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028 沸騰伝熱と薄液膜の厚さ測定

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【 私の研究はこんな感じ】 
 沸騰現象はボイラーやPC冷却など様々な場所で見られますが、未だに伝熱機構は明らかではありません。その理由の一部として、①熱がどのように伝わっているか定量的に不明確、②気泡干渉の条件が不明確であることなどがあります。そこで私は①気泡底部のミクロンオーダーの液膜や②気泡合体時の気泡間液膜の厚さを可視レーザーと赤外レーザーを使って非接触で測定をすることで、成長気泡の蒸発量や気泡同士の合体条件を明らかにしています。レーザー干渉法・レーザー消光法同時計測手法も開発しました。他にも液体窒素中の急速冷却や鉄鋼冷却についても研究しています。最近は水素貯蔵でも役に立つ、電解気泡についても興味を持っています。

研究の困りごと・こんなことを教えてください】   
 測定する液膜の厚さがサブミクロンオーダーになっており、分子間力の影響が無視できなくなっています。そのため、ハマカー定数の測定なども行ってみたいのですが、どなたか測定法をご存じの方がいらっしゃいましたらお教えください。

【私はこんなことができます・こんな協力ができます】   
 レーザーを使った薄液膜の厚さ測定など

【コメント・問合せ】 
 
神奈川大学研究支援部産官学連携推進課
   sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp