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【お知らせ】 ここで、あなたと生きた。 と、他にもちょっとメモ。


ことばのまなびや主催
ここで、あなたと生きた。② 
ー さよならは、はじまりの言葉 ー
4月23日11時・15時開幕

朗読…とも違う、お芝居…でもない、ちょっと不思議な舞台です。若干昭和の香りが漂ってきますが、たくさんの声と音とで紡がれる、とある百貨店が見つめてきた物語をお楽しみください。

私も少しだけ参加させていただいています(昔の名前で出ています〜♪ ので、声だけではどれだか分からないかなー)。
プロの舞台とは違う熱量があります!
名古屋にアクセスの良い方、もしよろしければ、休日のひととき、足をお運びいただければ幸いです。

と、宣伝しておきながら、コロナの状況により、当日券は出さない可能性もあると聞いています。時間あったらちょっと覗いてやろうかなー、なんて思って下さった方、事前に事務局にご確認いただいた方が確実かもしれません(または、チケット予約は可能ですので、気になさらない方は直接私までご連絡ください)。すでに11時公演は予約できなくなったようです。ご都合よろしければ15時公演にどうぞ。お待ちしております!


ことばのまなびや公演




********(以下、自分メモ)

朗読を習い始めたのは、この、ことばのまなびやの第1回目の公演が決まった頃から。引越しや出産など、やむを得ず中断した時期もあったが、振り返れば、いつのまにやらこんなに時間が積み重なっていた。
朗読の基礎を作ってもらった、というか、声を出すことって、表現することって、自分の心の扉を開くことって楽しい! ということを体感させてもらったのは、最初の師匠である(↑主催の)白樺八靑先生である。とてもラッキーな出会いだった。楽しい、の元には、楽しめる人たちが集まる。いい仲間に恵まれた。

残念ながら、引越したため、講座に参加し続けることができなくなった。しかし時折、自分の足元を見つめ直したい時は、オープンにされている講座に潜り込ませてもらい、深呼吸できる自分を再発見する。そして、門下生の集まり(というのとは、少し違うのだけど)のお便りが届くたび、あの空気感を思い出す。

環境が変わっても、なんとか学び続けてきた。しかし、ここ3、4年くらい、かなり自分の中でもがいた。何度も同じ指摘を受け、自分なりにやってみるものの、また同じ指摘の繰り返し。初めて、朗読の教室に行くのが嫌になった。帰りの車の中で涙が止まらず泣き叫びながら高速を飛ばした日もあった。
そこまでしてやることか? 今、楽しいか、私?
そんな折に、コロナである。強制的に色んな事が一旦停止した。ちょっとしんどいな、と思っていた朗読関係の行事が相次いでキャンセルされた。心底ほっとした。

少し経って、でもやっぱり、朗読がしたい。自分がどんな朗読をしたいんだろうとぽつぽつと考え、今できることを模索し始めた。
Zoomで、朗読の話をする会をしようと思うというお知らせが、古巣から届いた。ちょうどその頃、古い知り合いが詩集を出そうと思っているという話を聞き(この話自体は、もっと前)、感想がわりに草稿を朗読して送ったところ、ホームページに音声を載せたい、という話をいただいた。自分の中で、前に進みたい、何か場を作りたいと、スタエフに興味を持った時期でもあった。古典の朗読コンテストにもチャレンジした(玉砕)。初めましての人に、いきなり読ませてくれとアプローチしたり、よく分からないまま、noteの中のオーディション的なものに参加してみたりもした。
そんなこんなで、今までとは違う形で前へ進み始めた。noteや朗読配信を始めてから得た新しい出会いから、たくさん学ばせていただいた。この一年、あくまでも自分比ではあるが、確実に前進したという実感がある。

とにかく、目の前に現れたことに力を尽くそうとあれこれ手を出している最中、上に紹介した舞台に参加しないかとお報せがきた。自主公演的なものであるから、時間もお金もかかる。場所も遠い。間違いなく色んな人に迷惑をかける。
でも、ここまで考えてきたこと、できること、それを違うところから眺めたい。必ず、そんな場になる。そして恐らく、先生は、仲間は、私の中の新しい引き出しがそこにあるよと気づかせてくれるはずだ。
いや、でもやっぱり…

ちょっとだけ自問した。いや、自問する振りをした。
できない理由を探すときはやらない方がいい。でも、どうやったらできるか、できたときの姿を思い浮かべているときは、Goだ。そう、お報せを見た時から答えは決まっていた。
諸々なんとかなる。やる。

とはいえ、予想通りに、想定外のできごとはあれこれ起こった。予想通りに、色んな人にご迷惑をおかけした。それでも、お稽古は毎回新鮮で、あっという間に時間は流れて、幕が開くまで1か月を切った。正直に言って、不安はある。まだまだご迷惑をかけ倒さないと、幕が下りるところまでたどり着けないだろう。しかしここまで来たら、その日その時に板の上に立てていない、これが最大の迷惑だと腹を括って進むしかない。

間もなく、リハーサルで久しぶりに劇場という空間に足を踏み入れる。
恐ろしくも、待ち遠しい。




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