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電動工具なしのロケットストーブ作り、第二段🔥

今日の午後はぐっと気温が下がり、一時は吹雪になりました。今季初のしっかりした降雪にぶるぶる…
前回の製作に一部の方から好評で、さらに火力が高いタイプをずっと考えていて、思いついたので寒い午後でしたが燃焼実験してみました。
課題は前回と同じで、
・家にあるもので作れて、
・電気を使えない状況であること❗
今回の材料は、一斗缶(天板全体が蓋になっているタイプ)一個、レンガ二個、瓦一枚。工具は金槌のみ。燃焼中にトングも要ります。
まずは瓦の端を金槌で割ります。

トングを乗せてる部分をカンカン🔨

端のところの波打ってる部分を割ります。画像の瓦を裏返した状態で波部分を少しずつ割ります。意外ときれいにまっすぐ割れます。この部分を割ると、

ちょうどぴったり❗

一斗缶に画像のように収まります。その前に。レンガ二個を一斗缶の底の両端(画像では上下)に置きます。それから端を割った瓦を入れます。画像には瓦の右側に小さなレンガを入れてますが、今回は気にしないでください。
これで完成です❗
上の画像では瓦の右側が燃料室で、左側が燃焼室です。慣れないうちは着火が少々難しいと思います。擦ったマッチを投入しても、底にある燃料にたどり着くまでに消えます。酸素がないからです。では?
方法は2つ。一つ目は左側の燃焼室に紙や小枝など燃えやすい材料を入れて、くしゃくしゃとつぶした長さ20cmくらいの紙類に火をつけてトングではさみ、右側の燃料室の底に入れて、燃焼室に入れた燃料に燃え移るのを待ちます。燃え広がりだしたら、燃焼室に燃料を追加してください。ただし、一斗缶からはみ出るほど長い燃料を入れるのは避けてください。ものすごく勢い良く燃えますので。
二つ目は燃焼室に30cmくらいに細長くくしゃくしゃした紙を数本入れて、上の方を燃やします。徐々に下の方に燃え広がったら、燃料を追加してください。この方が簡単です🔥
このロケットストーブの構造では、燃え出すと空気は燃料室から瓦の下を通って燃焼室に吸気され、ある程度激しく燃えている状態では空気は一方通行で先程説明した流れで吸気されます。
つまり、右側の燃料室では空気は下向きに流れて、左側の燃焼室では上向きに流れます。これを理解してください。わかりやすい図解画像を後日に貼り付けますね。忘れないようにせねば💦

燃料室に焔は上がってませんよね❗

燃えていると焔とともに熱い空気は上昇して、一斗缶から上方に出ていきます。出ていった分の空気は、燃料室から燃焼室に送り込まれます。なので燃料室では下向きに空気が流れます。
火力が弱まると焔が小さくなり、煙が出始めます。その煙が燃料室から出てくるようになったら空気が逆流してますので、その時は燃焼室に紙や枯れ葉など燃えやすい材料を入れてから勢い良く燃料室の底に向かって息を吹くか、団扇などで扇いでください。熾火が燃焼室の底にある間は燃えてくれるでしょう。
今回はとにかく少しでも早く情報発信したくて、伝わりやすい・説明しやすい画像を撮ってませんでした。なんせ吹雪いてる中、あーだこーだと色々試して実験してましたので。指は震えてくるし、雪で材料が濡れたり強風だったりで勢い良く燃やせるまでにマッチを10本くらい使ってしまいました←かなり悔しい…。
ストーブとしての理想を言えば、一斗缶高さと同じくらいの長さの燃料(枯れた木の枝や竹など)を燃料室に投入して、その燃料の下の方だけが燃えるたびに燃料が下のほうに落ちると、自動的に長い燃料で長時間燃やすことができます。それにはやはり、仕切りの加工が必要です。それはおいおい。
仕切りに一斗缶の蓋が大きさとしては頃合いなのですが、できれば蓋は消火の時や使用後に蓋として使いたいと思い、仕切りに採用しませんでした。ただし、今回の構造では瓦が一斗缶からはみ出てますので、蓋することができません。蓋をするには瓦を取り出す必要があります。

今回のロケットストーブでは燃える理屈の説明がどうしても必要で、だらだらと長文になりましたが最後まで読んでいただき、おおきにでした❗
気づいたことがあれば、編集や追記します。

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