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朗読LIVE34 きのこ会議

きのこが好きだ。茸と漢字で書くと、ちょっと馴染まない。カタカナのキノコは、なんだかよそよそしい。

都会暮らしだからというわけではないが、きのこ狩りにはちょっと憧れる。お金を払って簡単に狩れるのは、椎茸だ。でも、残念ながら、椎茸は好まない。というか、唯一、キライ、と表現する、食べ物認定していないブツである。

作品の中では、椎茸が偉そうに演説している。でもなんだか善人みたいな感じで、皆受け入れている。私がそこにいたら、きっと面白くない気分になるな。人間にゴマスリやがって、いい気になるな! …とかって。

もっとも、最近は子どもたちの手前、少しは食べるようになった。臭いが誤魔化されれば、多少は食べやすくなるようだ。間も無くお節の準備を始める。椎茸は絶対に外せない。あれが、美味しく炊けるようになったら、もうちょっと好きになってあげられるかなぁ。

きのこ会議 夢野久作

朗読は、1分35秒くらいからです。


※お正月はお休みします。みなさま、良いお歳をお迎えください。


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