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スタートアップで活躍する人とは

こんにちは!株式会社コンシェルジュの太田です。

今回は最近スタートアップ界隈が盛り上がっているのを見てスタートアップでのキャリアに興味がある方に向けて、スタートアップで活躍する人の特長について書いてみようと思います。

大企業とスタートアップの違い

大企業とスタートアップってもちろん違う性質を持つ企業体なんですが、決して対立する関係ではなくて、僕の感覚では「スタートアップは無から有を生み出してその後大企業を目指すぞ!」って立ち位置だと思っています。
大企業とスタートアップを両方経験した個人的な感覚からすると、この2つはやはり考え方が違う点が多いなという印象です。

この比較には前職のファンド(PE的投資)の際の経験が実はかなり役に立ってまして、というのもファンドっていきなり経営層と会社の方向性について議論を始める必要があるので全社の色んな部署(マーケ、営業、製造、経理、情シス、人事などなどフロントからバックオフィスまで・・・)を見ないといけないんですね。

一つ記憶に残っている話で言うと、PR広報の考え方の違いは印象に残っています。ファンドからの投資プロジェクトが進む中でさまざまな部署の方とコミュニケーションをとる機会があったんですが、ファンドの投資案件を公表するタイミングになると必然的に関連企業の広報部とのやりとりが発生するんですね。その広報部の担当者の方と話した際に印象的だったのは、
いかに自分の会社のレピュテーションリスクを重要視するか」という強い思いに触れたことでした。

要は会社が業績が悪いみたいなイメージを持たれないように、「ポジティブに未来への投資なんだ」というメッセージ出しをどうしていくかを真剣に議論しました。
色々な角度から見てこのメッセージで良いのか、社内は良くても投資家からするとこういう意見があるかもしれない、過去こう言うことがあって•••とステイクホルダーが多い大企業ならではだなと思った覚えがあります。リスクを積極的に取りに行こうとするスタートアップとは真逆な考え方をされている職種も大企業ではたくさんあると感じさせられた一幕でした。

PR広報って攻めと守りと2パターンあると思うんですが、上記のケースは強烈に守りの広報でしたね。スタートアップでは会社を大きくしていく最中で、守るものがそもそも多くなかったりするので、この辺りの考え方は大企業独特なものがあるかなと思います。

それ以外にも、購買部門や知的財産部門などスタートアップにはそんな機能存在しないような業務が大企業にはたくさんあります。それだけ世の中に与える付加価値が大きく、業務が細分化されているということなんですが、大企業からスタートアップに転職する際には良い意味でアンラーニングしていく必要があるんだろうなと思いますね。もちろん逆も然りです。

スタートアップ企業で活躍する人の特長5

スタートアップ企業によって色々な価値観があるので正解はないと思いますが、あくまで自分の主観に基づいて5つの特徴を挙げてみました。

1.いいやつ

いいやつしか勝たん!!!ということで、これは一番重要なポイントだと思います。
最後はいいやつであるべし、という点を採用面接の際にはよくみています。当社のValuesの一つに「Team Concierge U」というものがあり、要はチームワークで勝っていこうという内容なんですが、特に当社はB2B SaaSビジネスを展開していることもあり一人でやれることは非常に少ない。みんなの力を合わせて成長していこうという考えを大事にしています。
スタートアップなんて言うは易し、実際はピンチの連続です。なのでいいやつが一緒になって喜んでくれる、盛り上がってくれる。いつも明るくニコニコ冗談を言える、みたいなことは本当に重要だったりします。毎日顔を合わせる人間同士、いい奴と働きたいじゃないですか。

2.スピード重視

スピード!!スピード!!スピード!!」といえば楽天の三木谷さんの言葉ですが、スタートアップの最大の武器はスピードであることは間違いありません。そもそもスタートアップとは、飛び降りながら飛行機を組み立てるという無茶をやっているわけで、スピードがなければ会社が死ぬ運命にあるんだと常に認識しています。もちろんスピードのあまり壁に激突しないように(法を犯したりとか)気をつける必要はあるんですが、スピード感がないとそもそも物事が前に進まないことが多いです。
よく言われることですが、メールやチャットの返信が早い、資料作成を依頼したらひとまず70%の出来具合でもいいから早めに提出してくるようなことを心がけるとどのスタートアップでも活躍できるスキルになるかと思います。この点はスタートアップに限らず仕事のできる奴ってのは大体こんな印象ではありますね。

3.新しいことに前向き

何か新しいことをやってみよう、というときに2種類の人がいます。片方はよく分からないけどやってみよう!というタイプでもう片方は「んーやったことないからちょっと・・・」というタイプ。はい、もうお分かりですね。前者がスタートアップ向きです。
コップに半分水が入ってると捉えるか、もう半分しかないと捉えるみたいな話と似てますね。そもそも今までにない新しいチャレンジをするから楽しいんだ、今までの常識を変えるのがスタートアップなんだという感覚がないとスタートアップには向かないかもしれませんね。

4.挫けない

前出の通り、スタートアップはいろんな失敗をしますし失敗から学ぶことが非常に重要なんですが、失敗のたびに挫けていては次の挑戦にたどり着かないかもしれません。挫けない心、転んでも立ち上がる心、どこかの受験漫画のようですね。

5.グチを言わない

愚痴を言うな。愚痴を言うと自分の器を小さくする」とはみんな大好き孫正義さんのお言葉です。スタートアップはそもそもスモールチームのため良くも悪くもチームメンバーひとりの影響度合いが大きい傾向にあると思います。周囲に常に愚痴を言う人がいたら•••普通に嫌ですよね。
他責思考ではなく自責思考とよく言いますが、環境のせい、周囲の人のせい、他のチームのせいにするのではなく自分だったらどうするか、自分がやれることは他に何があるのかを考え続けることが大切かなと思います。

・・・つまり、スーパーマン??

スタートアップで働きたい方にメッセージ

いわゆる新卒の就職活動する時ってその企業についてネットで調べて退職者の口コミ見て場合によってはOB訪問行って・・・などなど、色々時間を使ってその企業のことを知ろうとすると思います。スタートアップは大企業ほど情報が巷に溢れてる訳ではないんですが、それでも積極的に社内の情報を発信していたりTwitterやFacebookなんかで見かけたり、この時代に全く情報が外に出てこない方が少ないと思うのでまずはその会社についてちゃんと調べるのは大切ですね。
もしなかなか情報が得られないということであれば、直接社員の方に話をする機会を作ってもらうのもオススメです。色々と忙しいかもしれませんが少なくとも数年は働く場であると思うとやはりそこにどんな人がいるのか知っといて損はありませんし、入社後も分からないことを相談できる方として味方になってくれるかもしれません。

さらに最も大事なポイントは、創業者についてちゃんと知っておくこと。一体誰がどんな思いでこの会社を作ったのか、その始まりがスタートアップ企業の文化として脈々と根付いていることが多いです。特に初期のスタートアップ企業は創業者にとっては自分の子供みたいなものです。
その子をどう育てるか、将来どうなって欲しいのか、産みの親が大きく影響するのは人間の子育てと全く一緒だと思います。大企業だと新卒社員が社長と気軽に話すことはなかなか難しいと思いますが、スタートアップは小さい所帯なのでどんどん話を聞きに行くのがオススメです!

そんな我々もカジュアル面談を実施中なので、ご興味持っていただけた方はぜひお声がけください!