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朗読LIVE14 海よ

門を閉じて心を開く。

部屋の中に引きこもっていれば、そう難しくないかもしれない。しかし、垣根を越えて海へ行く。なるほど海は、そういうことが簡単にできる場所かもしれない。

とはいえ、家の中だろうがビーチだろうが、今は外に向かって開いている窓が、いつでもどこでもつながってしまう。

自分とのつながりだけなら、電源を切っても自分に返ってくるだけ。しかし、自分のこと以外の連絡はそう簡単に知りませんでしたと言えない。

それでも、たまには、自分だけがいる渚で潮風に吹かれたい。

海よ 三好達治

朗読は2分頃からです。



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