スタートアップ「支援者」から「中の人」になって(プレゼン編)
バチェラーに出てくる皆様の歯のキレイさに、驚いてばかりの桑理です。
前職のトーマツでは、ピッチイベントの運営者や、資金調達・事業提携の支援者として、たくさんのスタートアップのプレゼンを見させて頂きました。
僭越ながら、ご指導もさせて頂いていました。
「中の人」に立場が変わって、思ったことを書きます。
話したいことが山ほどある
スタートアップのプレゼンは、制限時間を超過することがほとんどです。
もちろん、練習不足が原因なので、時間を測って練習し、スライド・スクリプトを削れば時間内に収めることはできます。
しかし「中の人」になってみて、この削りが想像以上に難しい。
ずっとその事業のことを考え、たくさんの質問も受けてきたので、話したいことが山ほどあります。
5分などの制限時間にキレイにまとめられたとしても、どうもスッキリしない。
「いつもの質問」を受けると、「時間があったら話しておけたのに」と思ってしまいます。
そうやって話したいことを追加して、他を切っているうちに、本当に大事な幹の部分を、自分では当たり前過ぎて切ってしまうかもしれません。
支援者の方には、枝葉をバッサリ切ってもらえると嬉しいです。
褒められるとすごく嬉しい
自分が褒められると嬉しいので、支援者だった時から「良いと思ったポイント」を話してから、改善点を伝えるようにしていました。
しかし、逆の立場になって「良かった」「わかりやすかった」と言ってもらえると、これは想像以上に嬉しいものでした。
支援者の方は、良いと思ったらもっと褒めてください。笑
人によって受け止め方が全然違う
聞いてくださる人によって、プレゼンの内容を変えることは基本です。
しかし、1人1人によって受け止め方が全然違います。
「こういう人達だから、この内容でいこう」と思って話しても、質問や感想を頂いた時に、「あれ?こっちが聞きたかったのか。」ということが多々あります。
特に我々は歯のサービスをやっているので、皆さん自分の歯医者体験を持っています。
例えば、通っている歯医者さんがある方は、「オンライン歯科?私はいらない」がスタートで、サービスの実績を聞きたい。
介護などで歯医者に本気で困った経験のある方は「オンライン歯科!?すごく欲しい」がスタートで、具体的なサービス内容を知りたい。
両方に納得してもらいたいか、片方だけで良いか、ちゃんと戦略を立てた方が実りのあるプレゼンになるでしょう。
支援者だった頃から、このあたりがもう少しわかっていれば、良いアドバイスができていたと思います。
以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m
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