063 都市をまるごとセンシング
(私の研究はこんな感じです)
IoTを駆使したセンシング関連の先端技術を用いて、より確度の高い近未来を見通すような技術開発に興味を持っています。都市防災という専門分野を研究フィールドとして、これまでは①振動計測に基づく地盤特性評価技術、②気象ハザードや災害情報を計測・収集した被害推定・予測技術(災害リスク評価),および③マルチ腐食環境を計測することによる社会インフラ設備や文化財および建築設備・構造物を対象とした腐食・劣化や余寿命評価技術などを研究しています。
(こんなコラボができたら嬉しい)
我々の研究室は,現場に赴き、状況を把握して、対象地域にどのような災害リスクがあるのかを調査して、その対処法について直接考える機会を持つことを重視しています。そのようなイシューやフィールドを提供してもらえる自治会(町内会)、企業様,および自治体様の災害対策、維持管理対策等に、少しでも役にたつような研究を志向しています。また,センシングの基本技術をお持ちで,その応用に関心のある企業様などと,我々の持っている基本技術やコネクションなどを組み合わせて、新たな技術開発や応用先を一緒に考えさせてもらいたいです。
(私、こんなことができます)
地盤解析、構造・振動解析などはもちろんのこと、電力施設の災害情報システム(被害予測システム)の実用化を例として、時系列分析,データ同化技術,およびセンサネットワークなどを通じたリアルタイム情報処理などの基本技術を持っています。現在,地盤の広域モニタリング,杭基礎の掘削データを用いた地盤特性評価,橋梁劣化特性把握のためのセンシング技術,および五重塔の変形特性・劣化特性を把握するセンシング技術、および社会インフラのレジリエンス強化のための災害情報のリアルタイム処理などの研究を手がけています。
(お問い合わせ先)
神奈川大学産学官連携課
sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp