イベントレポ:おにぎりワークショップ
今日は勤務している「稲作本店」と「那須高原自然学校」さん企画の米農家体験イベントがありました。
5月は田植え体験でしたが、6月の今回は草取りイベントです(笑)。無農薬の田んぼに生える魑魅魍魎の雑草たちをひたすら抜くイベントです。「かなりストイックだね」と言われたら、確かに。そうですよね。
※午前中は参加者の方と草取り!!ご参加いただきありがとうございましたー!
でも個人的には今回のイベントのサビ部分は、草取り後の羽釜&飯盒を使ったおにぎり🍙づくりワークショップだったのです!
新聞紙を敷いて薪を組み合わせて火をつける。
羽釜や飯盒のなかでお米が沸騰しているか、その加減を様々な感覚を経由して知ろうとする。グツグツと音は聞こえないか、水蒸気が隙間から噴き出していないか、蓋に手を置いたらかすかな振動を感じるか、香りはどうか。
火加減も難しい。強めるにしても弱めるにしても、コンロのつまみをひねったら瞬時に強さを変えられることに慣れている僕には、薪を入れるタイミングも量もぴんとこない。いたずらに薪を加えるなくても、薪の中を流れる空気の流れを変えるだけで火力を変えられることを知った。そして釜のなかのお水がなくなったら、火を弱めていく。
火加減ひとつとっても、お米の量やその日の温度や湿度や天気や、薪の性質によっても変わるそう。
普段僕らは、炊飯器のスイッチを押してしまえば、「お米を炊いている」こと自体を忘れてしまって問題ないシステムのなかで暮らしています。だから、常にお米から火から目が離せない状況というのがとても「新しい」体験です。
自然からあらゆるサインを受け取って、それにこたえていく。そんな「対話」の要素がそこに見え隠れ。
改めて羽釜や飯盒でお米を炊くおもしろさと、自然と対話できる人は創造的なことをしているなぁということを学んだ1日でした。
(そしてなにより、出来上がったお米が美味しいというおまけつきです。)
21/06/20
■ 最後に:カンタンな自己紹介
ここまで読んでいただいて今更感がありますが、カンタンに自己紹介させてください!
私は、
1990年生まれ、愛知県出身→大学は仙台(理系)→東京で5年間勤務(営業職2年、書店員3年)→栃木県・那須塩原に夫婦で移住。フリーランス&米農家「稲作本店」勤務 (今ここ)
というちょっと不思議な道を歩いてきています(笑)。
21年春、「農」の可能性を信じて、書店を飛び出し栃木までやってきました。noteでは日々の気づきや七転八倒の記録を【毎日更新】しています。
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