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歌詞に興味を持つようになったきっかけ ~CHAGE and ASKAの音楽が教えてくれた文学として音楽~

すでに二つほど歌詞に関する記事を投稿しているのですが、そうです、私は音楽の歌詞というものを結構気にしてみています。
いきなり「歌詞を考える」なんて記事を投稿しましたが、よくよく考えると自分のルーツみたいなものをしっかりまとめておかなくちゃいけないなと思い、この記事を書いています。

歌詞に興味を持つきっかけとなったのはCHAGE and ASKA。
1991年に社会現象にもなった「SAY YES」で小学生だった僕も彼らの存在を知り、2年後の「YAH YAH YAH」で彼らへの想いのベースが固まりました。
ただ、その当時はまだ歌詞というものをそんなに大切に読み込んだりはしてなかったんです。
それから6年ほど経った頃でしょうか、中学生から大学生になった僕はバイトも始めて、ある程度お金の余裕も出てきたので、徐々にCHAGE and ASKAのCDを買い集め始めました。

記憶が正しければ最初に購入したのは「SUPER BEST2」。
言わずと知れた、大ヒットベストアルバム。
PONY CANIONに移籍してから大ブレイクを果たすまでの軌跡をシングル曲を通して確かめていけるベストアルバムでもあり、CDを集めるにあたりここからという気持ちがあったのだと思います。

そこで改めて触れて、痺れたのが「恋人はワイン色」の歌詞でした。
https://www.uta-net.com/song/1868/

この曲の歌詞を何気なく読んでいた時に、まずこの歌が恋人の恋の始まりという時間軸と、その恋を思い返している時間軸の二つの時間軸があることに気が付きました。

ああ、これは主人公が今は分かれてしまった恋人との思い出をたどっているところなんだなというの、その時初めて気づいたのです。

さらに読み進めていくと、Aメロ、Bメロではそこまで言葉数が多いわけではないのに、情景が目に浮かぶように伝わってくることに言葉と行間の妙を知たり、タイトルが「恋人はワイン色」なのかがわかったりするうちに、音楽における歌詞の重要性をこれでもかというほど気づかされるばかりでした。

不思議なもので、歌詞の理解が進むと、これまでとは音楽の聴こえ方も変わっていきました。
なんというか、より愛着がわいたのです。

以降、音楽を聴くときは歌詞をしっかりと読み解こうという気持ちが芽生えるようになりました。
まぁ、読み解こうなんておこがましい話で、少しでも歌詞の意図を推測してみようという気持ちの方が正しいのですが。

そうやってCHAGE and ASKAによって目覚めさせてもらった歌詞への興味は、視点を広げるとその視野はどんどん広がるばかりで、世の中の音楽には深い意味が歌詞に込められていることが多いなと感じるようになりました。

僕はそういった気づきや発見を通して、少し自分の世界が広がったように感じました。
もともと好きだったCHAGE and ASKAですが、こういったきっかけを与えてくれた大切な存在でもあり、いまでは自分の人生の一部にも感じるほどの重要性を持っていると感じています。
本当に感謝しかありません。

だから、そういった歌詞の面白さ、深さそういったものを知ってもらう、本の一部にでもなれたらいいなという想いから、「歌詞を考える」という記事をブログで乗せるようになりました。

投稿してみると、歌詞に興味を持ってる人って多いんだなって気づけてうれしくなりましたし、他にも鋭い推察をされていたり、自分とは違う視点で歌詞を受け止めていたりする方も多く、そういった点でも世界は広がっていっています。

今後も不定期ながら歌詞の考察、分析の記事は書いていければと思っています。
どうぞよろしければ、ご一読のおつき内などいただけると幸いです。


今日は、この辺で。
ありがとうございます。


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