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ビートルズの旅(インド編)⑭
ジョージ・ハリスンが「My Sweet Lord」などで歌ったクリシュナのことについて、現地ガイドのラビさんが説明してくれたのを紹介したい。
ジョージはその曲の中で「ハレラマ クリシュナ クリシュナ ハレラマ」と繰り返し歌ったが、これは神様のラマを呼んでいるのだという。
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ラマの流れにクリシュナという神がある。ラマの7番目の生まれ変わりがクリシュナ。ちなみに6番目がビシュヌ、8番目がお釈迦様。
「クリシュナは自分で自分を神とした。その証のひとつが指にあるチャクラ。これは武器だ」とラビさんは説明した。
チャクラを仏教では法輪(ほうりん)といい、「指の結び」を指す。
クリシュナ教は旧態依然としたヒンドゥー教への反発から生まれたのだという。つまりヒンドゥー教の寺院には低いカーストの人は入れない、外国人は入れない、厳しい服装の決まりがあるーといったその宗教の頭の固さや息苦しさに不満を持つ人々がクリシュナ教の誕生に寄与したのだ。
そこからクリシュナの信者たちはISKONというグループを作った。これは国境を越えた組織なのだという。
![](https://assets.st-note.com/img/1710637375828-l1l8DTx7l7.jpg?width=1200)
ジョージをクリシュナ教の信者だったと信じている人は多い。
しかし、妻オリヴィアはこう言っていた。
「ジョージは特定の宗教の信者だったことはありません。あらゆる宗教の神髄を信じました。ジョージは罪などを説く宗教を信じませんでした。しかし、すべての宗教がいわんとしていた神髄=真理を信じました」
(続く)
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