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休日は休まなくていい

(気づけば、日曜日が終わろうとしている。明日はもう月曜日。できるなら、金曜日の夕方に戻りたい)

社会人デビュー後のはじめの3年間は毎週末このようなことを思っていた気がする。

(休日をいかに有意義に使って休むか)

この問いにド真面目に向き合っていたような気がする。もうちょっとだけ日曜日の夜が続くように、そんな儚い願いを込めて、TSUTAYAで借りてきた映画をよく見ていた。それでも時は変わらず進むのだが。

(あぁ、なんだかあんまり休めなかったなぁ)

月曜の朝、布団から這うように抜け出すとき、きまってこんな感覚があった。

思えば、休日を文字通り「休む」時間と考えていた。いかに休むか。そして、休めたか、休めなかったか。

「休もう」と意識するほど、不思議と「休めなかった」感慨が残った。

このところは休日を「休む」日としていない。じゃあどういう日なのかと問われれば、「好きなことをゆっくりやる」日といえようか。

今日くらいは、

ゆっくり眠ろう、ゆっくり猫と遊ぼう、ゆっくり朝食を楽しもう、ハミガミもゆっくり、散歩もゆっくり、ゆっくり会話を味合おう、本だってゆっくり読もう、時間は気にしないで、ゆっくりとゆっくり。

時計の回転数がいつもよりゆっくり回っている。そんな日を過ごそう。「ゆっくり」が「休まないといけない」強迫観念から自由にしてくれる。そうやって好きなことをゆっくりと楽しむ「贅沢」が休日にある。

今日はゆっくりお風呂につかろう。そして明日からもそれぞれの持ち場でがんばりましょうか。

23/09/10


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