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電動工具なしのロケットストーブ作り、第二段改良型🔥

停電やガスを使えない状況になっても、このロケットストーブと燃料があれば、暖を取れます。調理できます。
作るのもものすごく簡単です。

完璧なんじゃないだろうか❗
前回の第二段で燃焼実験してそれなりの性能を得たとは言え内心、妥協してる部分がありました。「限られた条件での製作だから、このレベルでも十分やん。」
悪くはなかった。けど、やっぱりしっくりしない…。ので日々、あれこれ考えに考え抜いても名案ってなかなかでてきません。クリアするにはとにかく色んな構造を試してみるしかない!
で、ようやく見つけました。求めていた基本性能をすべて満たしてるであろう構造のロケットストーブを。説明します。
材料は一斗缶(天板全体が蓋になってるタイプ)と、

たったこれだけ。

材料が煉瓦と瓦という点は前回の第二段と同じです。あとはこれらを一斗缶に挿入するだけです。

煉瓦の間に端が欠けてる瓦を!

煉瓦を対角線上に立てて、その間に半分に割った瓦を一枚入れます。画像とは左右逆に。欠けてるほうを左(缶の底面につくように)にしてください)。幅が偶然ピッタリ❗
瓦が割れない限り、煉瓦は倒れなくなります。瓦を入れた右側の空間が燃料室で、煉瓦から左側が燃焼室です。あとは、

この向きのほうがガタガタしにくい!

半分に割った瓦二枚を煉瓦の上に置いて完成です❗
たったこれだけです。加工は瓦を半分に割れるかどうか?のみ。今回はたまたま自宅にありました。半分にきれいに割れる方法を見つけたら追記します。瓦が一斗缶からはみ出ないので、いつでもすぐに蓋をして消火できます。
瓦と一斗缶の縁(ふち)を利用して鍋を置けます。瓦が熱で割れる可能性がありますが、燃料室側の瓦は割れにくいはずです。多分。
実際に燃やしてみました。

上のほうで燃やし始めます🔥

紙を長めにくるくる巻いて燃焼室に入れます。紙の両横に長細い枯れ枝とか枯れた竹を入れて、紙の上に枯れ葉とか燃えやすい木質のものを置きます。長い燃料は燃料室に入れてください。
焔が下のほうに広がりやすいようにセッティングしたら、紙に火をつけます。

安定して燃えました🔥

まだ3回しか燃焼実験してませんが、前回の第二段のように焔の逆流は起きませんでした。
燃えている様子は、Instagramのリールに投稿してます。

手前の燃料室に向かって焔は上がってこない❗

注意点としては、燃焼室に一斗缶からはみ出る長さの燃料を投入しないこと。かなり激しく燃えますので、蓋ができない=空気をすぐに遮断できなくなり危険です。予想以上に焔が激しく立ち上がると、怖い…と感じます。そのくらい激しく燃えます。必ず、長い燃料は燃料室に投入してください。長過ぎるのも危険ですので避けてください。短かったり小さい塊状の燃料は燃焼室に。
現時点で課題は、例えば一合の白米を何分で炊けるか?
調理性能を追究して、結果を追記しますね。燃焼部と五徳部分がだいぶ離れてますので、調理にはやや不利…。これも課題です。

余談です。
この構造に行き着くまで、あーだこーだと毎日仕事から帰宅して夕方や夜に試してみました。

色んなパターンを試した結果、今回の方法がベストだろう❗と判断しました。材料があれば、どなたでも簡単に作れます。試してみていただけると幸いです🎵
くれぐれも燃やしすぎにはご注意ください。

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