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美術展

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美術展紹介&レビュー
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2024年2月の記事一覧

はらだたけひで原画展

 絵本作家はらだだけひでさんの「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」が2024年3月…

桑原亘之介
3か月前
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石岡瑛子 I デザイン

 広告をはじめ、舞台美術、衣装デザインなど多岐にわたる分野で世界的に活躍したデザイナー・…

桑原亘之介
3か月前
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版画展「フジ子・夢二・藤田」

 有名人気作家フジ子・ヘミング、竹久夢二、藤田嗣治3人それぞれ10点の版画作品を中心にし…

桑原亘之介
3か月前
5

創建千二百年特別展「神護寺」

 神護寺。京都市北西部・高雄に位置し、紅葉の名所として知られる。また円盤状に焼かれた「か…

桑原亘之介
3か月前
6

「岩崎家のお雛さま」

 3月3日は桃の節句。お雛さまを飾る女の子のお祭りだ。  昔と比べると、特に都会では手狭…

桑原亘之介
4か月前
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「伊藤潤二展 誘惑」

 人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを…

桑原亘之介
4か月前
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安井仲治 僕の写真

 日本における写真の歴史を振り返るうえで欠かせない存在が安井仲治(やすいなかじ)である。戦前の日本写真界をけん引し、今日までその影響が伺える安井の20年ぶりとなる回顧展が開催中だ。  安井は1903年生まれ。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していった。この時期をけん引した写真家の代表格が安井である。  38歳で病没するまでの約20年という短い間に、驚くほど多彩な仕事を発表した。死後30年近く経った70年代になって

東京藝大「大吉原展」

 吉原。およそ10万平方メートルの広い敷地に250年ほど続いた幕府公認の遊郭があった江戸…

桑原亘之介
4か月前
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「メカスルネサンス」展

 リトアニアの詩人・映像作家であるジョナス・メカス(1922-2019)をめぐる写真・ポ…

桑原亘之介
4か月前
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どうぶつ百景@江戸

 人間社会が発展すればするほど孤独感を増すこともあるという。その時に寄り添ってくれるのは…

桑原亘之介
4か月前
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「マティス 自由なフォルム」

 20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)の切り紙絵にフォーカスし…

桑原亘之介
4か月前
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平櫛田中彫刻美術館へ

 日本を代表する彫刻家の一人の作品を展示する平櫛田中(ひらくしでんちゅう)彫刻美術館を2…

桑原亘之介
4か月前
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「殿さまのスケッチブック」

 細川家熊本藩6代藩主の重賢(しげかた、1720-85)は藩政改革や産業奨励、藩校時習館…

桑原亘之介
4か月前
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印象派 モネからアメリカへ

 第1回印象派展から150周年を迎える2024年、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会「印象派 モネからアメリカへーウスター美術館所蔵ー」が2024年4月7日(日)まで東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)にて開催中。  「もともとフランスの印象派は日本の浮世絵に影響を受けました。それがアメリカに渡りました。今回、その作品の数々が日本にやって来ました。まるで里帰りしたかのようです」と東京都美術館の学芸員・大橋菜都子さんは朝日カルチャーセンター