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やまがた百名山 高戸屋山(たかとややま)-半年ぶりの山、新緑の季節を楽しむ-

 仕事の忙しさや雪を言い訳にして昨年の秋から約半年間、山に行っておりませんでした。気づけば桜の散る季節になり、あと数カ月で夏山シーズン。今年も登りたい夏山は沢山あるものの、半年間動かさなかった体では体力面で非常に不安。トレーニングとして近くの低山に登ってきました。

 今回登った山は、山形県川西町にある高戸屋山。標高は368メートルで足慣らしの山としてはピッタリな山です。

 川西町の温泉施設まどかから登山開始です。駅から少々歩きますが、JR米坂線羽前小松駅からも登山口にアクセス可能です。

 登山口に入り、スキー場の坂を登り切ると、なだらかな尾根道が続きます。尾根道の脇の木々には至るところに白い花が咲いており、新緑の中で良いアクセントになっていました。帰宅後、図鑑で調べると、「タムシバ」という樹木の花でした。タムシバは、コブシの仲間ですが、花の下に葉がつかないことがコブシの花との違いのようです。

 タムシバの花道を進むと所々で展望が開け、残雪残る飯豊や朝日、吾妻連峰を眺めることができました。今年こそあの山に!と思うものの現状、体力不足が否めません…。

 山頂直下には今日一番の急登が待ち構えています。10分もかからず登り切れますが、半年怠けた体のため、亀のようにゆっくり登ります。山頂に着くと、少し木々が周囲を覆っていますが、遠くの山々や置賜地域の街並を望むことができました。

 行動食を食べながら、久々の山頂からの眺めを楽しみました。標高500メートルにも満たない低山ですが、やはりどんな山でも自分の足で山頂に立つと嬉しいものですね。

 のんびり下山して、登山口の温泉施設まどかに到着。下山後、温泉に直行できるのもこの山の良いところの一つです。

 体力不足を痛感しましたが、足慣らしができ新緑の季節を十分味わえた登山でした。

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