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同時進行な読書

最近読みかけの本が増えてきた。


今までは1冊をひたすら読む、何なら出来る限り一気読みしたい、この世界観に没頭してるうちに!くらいの気持ちだった。
もちろん長編になるとそんなことは無理なので、日数をかけて読むけど、それでもあまり合間に他の本を挟むことはほぼなかったように思う。


それが最近は本を読み散らかしているみたいな状態になってきた。
ちまちま読んでは、他の本を開き、また飽きては違う本に手を伸ばす。

今までならまず有り得なかったのに、なぜこうなったのかをだらだらと書いてみたい。


突然だけども私はここ1〜2年くらいで体力気力がおもしろいくらいに落ちた。


幼少期から自分の意思とかけ離れたこともがんばる癖がついていて、違和感をごまかしごまかし生きてきた。
でも30歳になって体がもう自分無理ッス!!と悲鳴を上げてきた。

無理ッス!!って言われても困るんですが??と思ったところで体調はグダグダで、それでも気持ちだけはまだやらないといけないと強迫観念に襲われていたのだが、気持ちだけが先走って宙ぶらりんなことに気付いて、これは本当に無理ッスね...…と自覚した。


あ〜もう自分ができる範囲のことしかできないんだ〜と当たり前のことを再認識して諦めた。(それでもたまにやらねばな気持ちに襲われる。)


あれこれあったはずの意欲も削がれていたけど、思い返せば今削がれ始めたわけではない。
本当はもっと前からじわじわ日常の中で楽しめてない自分の割合が増えてきてたのを、見て見ぬふりしていてこうなった。というのが正しい気がする。

まぁ意欲は湧かないにしてもまだ底をついた訳ではないな、という感覚もあった。

相変わらず意味もなく成分表とか目で追ってると落ち着くので、活字を見る元気はありそうだし、本だけはずっと読んでいたいなぁ、、とぼんやり思っていた。
でもあれが読みたい!新刊が!この作家さんが!という気持ちは薄れてて、そのくせ、今の自分にパンチをくらわす作品はむり…ティッシュくらいのやわらかくて傷つかないやつだけ浴びたい...…などと思っていた。

ちょうど入ったままになっていたkindle unlimitedで、手当たり次第読み始めては、気分に合うか合わないかを選別するようになった。
あくまで今の気分なので、また別の日には読んでみようかなと思って開くこともあった。


そんなことをずっとしていたら、同時進行の読書スタイルになっていた。

kindle端末でざっと見ると、半端な%のものがずらっと並ぶ。
机には半端なところにしおりがはさまった文庫本が数冊。
しばらく電子書籍ばっかりだったのに、紙の本もたまにはいいな、とまた最近ちまちま買っていたらこんなことになってきた。

でも読めることで今日はわりと元気だったな〜とか、今日はこれが合う気分なのねなるほど〜と客観的になれるのが、良いなと思えるようになった。

別に半端な本が積まれていても誰かに迷惑をかけてるわけじゃないし、好きにしていいんだなぁという当たり前のことが視界に入ることで確認できる感覚がある。

漠然としてるけど、今後も他のことでやり方とか過ごし方が変わった時に、今の自分はこうなのね〜で同じように済ませられたらいいな思った。ので、備忘録のようにだらだらと書いてみた。

今まさに途中の本を書いておいて終わりにします。

・陽気なギャングの日常と襲撃
(伊坂幸太郎の作品が読みやすいと気付いてから過去作を漁っている)

・とにかく散歩いたしましょう
(どうやら過去に読み始めてやめたらしく履歴が残っていたが記憶になくまた1から読んでいる)

・読書の日記DN005
(つまむようにして好きなところを読んでいる 良い意味で成分表を見てる時の心の落ち着きを得られる)

・針と糸
(これは読み終わっても何度も読み返すだろうなと思っている)

・「違うこと」をしないこと
(対談に入る手前まで読めた 表紙が好きでほっこりする)

・常設展示室
(読む手が止まってから日数が経っていて覚えている気がしない)

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