「メカスルネサンス」展
リトアニアの詩人・映像作家であるジョナス・メカス(1922-2019)をめぐる写真・ポスター・書籍などを紹介する「メカスルネサンス」展が2024年2月25日(日)までGalerie LIBRAIRIE6(東京都渋谷区恵比寿南1-12-2南ビル3F)にて開催されている。
メカス自身が編んだ「メカスの友人日記」(昌文社)は「運命によって分かちがたく結ばれた三人の人間たちの人生の小片から成り立っている」とある本だが、この三人とはフラクサス運動の中心でソーホーの創始者ジョージ・マチューナス、ビートルズのリーダーだったジョン・レノン、フラクサスで大きな役割を果たしたアーチスト、ヨーコ・オノのことだ。
ちなみにフラクサスとは1960年代から70年代にかけて興ったあらゆる種類の芸術家たちによる前衛芸術運動のこと。
今回はメカスが交友を持ったヨーコが2番目の夫コックスとの間に産んだキョーコの幼い時の珍しい写真を見ることができる。
開廊時間は正午から午後7時(日・祝日は午後6時まで。23日と25日は午後4時まで、24日は午後4時半まで)。月・火曜日休み。
ギャラリーの連絡先は:03-6452-3345。
1922年12月24日、メカスはリトアニアのセメニシュケイに生まれた。ナチス侵攻に抗って地下活動に身を投じるも捕らえられ、強制労働と難民キャンプを転々とした後、1949年に難民船でアメリカに渡る。
貧しい生活の中、中古の16ミリカメラによって身の回りの撮影を始める。前例のない数々の「日記映画」を制作していく。2019年1月23日、ニューヨークにて逝去する。96歳だった。
ギャラリーの奥に「シス書店」がある。
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