サザエさんから自分の人生設計を見直してみた。
小1の息子が毎週日曜日に「サザエさん」を見ています。
大人になってから見ることもなくなっていたので、子供が大笑いしているとわたしも「なにごとか?」とテレビを覗いてしまいます。
息子は、やはり自分と同じく小学生の男の子である「カツオ」がなにかやらかすと大喜びな様子。
だけど、「カツオとワカメとタラちゃんは三兄弟じゃないんだよ」と教えると、分かってはいるものの、タラちゃんの「甥」という位置づけが難しいようで。。。(*^▽^*)
1 磯野家の年齢設定
それはそうと、磯野家の年齢設定をご存じでしょうか?
サザエさんは、なんと24歳。
若さは感じるけれど、あのヘアースタイルのせいでか24歳には見えませんでした(;^_^A
大卒後1~2年でサザエさんと同年齢です。現代の女子たちにはどう見えるのでしょう。
4歳年上のマスオさんとの間に3歳のタラちゃん。
タラちゃんの幼児体型には未だに癒されますね。
カツオが小5、ワカメが小3。ここは、まあ、分かります。
わたしがびっくりしたのはサザエさんたちの両親の年齢です。
年齢というより外見といった方がいいのかも!
波平54歳、フネ50歳!!
髪の毛の残り具合といい、お着物姿といい、ちょっと今の50代とはずいぶんかけ離れていますね。完全におじいちゃん、おばあちゃんに見えてしまいます。
年齢設定だけ考えると別におかしくないんですけどね。
波平30、フネ26の時に長女のサザエが生まれているわけだから。
でもまあ、漫画「サザエさん」は終戦直後あたりからスタートしているので、よくよく考えれば何もおかしなことはないんですよね。
わたしの祖父母も、波平さんみたいに頭は薄くなかったけれども、祖母なんていつも着物を着ていたし。いつも着物を着ているのがおばあちゃんだと思っていました。
でも今振り返ると祖母も当時50代だっただろうから、フネさんと外見はまったく同じなわけです。
戦後といっても、まだ70年あまりです。
それなのにこれだけ変わってしまう。
当時みんながふつうと思っていたファッションも持ち物も、行動様式も、100年もたたないうちに、恐ろしく変化してしまっている。
2 昔の年齢のイメージに現代はもうあわない
波平やフネを見ると、設定された年齢より10歳近く上に見えます。
それならば、現在を生きるわたしたちは今の年齢よりマイナス10歳くらいで人生設計をし直してもいいのではないだろうか?
◆高齢といっても、今の高齢者の年代に当たる人って相当若いです。
しかも健康に意識して、美しく元気な年配者も多くなってきた。
◆中年と呼ぶにははばかられるくらい、健康で若々しい方たちばかり。
◆「もう歳ですよぉ」と嘆く30代前半の人、たいてい20代と見間違えます。
これまでの年齢層設定や呼び名を変更した方がよさそうな気がします。
だって、全然あっていないもの♪
3 マイナス5~10歳に自分を設定して考える。
ありがたいことに医療の進歩などによって、確実に死ぬまでの時間は長くなっています。
確実に寿命が延びています。
定年は伸びる一方で、健康で働ける人口が多くなっているのも事実。
年金なんて将来もらえても、今と比べてずっと少なくなるでしょう。
それならば働けるうちは働いた方がいい。
人生100年時代と言われて久しいですが、データによれば本当にわたしたちは100歳近くまで生きることになりそうです。
近年生まれた子供の平均寿命は、100歳越えが決定的なのだそうです。
これまでの世代の「教育⇒仕事⇒引退」というステージの在り方では、これからを、この先も何十年も生き続けるわたしたちには合わなくなってきます。
だから活動できるステージの延長を、段階に分けて考えなければならなくなっているわけです。(『LIFE SHIFT』にこういうことが書かれています)
それに、せっかく長く生きるなら、心身ともに健康な素敵な100歳を迎えたいものです。
そのためには今からどのような生き方をすればいいのか。どんなことを心がければいいのか。そういったことを真剣に考える時期に来ていると思います。
もし大がかりに社会的な生活スタイルがシフトされなければ、これからは、個人個人が「今の年齢マイナス10歳」で考えるくらいでちょうどいいのではないだろうか?
そのうえで人生設計を再構築する必要が、そろそろ本当に必要ではないかと思います。
これまで年齢で想定されていたことが、後ろに後ろにシフトしてきているし、そうならざるを得ない。だって、健康寿命も延びるのだから。
別に大げさに言っているのではなく、本気で5~10歳ほど若く自分を見積もった生活を心がけること。
先を見据えて、今40歳の人は30歳、45歳の人は35歳くらいに設定して、金銭も、頭と体と心の健康も、コミュニケーションを築く術も見直した方がいいのではないかと思います。
そんなことを、サザエさんを見ていると思ったりするわけです。
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