無形資産の内訳

なんかしつこいようですが、例の日経の記事が気になって、少しずつ掘り下げて調べていたりします

無形固定資産倍率の高い企業　見えない資産で稼ぐ

前回、前々回とこの日経記事に触れつつ記事を書きました。

ランキング3位の宮越ホールディングスですが、なかなか面白いことをやっている会社のようです。

中国の深圳地域の不動産開発などを行っている会社です。

深センプロジェクト | 宮越ホールディングス株式会社

そして、この日経のランキングで3位になった理由としては、連結BSに「土地使用権」という科目があるためです。

具体的にどういうものかというと、有価証券報告書の設備投資の項目のところにこの記載があります。

深圳にある子会社が保有している127,000平米の土地の使用権のようです。

そして、この土地使用権は、定額法で償却しているようです。

土地であれば、減価償却の対象にはならないですが、あくまで使用する権利なので、期限がくれば権利は消滅するということで、期間に応じて減価償却しているというところでしょうか。

ちなみに最近の数期の収益状況ですが、売上自体はそれほど伸びている訳ではないですが、利益が割と伸びている状況です。

トップメッセージ | 宮越ホールディングス株式会社

こちらのトップメッセージにも書かれているような事業推進がうまく進んでいるということでしょうか。

こういう機会でもなければ、注目することのなかった企業ですが、変わった資産を保有している会社を表すという意味では日経の記事も意味があったのかもしれません。