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焔のある暮らし。薪の確保のために。

薪がないと暮らせないので、薪の確保は必須作業。ストーブで燃やすときに長持ちするのは、伐採した生木を十分に乾かした薪。これを己で確保するには木の所有者や山主さんに許可をもらったり依頼を受けたりして、ソーでぶったぎる必要があります。

田舎で暮らしてると幸いなことに、自治会などで木の伐採作業が必要になったときに声をかけてもらえるようになりました。2年前に自治会長を務めましたし←こういうのは重要、50軒ちょいのこの村で薪を欲しがってるのは僕だけですので。で、今回は、

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春日神社の参道沿いにある広葉樹。前日に大物2本切ったそうで、バイトで参加できず。勉強になるので、できれば参加したかったのですが。で、今日は鳥居の真後ろに写ってる広葉樹。

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20mくらいはゆうにありそうな、伐採予定3本の中でもっとも大物。太い枝が一部枯れていて、倒れる前に倒さなあかんってことでしたが、業者に頼むと何十万になることか。少し高いところにロープをかけようって話になって、

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12段梯子を設置。こういう時、登るのは一番若輩=下っ端が登ると相場が決まってるので、言われる前に。登ってから命綱に気づき、ロープがほしい!といっても年配者たちはもうすでに、ロープ=木にかけることしか頭になかったようで、あーだこーだとまったく聞き入れてもらえず、3回言ってようやく伝わりました。ま、そんなもんです。枝にロープをかけるときにも、「梯子の一番上に上がれ!」。梯子をかけたのは僕で、その位置が悪かったのですが、上に登るほど木の幹に体が近づいて作業しづらくなる、なんてことはお構いなし。無視しましたけどね(笑)

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参道に倒れるか?、幹の左側に残ってる枝の重みで僕のほうに向かってくるか?、年長者がソー作業を続けて楔を打ち込んでると、

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少しグラッとしたかとおもった数秒後、真正面になってしまったので傾いてることがわかりづらいですが、僕のほうへ。ファインダー越しに見ていたら、それは一瞬でした。この大物が地面に倒れ、叩きつけられてバキバキ折れた枯れ枝が向かってきました。幸い、カメラを持っていた手に当たり、外皮がちょっと剝けた程度で済みましたが、枯れ枝が飛び散ることは予想できませんでした。考えればわかることですが、事前に予測することは危険な作業にはものすごく大事です。それと、これもあとになっておもったのですが、滅多に出会えない現場ですので、己の目でしっかり見るほうが大事ってことにも。大物相手にソー作業を行っていくためにも。

なにはともあれ、無事に伐採終了。

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幹や太い枝を運べる大きさに切って、参道や駐車場の外に運んできれいに後片付け。ここでしばらく放置して、ある程度乾いてから引き取らせてもらえることに。これで広葉樹の薪を大量確保。他にも8月だったかに、自治会からの要望で広葉樹を伐採したので、ひょっとしたら再来年の分もあるかも。太い幹で無垢の椅子を作れたらええなぁ。

山の恵み、ありがたい。


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