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ジョージ追悼ライブ劇場公開

 2001年11月29日、ジョージ・ハリスンが他界。そのちょうど1年後にロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールで開かれた追悼の『コンサート・フォー・ジョージ』が日本で初めて劇場上映される。
 盟友エリック・クラプトンの呼びかけで、ジョージの親しい仲間たちーポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジェフ・リン、トム・ペティ、ビリー・プレストンらとともに、ジョージが敬愛したインド音楽シタール奏者のラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカ・シャンカール、モンティ・パイソンのメンバーなど豪華アーチストたちが共演を果たした。

全国で順次公開へ
 ジョージ生誕80年となる2023年、奇跡的な今や伝説となっているトリビュート・ライブが日本で初めて劇場の大スクリーンに蘇る。同7月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開となる。
 見どころの多いコンサートだ。エリックとポールによる「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」。オリジナル通りにエリックがギターをプレイするのはもちろん、ポールはピアノを担当。
 ジョージの代表曲の一つ「サムシング」では、ポールがまずジョージが好きだったウクレレで歌い始めて、途中からバンドによる演奏になる。ポールは「オール・シングス・マスト・パス」も歌う。

ⓒ2018 Oops Publishing, Limited Under exclusive license to Craft Recordings

 さらには、エリックによる「恋をするなら」、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズによるトラヴェリング・ウィルベリーズの「ハンドル・ウィズ・ケア」、ビリー・プレストンによる「マイ・スウィート・ロード」。
 リンゴによる「想い出のフォトグラフ」も演奏される。この曲はリンゴとジョージの共作で、全米ヒットチャートの1位を記録した名曲。

夢で逢いましょう
 コンサートの締めくくりは、ベテラン歌手のジョー・ブラウンによる「夢で逢いましょう」。ウクレレで披露され、紙吹雪が天井から散って会場内を舞う、素晴らしいコンサートの素晴らしいエンディング。
 ビートルズはデビュー前にジョーの曲をカバーしていた。そのボーカルを務めていたのがジョージで、そういう縁もあった。

ⓒ2018 Oops Publishing, Limited Under exclusive license to Craft Recordings

 今回上映される『コンサート・フォー・ジョージ』は、2022年、開催20周年を記念し、海外で上映された高音質リマスター版を使用。妻オリヴィアと息子ダニーからのメッセージも新しく寄せられた。

ジョージに生き写しのダニー
 ダニーはアコースティック・ギターを弾いて参加している。会場に掲げられた若き日のジョージの写真に生き写しのダニーの姿も必見だ。
 2002年アメリカ映画。監督デヴィッド・リーランド。制作レイ・クーパー、オリヴィア・ハリスン、ジョン・ケイメン。上映時間は約102分で、完全バージョンに比べ、インド・セクションを含めて数曲少ない。
 ホームページはhttps://www.culture-ville.jp。

 

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