THE BLUE HEARTS
今更ですが明けましておめでとうございます。
今までは自分のために書いていたが、今回は読んで欲しい人がいる。
THE BLUE HEARTSを好きな人だ。
僕はブルーハーツが好きだ。
一時的に根暗になっていた中学生時代の青春を支えてくれたのはブルーハーツだからだ。
僕はリアルタイムでブルーハーツの活躍を見ていない。
それどころか解散してしまった1年後に僕は生まれている。
だから、本当にリアルタイムでファンになった人とはちょっと温度差があるかも知れない。
知識もないかも知れないけれども、好きなものは好き。
そんなことを思いながら読んで欲しい。
まず、彼らのすばらしさは僕が特に語らなくてもわかっていると思うので、そこは紹介しない。
話が少しそれるが、一般的に音楽が好きな人はわりと、“音楽性”がキている時と、“歌詞”がキている時があると思う。
よく、音楽好きが「歌詞がいい〜」って言っている人を馬鹿にする風潮があるが、いいものはいいのである。仕方ない。
“歌詞”がキている時に僕は割とブルーハーツを聞く。
多分だけど“歌詞”がキている時はなんとなく疲れている時だと思う。
何か、破壊的な衝動が起きて僕は「STICK OUT」の1曲目。
『すてごま』を再生した。
戦争に対する権力者の意識を揶揄したような歌詞。
中学生の頃から聴いているととてつもない爽快感があった。
「戦争には多くの利益があるから今も行われている」なんて話を聞いていた中学生時代には衝撃だった。
どんなに偉い人でも“ただカッコつけたいだけなんだ”と、思った。
この曲を聴いて色々納得したこともあって僕はスッキリしていた。
その快感を得たくて21歳になった今改めて聴いてみた。
昔と感じ方が違った。
今までは社会とか世界とか大きなものに対する批判だと思っていたけど、もっと身近なことなんじゃないかと思った。
“あの娘に俺が何を……”
の歌詞が気になった。
中学生の頃は戦争を置き換えていたのかと思っていたけど、案外純粋に言葉の通りセックスの話じゃなかったのかとも思う。
一応、少しずつ大人になってきて頭が固くなり始めている今、なんとなく、純粋に“ヤりたい”という願望にむき出しで触れて気になったのかも知れない。
大きなメッセージを掲げて意外と身近な事を訴えたい気持ちは僕が中学生の頃にはよくあった。
ふとした瞬間に、今でも気がついたらそういう構成になっている事がよくある。
(いいのか悪いのか、まだ心は中学生のままの部分もあるのかも知れない……)
歌詞の意味なんて人それぞれ、状況それぞれで感じ方が違うので、全く別に感じている人がいてもいいと思う。
僕は久しぶりに『すてごま』を聴いてなんとなく純粋な気持ちになった。
また、ふとした瞬間にブルーハーツを聴いて純粋な気持ちになるのだろう。
それでは一曲、THE BLUE HEARTSで「すてごま」
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