全力と誠意

 これはイベント会社にいた時の話。

 イベントの会社から、大阪の某テーマパークに派遣されていたのですが、そこのイベントチームの信条のようなもの。

 自分たちは何ヵ月も同じ事を繰り返してるけど、お客さんは今日しか見れないかもしれない。
 自分たちは今日がダメでも明日がある。けど、お客さんには今日しかないんだ。
 そんなお客さんに、調子の悪い最悪なイベントを見せるわけにはいかない。
 1日、1日の舞台に全力を注いで、常に最高の舞台を提供しなければいけない。
 中途半端なものを見せてガッカリさせるようなことにはするな。

 自分たちは裏方なので、お客さんの視界にはたぶん自分たちは入っていないのだけど、だからこそ、ちょっとのミスが違和感に繋がる。
 より良い舞台にするために一人一人が全力を尽くしていました。

 短大の頃仲間内で話していたことがあります。
 お金をもらって観劇してもらうことについて、その意味について。
 自分たちはまだまだプロというにはおこがましいけれど、お金をもらった時点で素人として舞台には上がれないよね。と。

 研修旅行の際にお話をしてくれた方から、
「この世界にはプロとアマチュアしかいない。セミプロなんて中途半端なもんは存在しない。お前らはアマチュアで居続けるのか、プロになるのか。プロになりたいなら、今からプロとして意識しろ」
 とも言われました。


 これって、イベントや舞台に限らないと思うのですよ。
 小説も、仕事も、なんだってそうです。

 立場も経過も経験もお客さんからしたら知ったこっちゃない。

 働いてるのが正社だろうがバイトだろうが派遣だろうが、「その会社の人」。

 作者が素人だろうがプロだろうが、お金を出したらそれ以上の価値がなければ損。

 高校演劇から短大での舞台芸術、卒業後のテーマパークでの仕事を経て、二十代前半までの間でより濃い勉強ができたと思う。

 これを分かってるかどうかで人生変わると思うんですよね。


 最後に、短大の頃老年のメイクの先生が言っていた、感銘を受けた言葉。

「今回のお仕事、すっごく勉強になったよ!」

 卒業した次の年に亡くなられました。
 友人は、もっと教えてもらいたいことがあったのにと悔しがってた。

 先生のように、いくつになっても「勉強になった」と言える人になりたいです。

 まとまってないな(^_^;)
 途中から何書いてるのか分かんなくなりましたが、吐き出したいこと書いたからいいや。

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