迷走中であるが、それでもいえることは常に挑戦することである。時に挑戦する姿は他の挑戦者の背中を押すこともあるだろうと。(正直SNSとか頑張る前にもっとオタクと向き合った戦略を立てるべきな気がするがここは…)

FES☆TIVE
「会場の体感温度を2℃あげるアイドル。ステージ終了後は隣のファンも友達に。」
元々「お祭り系アイドルユニット」という肩書を示しているが、別にお祭りであること自体は価値にはならない。もう少しわかりやすく、(本当かはわからないけど)フェスティブさんのステージパフォーマンスの活力・会場の一体感を前面に出せるほうがいいのかなと思った。

今だって、その価値を実は出せているアイドルはいるけど、まだ明言していないのでこれこそ勝手に(笑)

閑話休題

ヲタクしたい。最近全くライブ行けてないなぁ(最近を2週間以内として定義するヲタク。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?